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修理前。とりあえず一度ばらして軽く錆とか落として再組み立てをするとなんとか鳴る様にはなったホーンでしたが、音程が一定せず哀愁漂う音色が(泣)
原因はこのプレート類の錆にあるようで、結構ひどい物でした。ただ、サンタンのスポーツカブのように腐って半分無くなってました等という程でもなく、本体のコイル部分はというと幸いな事に非常に程度が良好♪
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コイル側のベースのプレートは錆を磨き落とし、落ちない部分は紙やすりで研いで面を出しました。薄いプレート側は先日の錆取り溶液に4~5日漬け込んでおいたらほとんど錆が落ちました。
切れ掛かって(というかほとんど切れていた)配線も端子部分からやりかえをして修復。ここで音量を一度確認しましたが、問題ありません♪
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ほとんど錆びて塗装も取れていた渦巻き部分は中に残っていた原色をベースに完全復旧。外側のカバーは鉄ですが、渦巻き部分はアルミなのでここの塗装は下地から剥離して落ちやすいものと思われます。
復旧したら字が浮き出てきたのですが「MARUKO KEIHOUKI」と読めます。
多分今でもあるホーンメーカーの丸子警報器製ですね。
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カバー側も復旧。プレートは知っている限りで青い物とコレと二種類あるようですが、年式の違いによるものか・・・。
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という事で復旧完了。音量、音質ともに迫力は無い物の、キチンとした歯切れのよい音がする様にはなりました。あと残る作業は諸仕上げのみです。