半期に一度の縮毛矯正。
私のコンプレックスの一つに、髪がアレ、というどうしようもないものがある。
幼いころから「他の友達とは違うな」という疑問は、歳を増すごとに(色気づくにつれて)、自分の髪質が特異なものであるという認識に漂着した。
縮毛、多い、太い、所々金髪…。特に前頭部がチリチリしている。小学生のときなんて、男子にアメリカ人と呼ばれていたっけ。ええ、高橋君という男子に。
幼少時代、短い髪型を強要されていたせいか、その反動で、ロングヘアには壮絶なこだわりを持つようになった。大学時代はボブやパーマヘアにしたこともあったが、どうも落ち着かなかった。最近では前に垂らした髪を臍の横辺りでいじれないと情緒不安定になってしまう。
大人になってある程度小銭も入り、給料の幾分かをトリートメントや縮毛矯正貯金に回すことができるようになった。アメリカ人だといじめられていたあの頃の自分とは違う。さらさらの髪をいじりながら、はっはっはっ!と高笑いする自分。
私が通う美容室は池袋の「キャラ・シャローネ」
マイミク・セッキー殿にお世話になっている。もう13年ぐらいになるだろうか。髪は長い友達っていうが、セッキー殿とも長い付き合いである。こんな難毛の私の髪を綺麗に仕上げてくれるお方は他にはいないだろう。
私がいつもやってもらう縮毛矯正は「Mr.ハビット」というもので、「究極の縮毛矯正」と言われている。どんなくせ毛でも真っ直ぐにできるという魔法の施術である。1液を流した後、ブローするのだが、これが男性2人がかり。この縮毛矯正は、ブローで技術の差が出るらしい。セッキー殿にお任せする理由の一つに、彼のブローする際の力強さがある。
ブロー中は渡された雑誌を熟読し、そして、持参した本を読んだ。なんせ多い髪なので、ブローには時間がかかる。この上ない読書タイムである。
2液を塗られ、放置。
今日はかなり混むらしく、朝イチで入店した。お店にいる間、引っ切り無しに電話がかかってきていた。本格的に到来する冬を前に、みんな、お洒落をしたくなるんだろうか。
毛先5センチを切ってさっぱり。
「ブログに載せますので、撮影、お願いします!」
と、セッキー殿にちゃっかりお願いする私。
4時間で生まれ変わった。
「何のために働くのか?」と訊かれたら、私の場合、「縮毛矯正をかけるため」と言っても過言ではない。
アンパンマンに「何がキミの幸せ?」と問われれば、私の場合、やはり「縮毛矯正をかけたあとの髪の指触り」だと答えるだろう。
中毒というか、なんちゅうか。コンプレックスが落とす影というものは、その人の心を無意識のうちに束縛する。
「どうせ私、くせ毛だし」という無意識のうちに発生する意識は、場合にっては、何かの行動を起こす際、悲しいぐらい強烈な力を以て私を拘束する。それが取り除かれる快感は筆舌しがたい。
これから暫くは、暗い過去の自分を忘れることができる。
また稼いで貯金して、縮毛矯正かけよう。
来年の初夏ぐらいに。
楽しみだ。
中二の時、さらさらヘアになりたくて、近所のカワチで初めて自分のお小遣いで買ったシャンプー。
エチュール。
KATSUMIの「Just time girl」、神曲!!
エチュール CM
私のコンプレックスの一つに、髪がアレ、というどうしようもないものがある。
幼いころから「他の友達とは違うな」という疑問は、歳を増すごとに(色気づくにつれて)、自分の髪質が特異なものであるという認識に漂着した。
縮毛、多い、太い、所々金髪…。特に前頭部がチリチリしている。小学生のときなんて、男子にアメリカ人と呼ばれていたっけ。ええ、高橋君という男子に。
幼少時代、短い髪型を強要されていたせいか、その反動で、ロングヘアには壮絶なこだわりを持つようになった。大学時代はボブやパーマヘアにしたこともあったが、どうも落ち着かなかった。最近では前に垂らした髪を臍の横辺りでいじれないと情緒不安定になってしまう。
大人になってある程度小銭も入り、給料の幾分かをトリートメントや縮毛矯正貯金に回すことができるようになった。アメリカ人だといじめられていたあの頃の自分とは違う。さらさらの髪をいじりながら、はっはっはっ!と高笑いする自分。
私が通う美容室は池袋の「キャラ・シャローネ」
マイミク・セッキー殿にお世話になっている。もう13年ぐらいになるだろうか。髪は長い友達っていうが、セッキー殿とも長い付き合いである。こんな難毛の私の髪を綺麗に仕上げてくれるお方は他にはいないだろう。
私がいつもやってもらう縮毛矯正は「Mr.ハビット」というもので、「究極の縮毛矯正」と言われている。どんなくせ毛でも真っ直ぐにできるという魔法の施術である。1液を流した後、ブローするのだが、これが男性2人がかり。この縮毛矯正は、ブローで技術の差が出るらしい。セッキー殿にお任せする理由の一つに、彼のブローする際の力強さがある。
ブロー中は渡された雑誌を熟読し、そして、持参した本を読んだ。なんせ多い髪なので、ブローには時間がかかる。この上ない読書タイムである。
2液を塗られ、放置。
今日はかなり混むらしく、朝イチで入店した。お店にいる間、引っ切り無しに電話がかかってきていた。本格的に到来する冬を前に、みんな、お洒落をしたくなるんだろうか。
毛先5センチを切ってさっぱり。
「ブログに載せますので、撮影、お願いします!」
と、セッキー殿にちゃっかりお願いする私。
4時間で生まれ変わった。
「何のために働くのか?」と訊かれたら、私の場合、「縮毛矯正をかけるため」と言っても過言ではない。
アンパンマンに「何がキミの幸せ?」と問われれば、私の場合、やはり「縮毛矯正をかけたあとの髪の指触り」だと答えるだろう。
中毒というか、なんちゅうか。コンプレックスが落とす影というものは、その人の心を無意識のうちに束縛する。
「どうせ私、くせ毛だし」という無意識のうちに発生する意識は、場合にっては、何かの行動を起こす際、悲しいぐらい強烈な力を以て私を拘束する。それが取り除かれる快感は筆舌しがたい。
これから暫くは、暗い過去の自分を忘れることができる。
また稼いで貯金して、縮毛矯正かけよう。
来年の初夏ぐらいに。
楽しみだ。
中二の時、さらさらヘアになりたくて、近所のカワチで初めて自分のお小遣いで買ったシャンプー。
エチュール。
KATSUMIの「Just time girl」、神曲!!
エチュール CM