世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

小熊は見たり 野中の薔薇

2012年11月04日 22時33分39秒 | Weblog
今日も昼過ぎまで寝た。一度朝に目覚めるのだが、今日は休みだと意識の奥が優しく告げ、その声に安心した私は、再び微睡みの末にまた深い眠りに堕ちるのだ。


秋薔薇を見たくて、旧古河邸庭園を散策。
大体の花は散ってしまったが、私の大好きな薔薇、琴音は咲いていた。
この夢のようなピンク。大好き。





桃香という薔薇。
なんとも愛らしい。



洋館と薔薇って最高のコンビだと改めて思う。
撮っていて楽しい。





鮮やかな色彩。




純白の薔薇。
見ていて心が洗われる。





プリンセスオブウェールズ。
薄いピンク。






どの薔薇も本当に綺麗だった。
来年。初夏を感じる頃、また身に来よう。一冬越えたその時の自分はいったいどうなっているのだろう。35歳になっていることだけは確実…。

薔薇鑑賞には欠かせない一曲。
野ばら(シューベルト)<日本語> (ソプラノ:鈴木貴子)


♪小熊は見たり 野中の薔薇~



階段を下りて日本庭園を一周。
ほっこりスポット。
少しだけ紅葉が始まっていて、なんともジャパニーズビューティー!
日本の秋、炸裂。





白鷺が、黄昏ていた。こんな穏やかな秋の日だもの。ぼんやりもしたくなるさ。



茶室の前。
吉熊、ご満悦。



日常の雑多を忘れ、ココロのパワーチャージ、完了。

明日からまた仕事。
怒濤の一週間になるであろう新しい一週間が不安でもあり、楽しみでもある。
頑張ろう。


映画「最強のふたり」

2012年11月04日 22時33分12秒 | Weblog
池袋で買い物をした後、ロサで「最強のふたり」を観た。




あらすじ: 不慮の事故で全身麻痺になってしまった大富豪のフィリップ(フランソワ・クリュゼ)は、新しい介護者を探していた。スラム出身の黒人青年ドリス(オマール・シー)は生活保護の申請に必要な不採用通知を目当てに面接にきた不届き者だったが、フィリップは彼を採用することに。すべてが異なる二人はぶつかり合いながらも、次第に友情をはぐくんでいき……。(シネマトゥデイ)




何かアクシデントが起きるというわけでもなく、淡々とした作品だったが、これはこれでいいのかなと。
フランス映画だし。
少なくとも「お涙ちょうだい」的展開に発展しなかった点で、もう満足。
ドリスのブラックユーモアにクスッと笑い、最後の3分でじんわりさせられた。

手足の不自由なフィリップの髭を剃るドリス。
なんとヒトラーの髭を模したデザインにするんである。
あと笑えたのがオペラ鑑賞するところ。オペラなど初めてなのだろうドリスが、木の格好をしながら歌うソリストに、「どうしちゃったんだよ、あれ!イカれてるぜ!」みたいなことを言いながら爆笑し、周囲から「静かに!」とたしなめられているシーン。
下ネタも多かった。
12Rの意味がすっげーよく分かった…。


音楽が良かった。
冒頭でEarth, Wind & Fireの「September」だぜ。イカす!
Earth, Wind & Fire - September [With Lyrics]


この曲を聴きながらドライブし、首を前後に振るドリスとフィリップを横から撮ったアングルが秀逸。


「Boogie wonderland」のダンスシーンも、観客の私も、思わずノリノリになってしまいそうだった。
Boogie wonderland - Earth Wind and Fire





あと、所々に出てくるフランスの街角のカフェ、いい。
フランス、いいな。登場人物たちの喫煙率の高さにもびっくり。



超感動!というわけではないが、映画館をでたあとに、じんわりくる類いの作品だった。
地味に良かった。


友情ってなんだろうな。
私にとっての最強のふたりの片割れは紛れもなく吉熊なんだ、きっと。

映画『最強のふたり』予告編