世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

巻き髪のかぐや姫

2015年03月13日 | Weblog
久々に巻き髪でご出勤。
巻きが取れやすいので、低温で乾燥している日にしかできない。
巻く際は、母ヨーコたんが独身時代に使っていたホットカーラーを使用している。


巻いたせいか、今日は何だかハイテンションで仕事ができた。
我ながら単純な性格だと思う。

今日の仕事のメインディッシュは、2件。
いずれも制服関連。
一つは現在ある規則を根底から変えるプロジェクト。
もう一つは新卒の制服配布の件。

前者は吉熊上司からの宿題で、後者は社長からの依頼。
特に頭を悩ませているのは後者。
ギリギリまで新卒の配属店舗を外部(私)に教えたくないっぽくて、でも配属日には制服を届けてほしいという難題を突きつけられる。いずれにせよ、試着会は実施予定なので、その準備も平行して行う。

来週から経営管理室に来る後輩男子の文具を揃えたり、彼に引き継ぐ経費分析のやり方をシュミレーションしたりしていたらあっという間に定時になった。

今日は「かぐや姫の物語」がテレビで放送されるというので真っ直ぐ帰宅。
巻き髪で出勤したので「今日は合コン?」と同僚に聞かれたのだが、まさかのかぐや姫ですからね。
本作品は去年映画館で2回観て、DVDまで所持しているぐらい大好きな作品だ。




当時の感想。

2014年01月13日 「かぐや姫の物語」

2014年01月18日 再び「かぐや姫の物語」


今日の放送を観て思ったことは2つ。

私にもかぐや姫のように、周囲から結婚を推奨された時代があった。
私は独身主義者である。
誰とも結婚したくないというかぐや姫の肩にそっと手を置き、全力で「うんうん。分かるよ」と言って差し上げたい。
そりゃあ、あんだけ毒親や教育係や女性を物のようにしか見られない殿方たちに価値観を押し付けられたら、アイデンティティが崩壊して月に帰りたくなるよね。(そもそも捨丸兄ちゃんのことも好きだったんだろうし。)

私も、そうだった。
年齢を味方に付けた今でこそ誰も結婚を推奨してこなくなったが、28歳頃は、結婚を推奨してくる人種の存在が精神を磨耗するぐらい辛かった。
自由をこよなく愛するB型水瓶座に生き方を押し付けるだなんて無粋だっつーの。
あんな過酷な状態にいながらもブレることなく、そして月に帰ることもなく、独身を貫いている自分を褒めてあげたい。あの時折れないで本当に良かった。私、今、幸せだもの。


もう一つは、月の使者のお迎えのシーンの無情さ。
いずれ私にもあれが来るんだろうけれども、そのときまで、かぐや姫のように精一杯生きたいと思った。
特に去年は親戚が亡くなり、そのこともあって、今日の放送を観て強く思った。
BGM「天人の音楽」は去年一番聴いた曲。
透明感があって美しいのだが、恐怖も感じさせる不思議なメロディー(和風エレクトリカルパレード)の中毒になった。



観てから一年間は悶々と考えさせられた本作品だが、今はだいぶ精神状態が安定しているので落ち着いて観ることができた。
真っ直ぐ帰宅した甲斐があった。




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