世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

自宅待機

2011年03月14日 19時53分06秒 | Weblog
朝、吉熊上司から電話をいただく。
自宅待機しててとのこと。
どうやら電車が動いていないらしい。
昨日の時点では大丈夫っぽかったのに。
某部署の姐さんのところには誰(上司)からも連絡が来なかったらしく、大層ご立腹していた。

起きてからずっとずっとネットに貼りついていた。
各社の開示と株板の凝視。
日経平均株価は前場開始直後に一万円を割った。

そして金曜日の報告書を作成。
できることをしようと思った。

テレビからの情報をチェック。
私の住む地域は停電を免れているらしい。

余震が多発。
緊急時新速報のアラームを聞く度に身が縮む。
怖いと思う。
今度こそもう終わりだと毎回思う。
不安になると母・ヨーコたんに電話。


夕方。
吉熊上司から、
「明日、どうやって出社するか考えましょう。この際だから自転車、買う?買っちゃいましょうよ!」
とメールが来た。
自転車店販売員と化していた。

うちから会社まで、自転車で行けなくもない。
しかし川を越えるので少し躊躇う。
運動音痴で、昔、吉熊上司に借りた自転車を壁に激突させ、ベルを大破したこととか今になって悪夢のように思い出す。
しかし上司の命令に背くことはできず、自転車を買おうかとショッピングセンターに見に行く。
…私が欲するような商品は既に売ってはいなかった。
一輪車と子供用の自転車、あと10万円の自転車のみが売っていた。
諦めた。

スーパーでは相変わらず何も売っていない。
自炊能力が皆無なので、生ものとかを買っても無駄にしてしまう。
缶コーヒーだけ購入した。



帰りにサイゼリアに寄る。
ここずっと、お菓子(ポリンキー89円)、得体の知れない売れ残りの惣菜ばかり食べていた。
パンがなければお菓子を…状態である。
元々、食にはあまり興味がないのでこの期に及んでも不自由は感じてはいなかった。
まとめ買いもしていない(煙草だけはした)。

今日は久々に生の野菜(サラダ)と米(リゾット)を食べた。
美味しい。
生きる気力が湧いた。
食べられることに感謝した。

今、原子力発電所の人は、懸命に作業している。
ありがたい。

全てに感謝だ。

明日こそは出社したい。
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