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スポーツカブで行く~ガソリン道と塩江温泉鉄道遺蹟 その2

2008-08-04 19:15:30 | ツーリング記
塩江温泉鉄道=琴電塩江線の起点の駅は、現在もあることでんの仏生山駅でした。

  

現在でも琴平線の途中の駅としてある仏生山駅。仏生山駅には当時の面影を残すものはありません。この日は有りませんでしたが、写真右側の線路部分に普段は列車が飾ってあります。比較的最近のものではあると思いますが、ことでんの電車はどれも古い(笑)ので、それなりに雰囲気があります。

  

当時はここからまっすぐ南へ線路が伸びていたようです。線路の跡は『ガソリン道』として整備してあり、地域の生活道路として活用されかなりの交通量があります。このあたりは戦火は免れたようですが駅の付近の道路にも当時の面影を残すものは何も無く、道は民家の中を走っていきます。

  

仏生山から香川町浅野あたりまでは一直線の道が続きます。
線路であったからでしょうか。道幅は片側一車線と結構広いのですが、当時は単線だったそうです。

  

道を行くとちょっとした丘が見えてきます。そのあたりが最初の『舟岡』の停留所だったようです。塩江線には仏生山から塩江まで5ヶ所の駅、7ヶ所の停留所があったようです。

  

この路線は塩江まで終始勾配になっているのですが、香川町の浅野付近を過ぎると道は急に登っていきます。馬力の無いスポーツカブも若干減速するのですが、当時のガソリン電車でこれを登るのはさぞゆっくりだっただろうな~と。
このあたりから道もカーブが多くなっていきます。

  

道を登ると道の突きあたりでトンネルが見えてきます。ガソリン道はココで隣接する塩江街道(旧R193)に合流するのですが、当時の線路はこのトンネルを通り、山の向こうにある龍満池のあたりに出ていたようです。

  

仏生山から走ってきはじめて見る当時の遺蹟です。
現在は全く使用されておらず、トンネルの中にも水が溜まっています。
当時から残るトンネル跡・・・。ここを当時はガソリンカーが走っていたのですね~。レンガ造りの天井が当時の面影を忍ばせます。

つづく
コメント (4)
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