コメント欄は閉じておきます。また、長文です^^;
軽減税率の対象がお酒を除く飲食料品に決まりホットしました。
もう、以前から私は軽減税率の行方を追って、マイ・ブログにも5,6回は書いたと思います。
何回も軽減税率の記事を読んだり、TVでも見ることが多かった。
視聴者がツイッターで投稿したのを画面で読みました。
お米と生鮮食品だけで加工食品は無理だと自民党が言っていた1,2週間前でした。
※ 「生鮮食品を買って調理できる人は、ゆとりのある人だ。そうでない人は作る暇も、お金も無い」
1人親の女性が子どもや自分のお弁当を作っている所が映し出されていました。
※ 忙しく働いている彼女は、お弁当の中身はほとんど、冷凍食品でした。(民放)
加工食品も軽減税率の対象となって本当に良かった。
軽減税率を考える
野口悠紀雄 早稲田大学ファイナンシャル総合研究所顧問 (以前、彼の本を買いました)
今後の社会保障費の増大から消費税率をより一層引き上げざるを得ない情勢を考えれば、
消費税の税率が10%を越えた段階での食料品をはじめとする生活必需品に対する
軽減税率導入は現実的な選択だと思います。
実際に、消費税のモデルにもなったヨーロッパの付加価値税でも軽減税率を導入し、
税負担を軽減しています。
なお、「事務負担が増える」ことを理由にしたインボイス導入への反対は不適切なものです。
実際には、多くの事業者が取引において、すでにインボイスに近い請求書を使っていますし、
直接税を払うための複雑な事務処理も行っています。
その中で、インボイスを導入したからといって、
それで格段に事務負担が増えるということはありません。
目前の消費税の10%税率引き上げ時を一つの区切りとして、
今こそ消費税構造の適正化を図る転換へと踏み切る時であると思います。
☆☆☆
細野真宏氏(経済解説者)の記事から。(彼の本も買いました)
インボイスの導入を
売上が小規模な事業者は、以前から特例として、消費者から消費税を受け取っても
必ずしも国に納める必要がありません。
このような「益税」は年間で数千億円という規模で発生していると試算されています。
本来、社会保障に回るべき消費税の一部が益税として国が取りはぐれて
事業者が利益を得ているわけで、税金の公平性という観点から考えても不平等です。
軽減税率導入には、品目ごとに税抜きの価格と消費税を明記する
インボイス(税額表)の導入が効果的です。
軽減税率をめぐる議論を奇貨として、日本もヨーロッパ並みの厳格なインボイスを
導入するべきです。
インボイス導入は益税問題の解決にもつながり税の公平性を、もたらします。
「インボイスは事務手続きが煩雑すぎて事業者への負担が重い」と
批判する人もいますが、1度仕組みができれば、あとはたいした事務作業はありません。
事務作業は自動的な振り分けが可能ですし、インボイス導入は長い目で見て
メリットが大きいものなのです。
税金の三大原則は「公平・中立・簡素」です。
益税のような逃げ道をなくすためにも、まずは厳格なインボイスをきちんと導入する。
そのうえで低所得者に、より優しくなるよう、社会保障全体を充実させていくことこそ
最大の目標とすべきです。
☆☆☆
長谷川 聰哲(はせがわ としあき) 中央大学教授
今、社会的に弱い立場にある人々の暮らしは、極めて厳しい状況にあります。
「食べる」という人間の基礎的な支出は、なかなか切り詰めることが難しいですから、
結果として消費増税の影響を極めて受けやすくなるのです。
(エンゲル係数は小学校で習いました)
だからこそ、軽減税率の導入はもちろんのこと、可能な限り幅広い品目へ
設定していくべきです。
もっと踏み込んで言えば、人間が生きるうえで最も大切な「食」に増税しようとすること
自体がおかしいのです。
(イギリスは食料はゼロですね)
これからの日本社会のあり方を考えていくならば、将来的な消費税増税は避けることができません。
しかし、低所得世帯がさらなる税負担に応えることは極めて難しい状況です。
税とは本来、その富や利益に応じて支払うべきものです。
ヨーロッパではこうした発想に立って複数税率を採用し、
ぜいたく品に高い税率をかける一方、人々の基本的な暮らしにかかわる品目には
軽減税率を適用し、バランスを保っています。
よって日本もこうした先例にならうべきだと思います。
「財源がない。だからできない」との安易な結論は、誰にだって言えます。
また財務省のように、「消費税増税分の2%は、4,000円の現金給付で対応しておけばよい。
今後の増税についても1%上げるごとに数千円の給付を行えばよい」といった主張は、
人間がより良く生きることに思いをいたさない心ない発想です。
(これを聞いた時、本当に驚いた人は多かったと思いますが・・・)
国民の皆さんにも考えていただきたいと思います。
軽減税率は一部の人々の生活の問題ではなく、日本社会全体の課題です。
低所得者の暮らしが成り立たなくなれば、
生活保護など社会保障費の増大につながるだけでなく、消費の低迷や雇用の
悪化が起こり、やがてはその影響が中産階級と呼ばれる世帯にも波及していきます。
こうした諸課題を乗り越えるためにも軽減税率が必要なのです。
☆☆☆
私はインボイスという言葉は聞いていましたが、意味を知りませんでした。
今回、の記事を読んで、大切さを理解しました。
ある人が「霞ヶ関の人々は出来ないこと(財源が無いとか)を
見つけるのが上手い」と言っていました。
こんなこと、言いたくないけれど・・・
TVで麻生財務大臣が消費税が10%で、10,000円の肉を買う人は200円の軽減税率。
1,000円の肉を買うと20円の軽減税率なのでお金持ちが得する軽減税率が必要という意味が分からない
(ゆえに反対)と言うようなことを言っていた。→ ややっこしい言い方。反対って言い続けたいのでしょうか!?
(エンゲル係数は関係ないのか)
以前、「めんどくさいから反対」って言っていた。私が安倍さんなら、財務大臣をクビにするけれど・・・
彼はお金持ちを中心に考えている。弱者を中心に考えられないのだなと感じました。
漢字を間違えて読んだりしたけれど、その時は、そんなこと、どうでもいいと思っていた。
しかし、彼はあまり政治家には、向いていないのかもって、今さらながら思った。
「死んで名を残す」っていうことは一切考えないのでしょうか。
こんなこと言っていたって語録が残るのは恥ずかしいけれど。← 余計なお世話ですね!?