なんとなく、取っつきづらい話題です。前回のつづき。
財政不安が国際競争力の低下招く
「日本の経済は大丈夫」と海外から評価される状況を一刻もはやく取り戻すべき。
外国債発行による財源手当ても視野に入れる必要がある。
海外投資家は簡単には債券を買ってくれない。
適正な水準の金利で買ってもらうためにも、
財政問題の見通しをつけておくことが大事。
解決策は?
財政再建計画のきちんとしたプログラムを策定することが大事。
財政再建策について、消費税を海外のように
20%にして債務返済に当てるべきというという意見もある。
しかし、そうすれば消費は大きく落ち込むだろう。
消費税と、他の手段とうまく組み合わせるのが賢明だろう。
消費の中心が高齢者よりも若者であることを考えると、
消費税は世代間の負担の公平化という観点からも
必ずしも望ましいとは思えない。
望ましい税として預貯金税の創設の議論を行ってはどうか。
裕福な高齢者の預貯金の多くは生産的な企業投資に向かわずに、
ほとんどが国債へと向かっている。
預貯金税が引き上げられれば預貯金から株式への資金シフトが生じ、
政府が進めようとしている成長戦略を側面からサポートすることにもなる。〈慶応大学・櫻川教授〉
今日、ユーロが値を下げ、またしても円高になって、
輸出関連の株価も安くなっています。