今回はクリスマスということで 羊男のクリスマス 絵本が題材。
春樹さんの本は今まで数冊読んだだけなので、
絵本があるとは知らなかった。
『羊をめぐる冒険』人気の本。いろいろな本に羊男が出てくる。
講師のプリント: 村上春樹にとっての「永遠のヒーロー羊男」
講義の終わりに質疑応答があり、とても興味深い。
女性が質問していた。自分は春樹さんの本を一冊も読んでいないけれど
この講座に申し込みしました。
私だったら、申し込みしないだろうし、彼女は勉強家なのだなって思った。
羊男について、彼女は、戦後から、名も無い人々が日本を築いてきた。
羊男はそういう人たちのことかなと思ったと。
講師も、うなずいていた。
毎回、鋭い質問をする男性がいる。全体で男性の方が多いかな。
ある男性は 〇△▢ の本を読んでとても励まされた。
人生が変わったって。
春樹さんの本では有名な本だけれど思いだせない^^;
また他の男性が、こんなことを質問していた。
村上春樹さんの本は、何を言いたいのか分からないものがある。
自分の感性が鈍いのかもしれない。
ノーベル賞をとれないのは、そんなことが原因ではないかと。
講師は、ノーベル賞をとる作家は、老人と海 というような
勇気をもらえる本とか、中国のある地方の生活を描いた本とかと
話していた。
英訳が大切で、春樹さんの本の英訳に問題があるようなことを
話していた。一般に翻訳者って一流の人だと思っていたけれど。
講師は中国出身で、中国語、韓国語、日本語は確かですが、
英語も確かなのでした。人柄もすばらしと感じた。
『騎士団長殺し』には歴史:南京事件も書かれている。
そのことに触れている評論家は一人しかいなかったと。
講師は、彼の本は50カ国で翻訳されて読まれているので、
それで良いというように話していた。そうかもしれない。
私は『そうだ村上さんに聞いてみよう』のような
ユーモア溢れる本が読みやすい!?
~~~
本物を見抜く目を養うには?
山本周五郎は若い時、質屋に勤めていた。
質草の本物と偽物を見抜くには、本物を数多く見ること。
そうすることで、偽物が瞬時に分かる。
フェイクニュースなど昔より増え続けている。
抽象的な作品なのかなと勝手に想像して
苦手な分野なので敬遠していました。
軽い作品もあるみたいなのでトライしてみます。
すばらしい講師に巡り合ってよかったですね。
こんど、講師お薦めのベスト3を聞いてみます。
短編も多いので、読みやすい。
とても熱心な講師です。