心療内科デー。
待ち時間4時間。
「はやぶさ 2つのミッションを追って」を3分の2ほど読み進めた。「HAYABUSA-BACK TO THE EARTH」「HAYABUSA2 RETURN TO THE UNIVERSE」の上坂監督の手記である。先月の講演会の内容、そして作品を回想しながら読んだ。所々で、うるっとしてしまう箇所があった。「スイングバイ」とか単語を見ただけで泣ける。
監督が作品を製作する過程が、はやぶさの奇跡にも似ていて、まるで伏線で結ばれているかのようだ。
はやぶさは四散して大気圏で燃えてしまったが、こうして私の心の中で生きていること、そしてそのことを作品を通じて丁寧な描写・演出で教えてくれた監督に感謝である。
さて、診察。
クマ医師、横の髪が短くなっていてクマっぽさ(ツキノワグマ)に磨きがかかっていた。
そして少しふっくらされたもよう。
「どうですか?最近」
とクマ医師。
ええ、もうね、正月は実家でよく食べ、よく飲み、システマティックな風呂に浸かり、すっかりパワーチャージした旨をドヤ顔で報告。
「それは良かったですね!」
とクマ医師。
先月半ばから月末にかけては、精神的なことに関しては特筆すべきことはなかったのだが、如何せん、休みが少なくて体力の限界気味であったことを報告。睡眠も質が悪かったので日中ぼんやりとすることが多かった。脳が興奮したのだろうとクマ医師。
「社内関係、主に社長さんについては?」
と聞かれた。
社長から年始にいただいた年賀状には「いつもありがとうございます!」と、吉熊上司からの年賀状には「制服業務が増えちゃったけれど頑張って下さいね」と記載されていたので、嬉しかったことを伝えた。
クマ医師は、
「認められてるんですよ。もっと自信を持ってください」
と激励。
カリカリカリカリ・・・。今日は電子カルテに記載する時間が長くないか?
何書いてるんだろう?と、ちょっと覗き込んでいたら、彼はふと指を止めて
「あ、この前のプレゼント、ありがとうございました。正月、楽しませていただきました」
とスマイリングな表情で感想を述べた。
あの時、コーヒーをいただいたので
「こちらの方こそありがとうございました。美味しかったです」
と礼を述べた。
「ではお薬は二週間でよろしいでしょうか?」
とお薬の確認=クロージングをしてくる彼に
「あのマイスリーなんですが。減らしてもいいですか?」
と減薬に後ろ向きな私が珍しく提案をしてみたら、クマ医師は「キタコレ」という表情を見せ、「何かそう思うきっかけがあったんですか?」
と聞いた。
私とマイスリーの仲は今年で10年になる。
2005年のあの日から私はずっとマイスリー5ミリ×2(1の時もあった)を飲まないと眠れない人になった。
正直今更お別れするのは不安だ。
しかし、12月のどさくさも終わったし、ここで一度ステップアップしておきたくなったんである。むしろ平穏な今がチャンスなんじゃね?という思いが、実家のシステマティックな風呂に浸かっていたらムクムクと湧き出でてきたのはここだけの秘密。
あともう一つは、はやぶさ2のカプセルが地球に帰還する6年後まで自分を少しでも変えたいという前向きな気持ちがそうさせた。
(はやぶさ2は現在地球から1,380万キロ離れたところを飛んでいるらしい http://www.lizard-tail.com/isana/hayabusa2/)
2010年、はやぶさが帰還したとき、触発された私はニューヨーク一人旅を決行した。英語も微妙で尚且つぼんやりとした私があの摩天楼の下を徘徊したのである。その後、何か大きな変化はあったかと言われればこれまた微妙ではあるが、でも「あの街を地図を片手にウロウロした」という事実は少なからず自信に繋がっている。
はやぶさ、はやぶさ2に私も肖りたい。
はやぶさ2は、私の中にある希望をも搭載して、今、宇宙を旅しているんだ、きっと。
クマ医師に
「平日はまだ減らさないで、土日に減らしてみましょう」
と提案されたので従ってみる。
処方変更なし
ゾルピデム酒石酸塩、防風通聖散、カームダン、当帰芍薬散
HAYABUSA -BACK TO THE EARTH- 【Trailer】
