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こうやって改めて写真見ると良いですね~。惜しいです。
このCL72ですが、県内の方の手に渡ってその方も喜んで乗っておられる・・・はずだったのですが、私がお渡しした後不調になって全然走らない状態になっていたとの事でした。
なんと全然充電しないようになっているとの事ですが、CB72/CL72は点火系は充電系から出ているのでそれでは全く走らなくなります。
レクチファイア(セレン)の不具合かと一度レクチの新品もお貸ししたのですがそれでも充電せず、発電コイルを疑う状態だったのですが、そのあたりまでが昨年末頃の話で私もバタバタしているうちにこの件を全く忘れてしまい、先日後報を聞いて初めて思い出した始末・・・。
で、結局原因ですが「マイナス側のフレームアース線の断線」でした。断線といっても切れかかっている状態で接触が良かったり悪かったりで誰も気が付かないポイントだったのですが、よくよく調べて判明したそうです。
このCL72に限っては私は徹底的にやり直していなかったのですが(やり直す前に手放してしまったので)、やはり旧車を安心して乗るには特に電装系など徹底的なやり直しが必要だな~と改めて認識させられる一件でした。
カブ程度の50ccくらいでしたらまあ何かトラぶっても良い覚悟で乗れるのでなるべく元の状態を残しつつ乗る乗り方もありだと思うのですが、250cc以上となると出るスピードも走りに行く距離も50ccなどとは全然違いますので、オリジナルを残す事よりもどれだけ安心して乗れるかというポイントを重視して仕上げるべきですね。
飾っておくだけなら話は別ですが・・・。
クジラ以外の4台は電気回路はほとんどやり直しをしていますが、作動しない電気装置が多いクジラも心配どころはかなり有りますので、一度電気系統は全部ばらして再組み立てしようと思います。