田中良平 切り絵・切り紙制作所

Ryohei Tanaka`s Killer Cuts&Killing Shapes

オタクになりたい若者たちという記事を読んだ

2021-06-07 21:42:50 | つぶやき
私はオタクではない。
「オタク」という言葉としての定義はジェネレーションごとに差があり、その言葉を使う人のモノの見方によってブレもある。
「オタク」になりたい若者たち、という記事を読んだ。
曰く、SNSの流行によって共通の話題の海に投げ出される若者たちは、大量のコンテンツを早送りで視聴し話題に取り残されないよう必死。ほう。
曰く、好きなモノがわからない、趣味がないことにプレッシャーを感じ、推し活を楽し気にする「オタク」に憧れる。なるほど。
曰く、個性的であることを求められる時代の就職に有利なのは専門的な知識の豊富な「オタク」。みたいな。
印象としてはそんな感じの記事で面白かった。
若者はいつの時代も大変ですな。
みんな悩んで大きくなった。
悩んで、学んで、不安になって、考えて。人は大人になるのです。
知らんけど。
いつの時代も方向を見つけるヤツは見つける。
答えはそこら中に転がっているけど、それが答えだと思えなかったら拾えないよな。
倍速で観てもいいけど、同じものを観ているとはいえないかも。
でも、実際に倍速でも量を観たら発見があると思うけどな。
いくら倍速でも、がんばらないと観れないぜそんな沢山。
そんな鑑賞の仕方は間違ってると思うのは上のジェネレーションのうるさい人たちだよね。多分。テレビの見方を指南するのは滑稽だよね。
それぐらいの軽さで観てるんだからいいのだ、別に。
よくモノを知っている人間に対しての憧れはあるよね。
憧れは原動力。ついていこうとするのは悪いことでもないな。
就職するのに個性的じゃないといけないと思い込むのはつらいよな。
つらいけど、そこで「個性的」とはどういうことかを掘って考えられなかったら、疑問を持つことがなかったら、それはそういう人だよ。「ホントかな?」って思えるといいよね。
好きな本でも、マンガでも、映画でもさ、仲のいい人と私はここが好きなんだ、あのシーン最高とか盛り上がるのは楽しいよな。人生で一番楽しい時間のひとつだよな。
それだけでいいんだよな。好きを好きとして、否定されないこと。否定しない人。
好きがわからない人っていると思うんだよ。
だけど、楽しそうにしてて羨ましいと思っててさ、ついていこうとして本、マンガ、映画でも倍速でも観たならさ、同じもの観た人の楽しそうな話を聞くだけでもいいんだよな。
そうすっと、自分は何にも感じなかったところにこの人はこんなにアツくなっているんだとかわかるじゃん。
カギは「素直」だぜ。「従順」とは違うぜ。
まず「そうなんだ」と思う事だぜ。
それは、それをそのまま信じることでもないのだぜ。
とりあえず「受け入れる」ことだぜ。
疑ってもいいけど、否定はしないのだ。
それは、それだけなんだぜ。
知らなかったら「へー」だし、「そうなんだ」でいいのだ。
「違うよ!」じゃなくていいのだ。
オバケの話といっしょだ。
「見た!」って言ってる人は見たんだろ。
「嘘だ!」じゃねーだろ。
「そうか!」「見たんだ!へぇ!」でいいだろ。
「見るわけない!」でもねーだろ。
「見た!」って言ってんなら、それはそれとして受け入れてあげないとな。
「ホントにいるのかな」はいいけど、別の話だ。
相変わらずまとまらない話だな。

あ、荒木飛呂彦先生お誕生日おめでとうございます。

田中良平切り絵展示「文字と妖怪」(前期と後期で展示が変わります)
期間: 前期「文字」2021年6月27日(日)~7月2日(金) 後期「妖怪」7月4日(日)~7月9日(金)
時間:10:00~19:00 定休日:土曜日
場所:Cafe & Roastery Cielo di Tokio
チェイロ デ トキオ
東京都品川区小山6-8-17 原ビル1F
(東急目黒線西小山駅徒歩5分)
※飲食店での展示のため1オーダーお願いいたします

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