7/16(土) 薬師岳二日目、最終日。
3時起床、真っ暗な4時出発。 テン場を一番に出発。
(下にちょいと明るく見えるのは他者のテント、 皆さん出発準備中)
危険な沢を越えて雪渓に着いた。 やはり昨日のうちに下見しておいて正解。
そしてケルン。
ケルンを過ぎて稜線に出る前にここでも雪渓が出てきた。 ここでは左の草付き斜面を行った。
この季節は花がいっぱい咲いていて綺麗です。
この後岩クズの稜線に出た。 日本海側から吹いてくる風が冷たく寒いのでヤッケを着込んだ。
そんな稜線を歩くこと十数分、 薬師岳山荘着。 建て替えたばかりで綺麗でした。
小屋裏の頂きへと登っていく。
こんなザレ場をジグザグに登り、
東を見ればお決まりの山々が朝日に映えて、、
それでもちっとも上には付かない、、 (^^;
そんなこと思いながらふと上を見上げると・・ オオ!!
ケルン。 昭和38年(僕1歳)愛知大学生遭難の翌年、父兄や関係者たちが建てたケルン。
二度と事故が起らないよう、 そして悪天候時東南稜に迷い込まぬよう、 の意味を込めて建てた。
ここで合掌し、13名のご冥福をお祈りしました。
そして薬師岳頂上を目指す。
ここまで危険な個所はなし。
ただし、登山道右側はあの有名な薬師岳カール。 ということでスゴイ落ち込みになっている。
それと左側(富山湾)から上がって吹いて来る風がけっこう強く冷たく寒かった。
なので薬師岳山荘からピストン(約2時間)する場合、合羽や厚手のシャツを持参した方がいい。
やっと頂上が・・
「薬師岳頂上」 鐘を鳴らしてお参りしました。
昨年歩いた裏銀座を見渡せた。 晴天の下、 1年後に同じ所を見ることができて幸せ♪
北アルプス最奥地、 訪れる度にどんどんハマッていく感じ。
「ああ、 今年も来ることができた」 と。
ここまで来ると人も少ないのでゆっくり歩けるし、静かに過ごせるし、 で。。
金作カール。 本当にスプーンで綺麗に削り取ったような感じ。
「立山まで縦走したいなー」 と思いました。
その時は池袋から深夜バス ~ 富山駅前 ~ 折立まで地元の地鉄バス利用でね。
後立山、 裏銀座、 赤牛岳、 水晶、 鷲羽、 雲の平、 槍方面を日本海側から一望。
南を見下ろす。 左下に薬師岳山荘、 右奥に太郎平小屋、 左奥の山並みが北の俣岳への稜線。
名残惜しいけど下山します。
愛知大学生遭難のケルンまで下りてきました。
これが東南稜です。 猛吹雪の中この峰に迷い込んでしまったそう。
昭和38年1月の猛吹雪、 “サンパチ豪雪” として有名。 薬師岳頂上まであと少しの所で撤退。
薬師平BCキャンプ(昨日下調べて登った場所、下の方の大ケルン)まで戻ろうとして視界効かずに
この東南稜に迷い込み13名全員遭難死。 (記事をネット検索するとその悲惨さがわかる)
遺体近くにあったメモには 「食糧が少なくなってきたが絶対無事に帰る」 と記されていたとのこと。
そしてテント場まで一気に下山しました。
もうテントは自分のを含め、数張りしか残っていませんでした。
テント撤収し しばし休憩。 オニギリ、水分補給、ストレッチ。
「さあ、 帰るか」 あまり軽くなってない?(いつもそう)テントザック担ぎ太郎平小屋へ。
ここで北アルプスの峰々に別れを告げた。 「またいつの日か登って来るよ」
折立まで下ります。 下からはスゴイ数の登山者たちの列がずっと続いている。
はたしてあの人数、小屋に入りきれるのか、テン場はいっぱいにならぬのか、といささか疑問。
僕の中では海じゃなく “山の日の3連休” 梅雨も明け夏本番の登山週間。思いっきりの人出だった。
炎天下、 またまた汗びっしょり。
三角点で休憩。
そして登る時には気が付かなかった大木発見。 杉の木かな。
登山口手前に建つ十三ノ塔。
無事下山。 お疲れさまでした。。
帰ります。
----------------------------------------
帰りは、 有峰湖の林道東谷線がドシャ災害の山崩れ通行止めから回復していた。
おかげでR471まで少しの時間で行き着くことができ非常に楽だった。
慌てて帰ることはないと、 奥飛騨温泉道の駅で山菜そばを食べ30分昼寝。
スッキリした頭で松本 、三才山TN、 上信越道 ~ 北関東道田沼ICで帰りました。
距離は遠かったが最奥地まで行けて大満足でした。
欲を言えばせっかく行ったのだから一泊二日ではなく、 薬師岳や雲の平周辺で数日遊びたかった。
(クルマのためどうしてもピストン、そして休みも少なく、、 になってしまう現実は仕方ない)
・折立口からはずっと登り。 炎天下は日差しに注意。 (僕は半袖だったため今両腕皮が剥けて悲惨)
・水場・・ 太郎平小屋までなし、 後はキャノプ場脇にあり。 (そこから上は沢で汲み放題)
・トイレ・・ 同上。
・長丁場なのでザック重量と体力には気を付けたい。 (無理すれば日帰りも可だが、一泊した方がよい)
・薬師岳山荘上の稜線は寒さ対策を忘れずに。
おわり。。
3時起床、真っ暗な4時出発。 テン場を一番に出発。
(下にちょいと明るく見えるのは他者のテント、 皆さん出発準備中)
危険な沢を越えて雪渓に着いた。 やはり昨日のうちに下見しておいて正解。
そしてケルン。
ケルンを過ぎて稜線に出る前にここでも雪渓が出てきた。 ここでは左の草付き斜面を行った。
この季節は花がいっぱい咲いていて綺麗です。
この後岩クズの稜線に出た。 日本海側から吹いてくる風が冷たく寒いのでヤッケを着込んだ。
そんな稜線を歩くこと十数分、 薬師岳山荘着。 建て替えたばかりで綺麗でした。
小屋裏の頂きへと登っていく。
こんなザレ場をジグザグに登り、
東を見ればお決まりの山々が朝日に映えて、、
それでもちっとも上には付かない、、 (^^;
そんなこと思いながらふと上を見上げると・・ オオ!!
