日々平穏 

日々の雑多な話題と管理人の趣味中心の見聞記を紹介

【神明】宗忠鳥居@宇賀大明神社(千葉県館山市沖ノ島公園内)他 (4/19写真追加)

2013-04-15 | 鳥居見聞録
’22/8/22追記:(参考)宗忠神社を訪れ二の鳥居(宗忠神社で宗忠鳥居と言っているもの)を投稿しています。(末筆の参考記事リンク参照)

一見「鹿島鳥居」と見間違うのが、今回紹介する「宗忠(むねただ)鳥居」である。
この鳥居は、京都にある宗忠神社(黒住教の教祖である黒住宗忠を祀る神社)にある事からその名称が付与されたと、通説では言われている。
だが現在「宗忠神社」で見ることが出来る「宗忠鳥居」を見ると(こちらのブログでも気になさっているようだ)本来あるはずの「楔」が無い。
宗忠鳥居の定義の中に「鹿島鳥居に額束がついたもの」を正確に言及するのであれば、宗忠神社にある「宗忠鳥居」は、亜種型となる。

根岸は「鳥居の研究」で既に京都、岡山の宗忠神社には無かったと述べている。
「隣接している「吉田神社」に、小型のものが見られるだけ」とも述べているのだが、同書に掲載されている写真には、しっかり「楔」が付いている。
また、この型は全国的にも見られる事から「宗忠鳥居」と、言う名称はあれど必ずしも「宗忠神社」創案の形式と言うには、少々疑問が残る。
最も前述の様に少なからず隣接する吉田神社に、当時小振りな一基があった事から創建当時は、この型の大鳥居がここに存在していて、そこから名称が派生したのかもしれない。

宇賀大明神@千葉県館山市沖ノ島公園内(撮影:2012-12) 
同社 社殿前(撮影:2012-12)
花園神社納大明神@東京都新宿区新宿 (撮影:2013-02)全国的にも朱色に塗られ稲荷前鳥居に使われている事が多いようだ。
稲佐の浜 弁天島@島根県出雲市(撮影:2008-08) 神仏習合のころには、「弁財天」が祀られていたが現在は豊玉毘古命(とよたまひこのみこと)が祀られている。
熊川神社 摂社琴平神社@東京都福生市熊川 (撮影:2002-05)

参考記事:
(4/19 参考リンク追記・写真追加)
( '22/8/26 参考リンク追記)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