世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

揺れ

2011年03月30日 22時33分46秒 | Weblog
心療内科デー。

今日は3時間半待ち。
通院し始めてもうすぐ5年。
待合室で待っている人の人数からおおよその待ち時間を導き出せるようになった。
…予想的中。

いつもは持参した本を読んで待ち時間を費やすのだが、今日は本棚にあった週刊誌を読んだ。
震災の被害を写した女性週刊誌の表紙が目に飛び込んできたのである。
思わず手を伸ばす。
中を見ると、被災者が体験した悪夢のような出来事が書いてあった。
患者さんを屋上に誘導している途中で津波に流されてしまい行方不明になってしまった看護婦さんなど、読んでいて胸が痛くなる。
私が東京国際フォーラムで揺れに驚いていた、あの日、あの時間まで…皆、生きていた。
そう思うと、なんだか切なすぎて、辛い。



週刊誌の後半には、世間のアラフォー女性の赤裸々なアンケート結果が…。
女性週刊誌のお決まりネタ。
「浮気をするならば?」
「イ・ビョンホン !(40代・主婦)」
という解答とか、平和すぎて安心してしまった。



さて今日の診察。
クマ医師は相変わらず新しい眼鏡(縁が太い)をかけていた。
私的に銀縁の神経質っぽい眼鏡が好きなんだけれども。

震災後の身の回りの変化、職場の人間関係について、彼は問うてきた。
地震による環境の変化には、自分自身がそれに沿うようにしていくことを、気づいたら、自分の口から話していた。
社内組織の変化は、とりあえず様子見。


患者さんの中には、揺れていないのに揺れている感に苛まれている人もいるらしい。
私もそう。
ちょっとでも「ゆらっ」っと感じると、「地震?」と焦って周囲を見渡す癖が身についてしまった。
これは度重なる余震で身に付いた地震に対する防御反応らしい。
そうか。私、反応してるのか。偉いぞ、自分。

帰宅後、パソコンを立ち上げながら、またゆらっと感じた。
「防御反応だもんね~」
と余裕をぶっかましていたら、リアル余震だった…。



処方変更なし。
パキシル、マイスリー、防風通聖散、ラベプラゾール


地震が起きてから、めっきり寝つきが悪くなった。
マイスリー(5ミリ)を2錠飲まないと眠れなくなってしまった。
また振り出しに戻ってしまった…。
余震がおさまるまで、暫くこの量で様子を見ることになった。
また徐々に減薬していければいいかなと楽観的に受け止めている。

さあ、明日は入社式。
制服の試着会、頑張っぞ!!!
新卒の若いエキスを吸い取るんだわさ…。うしし。