心療内科デー。
夕方、「大規模停電が実施されるかもしれない」と社内が騒然となった。
電車が停まるかも…?ということは、心療内科に行けないではないか!とパニクくる。
睡眠導入剤マイスリーはあと2シートほどの在庫があるが、抗うつ剤パキシルはあまりない。パキシルを飲まないと、焦燥感や苛々が酷い。自分にとって、一番切らしてはいけない薬だ。一番恐れている事態が起こってしまったと夕方からは気が気ではなかった。
駅は早めに帰る人でごった返していた。幸運にも電車は動いていて、私は無事、心療内科に到着できた。
今日の待ち時間は1時間。早い。恐らく、予約を入れていたが間に合わなかった人が多いのではないだろうか。
クマ医師はまず今回の地震について訊いてきた。
話せば長くなる。割愛。
続いて、私は不眠を訴えた。ただ在庫があるのでマイスリーの増加処方は次回考えましょうとのこと。
昨日、正式に発令された当社のお触れ。
地震による電車遅延での遅刻は認めない(残業代から引かれる。もしくは有給休暇扱い)。
それが怖くて、毎朝5時に起きてネットで電車の運行状況を確認している。体質的に二度寝はできないのでここずっと寝不足でぼんやりしている。
頭では理解している。
ノーワーク・ノーペイの原則を。
でも辛い。辛いんだ…。
こんなこと、他人に吐き出せない。
診察室の中心で思いの丈を囁いた。
話を聞いてもらえて、すっきりした。
「まずはできることをしましょう。自分にできることをすればいいんです。電車は止まるときは止まるんです…。」
と言われた。
非常にシンプルな助言である。
気持ちが楽になった。
地震による生活の変化によって、この心療内科に通院する他の患者さんもきっと苦労しているのだろう。
作家・嶽本野ばら先生の日記で、松屋が営業していることを知り、今日は松屋へ行こうと思った。
野ばら先生の日記に私は涙が出そうになった。
>
誰かの、肉親でもいい、ペットでもいい・・
役に微力でもたてるのなら
生きている意味がある。
これから暫くはストレスが大きな障壁となる。
でも、それも一人でなければ
乗り越えることは可能だろう。
少しだけれど、寄付をした。
やれることなんて殆どないから。
もう少しだけ我慢をしよう。
どうか、踏ん張ってくださいm(__)m。
貴方の強さを信じます。
久々に嶽本野ばら先生の文体を浴びたくなって、昨夜から「ハピネス」を読み返している。
「私ね、後、一週間で死んじゃうの」
突然ロリータに転身した「彼女」の言葉に戸惑いつつも、残された7日間を彼女と共に大切に生きる高校生の「僕」の話。
大好きな作品だ。
作中、女の子が言う。
「人間、死ぬことに意味はないけれど、生きていることには意味があるんだよ」
先日の野ばら先生の日記の内容とリンクしている。
読みながら、改めて自分の生きている意味を考えた。
自分の生きている意味を考えつつ、明日も頑張ろう。
ハピネスを信じて。
私、踏ん張っから!!
とりあえず、松屋のキムチカルビ丼は大変美味しかった。
幸せ。