ケルン。 昭和38年(僕1歳)愛知大学生遭難の翌年、父兄や関係者たちが建てたケルン。
二度と事故が起らないよう、 そして悪天候時東南稜に迷い込まぬよう、 の意味を込めて建てた。
ここで合掌し、13名のご冥福をお祈りしました。
そして薬師岳頂上を目指す。
ここまで危険な個所はなし。
ただし、登山道右側はあの有名な薬師岳カール。 ということでスゴイ落ち込みになっている。
それと左側(富山湾)から上がって吹いて来る風がけっこう強く冷たく寒かった。
なので薬師岳山荘からピストン(約2時間)する場合、合羽や厚手のシャツを持参した方がいい。
やっと頂上が・・
「薬師岳頂上」 鐘を鳴らしてお参りしました。
昨年歩いた裏銀座を見渡せた。 晴天の下、 1年後に同じ所を見ることができて幸せ♪
北アルプス最奥地、 訪れる度にどんどんハマッていく感じ。
「ああ、 今年も来ることができた」 と。
ここまで来ると人も少ないのでゆっくり歩けるし、静かに過ごせるし、 で。。
金作カール。 本当にスプーンで綺麗に削り取ったような感じ。
「立山まで縦走したいなー」 と思いました。
その時は池袋から深夜バス ~ 富山駅前 ~ 折立まで地元の地鉄バス利用でね。
後立山、 裏銀座、 赤牛岳、 水晶、 鷲羽、 雲の平、 槍方面を日本海側から一望。
南を見下ろす。 左下に薬師岳山荘、 右奥に太郎平小屋、 左奥の山並みが北の俣岳への稜線。
名残惜しいけど下山します。
愛知大学生遭難のケルンまで下りてきました。
これが東南稜です。 猛吹雪の中この峰に迷い込んでしまったそう。
昭和38年1月の猛吹雪、 “サンパチ豪雪” として有名。 薬師岳頂上まであと少しの所で撤退。
薬師平BCキャンプ(昨日下調べて登った場所、下の方の大ケルン)まで戻ろうとして視界効かずに
この東南稜に迷い込み13名全員遭難死。 (記事をネット検索するとその悲惨さがわかる)
遺体近くにあったメモには 「食糧が少なくなってきたが絶対無事に帰る」 と記されていたとのこと。
そしてテント場まで一気に下山しました。
もうテントは自分のを含め、数張りしか残っていませんでした。
テント撤収し しばし休憩。 オニギリ、水分補給、ストレッチ。
「さあ、 帰るか」 あまり軽くなってない?(いつもそう)テントザック担ぎ太郎平小屋へ。
ここで北アルプスの峰々に別れを告げた。 「またいつの日か登って来るよ」
折立まで下ります。 下からはスゴイ数の登山者たちの列がずっと続いている。
はたしてあの人数、小屋に入りきれるのか、テン場はいっぱいにならぬのか、といささか疑問。
僕の中では海じゃなく “山の日の3連休” 梅雨も明け夏本番の登山週間。思いっきりの人出だった。
炎天下、 またまた汗びっしょり。
三角点で休憩。
そして登る時には気が付かなかった大木発見。 杉の木かな。
登山口手前に建つ十三ノ塔。
無事下山。 お疲れさまでした。。
帰ります。
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帰りは、 有峰湖の林道東谷線がドシャ災害の山崩れ通行止めから回復していた。
おかげでR471まで少しの時間で行き着くことができ非常に楽だった。
慌てて帰ることはないと、 奥飛騨温泉道の駅で山菜そばを食べ30分昼寝。
スッキリした頭で松本 、三才山TN、 上信越道 ~ 北関東道田沼ICで帰りました。
距離は遠かったが最奥地まで行けて大満足でした。
欲を言えばせっかく行ったのだから一泊二日ではなく、 薬師岳や雲の平周辺で数日遊びたかった。
(クルマのためどうしてもピストン、そして休みも少なく、、 になってしまう現実は仕方ない)
・折立口からはずっと登り。 炎天下は日差しに注意。 (僕は半袖だったため今両腕皮が剥けて悲惨)
・水場・・ 太郎平小屋までなし、 後はキャノプ場脇にあり。 (そこから上は沢で汲み放題)
・トイレ・・ 同上。
・長丁場なのでザック重量と体力には気を付けたい。 (無理すれば日帰りも可だが、一泊した方がよい)
・薬師岳山荘上の稜線は寒さ対策を忘れずに。
おわり。。