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【史跡・遺跡】曽我北栄・西崎山・忍路・地鎮山・大湯環状列石(ストーンサークル)

2015-07-03 | 縄文・古墳・遺跡・史跡
今回は、日本を代表する各地の環状列石(ストーンサークル)の紹介です。

古代(縄文中期~後期(推定))の民達が環状列石を設けたその意図は、現在は一般的に祭祀を執り行う祭り場説、集合墓地説などが定説となっているようです。
太陽祭祀施設(夏至-冬至ラインとの関係)カレンダー、日時計説も一時期は有力視されていたのですが、決定打にかけており未だに謎が多き遺跡でもあります。

【曽我北栄環状列石】
羊蹄山を真東に望むことが出来ます。発掘調査で人の骨と思われる骨片、硬玉、深鉢型縄文後期式土器が発見されており、研究者は、祭祀的なものというより、環状列石墓であると主張しているそうです。
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(撮影:2004年8月)
【マップ】


【西崎山環状列石】
大きいサークルを構成する小さいサークルの一つ一つは墓穴と思われます。土器や石鏃が発見されています。
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(撮影:2004年8月)
【マップ】


【忍路(おしょろ)環状列石】
日本の考古学史上初めて学会に報告されたストーンサークルだそうです。こちらも集団墓地説が有力視されています。
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【マップ】


【地鎮山環状列石】
発掘調査では中央よりやや南寄りに円形の集石(小さな円石を集めたもの)がみられ、その地下部分から方形の土壙(2m四方深さ1mほどの穴)が発見されています。土壙底には川原石とみられる円石が敷かれていました。この遺跡も縄文時代後期の区画墓の一種と考えられていますが、土壙墓が一個しか発見されなかったことから集団の墓ではなく首長墓としての性格を持つものとされています。(こちらより引用)
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(撮影:2004年8月)
【マップ】


【大湯環状列石】
日本で最大規模のストーンサークルで、東西に対峙する野中堂と万座の環状列石で構成されています。現在は共同墓地として使われていた説が有力だそうです。
ここには、日時計状組石があり、この日時計中心部から環状列石中心部を見た方向が夏至の日に太陽が沈む方向になっていることから、太陽祭祀説が唱えられています。

三角の稜線を持つのは黒又山(通称クロマンタ)です。





(撮影:2002年8月)
【マップ】


参考記事:【磐座】猪群山環状列石(ストーンサークル)

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