待ち時間4時間。
「はやぶさ 2つのミッションを追って」を3分の2ほど読み進めた。「HAYABUSA-BACK TO THE EARTH」「HAYABUSA2 RETURN TO THE UNIVERSE」の上坂監督の手記である。先月の講演会の内容、そして作品を回想しながら読んだ。所々で、うるっとしてしまう箇所があった。「スイングバイ」とか単語を見ただけで泣ける。
監督が作品を製作する過程が、はやぶさの奇跡にも似ていて、まるで伏線で結ばれているかのようだ。
はやぶさは四散して大気圏で燃えてしまったが、こうして私の心の中で生きていること、そしてそのことを作品を通じて丁寧な描写・演出で教えてくれた監督に感謝である。
さて、診察。
クマ医師、横の髪が短くなっていてクマっぽさ(ツキノワグマ)に磨きがかかっていた。
そして少しふっくらされたもよう。
「どうですか?最近」
とクマ医師。
ええ、もうね、正月は実家でよく食べ、よく飲み、システマティックな風呂に浸かり、すっかりパワーチャージした旨をドヤ顔で報告。
「それは良かったですね!」
とクマ医師。
先月半ばから月末にかけては、精神的なことに関しては特筆すべきことはなかったのだが、如何せん、休みが少なくて体力の限界気味であったことを報告。睡眠も質が悪かったので日中ぼんやりとすることが多かった。脳が興奮したのだろうとクマ医師。
「社内関係、主に社長さんについては?」
と聞かれた。
社長から年始にいただいた年賀状には「いつもありがとうございます!」と、吉熊上司からの年賀状には「制服業務が増えちゃったけれど頑張って下さいね」と記載されていたので、嬉しかったことを伝えた。
クマ医師は、
「認められてるんですよ。もっと自信を持ってください」
と激励。
カリカリカリカリ・・・。今日は電子カルテに記載する時間が長くないか?
何書いてるんだろう?と、ちょっと覗き込んでいたら、彼はふと指を止めて
「あ、この前のプレゼント、ありがとうございました。正月、楽しませていただきました」
とスマイリングな表情で感想を述べた。
あの時、コーヒーをいただいたので
「こちらの方こそありがとうございました。美味しかったです」
と礼を述べた。
「ではお薬は二週間でよろしいでしょうか?」
とお薬の確認=クロージングをしてくる彼に
「あのマイスリーなんですが。減らしてもいいですか?」
と減薬に後ろ向きな私が珍しく提案をしてみたら、クマ医師は「キタコレ」という表情を見せ、「何かそう思うきっかけがあったんですか?」
と聞いた。
私とマイスリーの仲は今年で10年になる。
2005年のあの日から私はずっとマイスリー5ミリ×2(1の時もあった)を飲まないと眠れない人になった。
正直今更お別れするのは不安だ。
しかし、12月のどさくさも終わったし、ここで一度ステップアップしておきたくなったんである。むしろ平穏な今がチャンスなんじゃね?という思いが、実家のシステマティックな風呂に浸かっていたらムクムクと湧き出でてきたのはここだけの秘密。
あともう一つは、はやぶさ2のカプセルが地球に帰還する6年後まで自分を少しでも変えたいという前向きな気持ちがそうさせた。
(はやぶさ2は現在地球から1,380万キロ離れたところを飛んでいるらしい http://www.lizard-tail.com/isana/hayabusa2/)
2010年、はやぶさが帰還したとき、触発された私はニューヨーク一人旅を決行した。英語も微妙で尚且つぼんやりとした私があの摩天楼の下を徘徊したのである。その後、何か大きな変化はあったかと言われればこれまた微妙ではあるが、でも「あの街を地図を片手にウロウロした」という事実は少なからず自信に繋がっている。
はやぶさ、はやぶさ2に私も肖りたい。
はやぶさ2は、私の中にある希望をも搭載して、今、宇宙を旅しているんだ、きっと。
クマ医師に
「平日はまだ減らさないで、土日に減らしてみましょう」
と提案されたので従ってみる。
処方変更なし
ゾルピデム酒石酸塩、防風通聖散、カームダン、当帰芍薬散
HAYABUSA -BACK TO THE EARTH- 【Trailer】