先日、BSで「おしん」が放映されていた。
あのオープニングソングを聴くと、海馬の底で眠っていた記憶が蘇る。
それは放送当時、昭和58年ぐらいの、祖母や伯母たちの笑い声が響く茶の間である。
当時、伯母たちはほぼ毎日我が家に来て、祖母と喋りながらお茶を啜っていた。
南向きで東西に窓がある開放感あふれる茶の間で。
柱時計の振り子が響き、部屋の中心に掘りごたつがあった。
父の知り合いの早大卒の建築士曰く、あの茶の間は人が集まりたがる構造らしかった。
私たち子供や母がいるのなんてお構いなしに、祖母は娘たちを従えて、毎日ポンパドゥール夫人のサロンみたいなものを開催していた。
伯母のみならず、伯母たちの姑とかも来てしまうので、茶の間はもうカオスだった。
365日、朝でも昼でも夜でも構わずに来てしまう伯母たち。
そんな様子を美徳だと思い込んで疑わない祖母。
話す内容も建設的な話とは程遠く、祖母を中心とした内輪ネタが多かった。
母はその話の輪に入っていけなかったっぽい。
茶の間にいながら手元の編み物の目を進めることに集中していたという。
「女三界に家なし」という言葉を噛みしめながら。
昨日、おしんOPの動画を母に送り、「当時、ママはリアルおしんだったんだね」とLINEをしたら、「当時、人生の川の流れは淀みにはまっていてグルグル渦巻いていて堰き止められていた感じ。今は清流」と返信がキター。今はとても幸せとのこと。プライバシーってやっぱり大事。
連続テレビ小説「おしん」のテーマ・ステレオバージョン Oshin's Theme(Stereo Ver.)
私もなんとなく見ていたのだが、自分と同じような歳の子が舟に乗せられて売られていったりしててかなり衝撃的だったのを覚えている。
あと、思い出す伯母たちはきっとまだアラフォーだっただろうに、ジャージ着用&おばさんパーマのせいか、今思い出すととても老けている。
そんなことを思いだしながら、今日の夕食はコンビニのハンバーグとカップうどん。
罪滅ぼしのために青汁も飲んだ。
今週の会社の花。
網走監獄の囚人服カラーの色のガーベラ。
他部署の後輩に「ねえ、あばしってる!」と思わず送付してしまった。
なんていう花だったっけ。花屋さんの伝票を見たけど忘れた。
新しい業務にだんだん慣れてきた。
同僚の嫌味なんてクソくらえよ。
私はあの我が強い祖母の孫、忍耐強い母の娘だもの。
血を受け継ぎながら、令和のおしんは、何食わぬ顔で物事をするりとかわすのです。
あのオープニングソングを聴くと、海馬の底で眠っていた記憶が蘇る。
それは放送当時、昭和58年ぐらいの、祖母や伯母たちの笑い声が響く茶の間である。
当時、伯母たちはほぼ毎日我が家に来て、祖母と喋りながらお茶を啜っていた。
南向きで東西に窓がある開放感あふれる茶の間で。
柱時計の振り子が響き、部屋の中心に掘りごたつがあった。
父の知り合いの早大卒の建築士曰く、あの茶の間は人が集まりたがる構造らしかった。
私たち子供や母がいるのなんてお構いなしに、祖母は娘たちを従えて、毎日ポンパドゥール夫人のサロンみたいなものを開催していた。
伯母のみならず、伯母たちの姑とかも来てしまうので、茶の間はもうカオスだった。
365日、朝でも昼でも夜でも構わずに来てしまう伯母たち。
そんな様子を美徳だと思い込んで疑わない祖母。
話す内容も建設的な話とは程遠く、祖母を中心とした内輪ネタが多かった。
母はその話の輪に入っていけなかったっぽい。
茶の間にいながら手元の編み物の目を進めることに集中していたという。
「女三界に家なし」という言葉を噛みしめながら。
昨日、おしんOPの動画を母に送り、「当時、ママはリアルおしんだったんだね」とLINEをしたら、「当時、人生の川の流れは淀みにはまっていてグルグル渦巻いていて堰き止められていた感じ。今は清流」と返信がキター。今はとても幸せとのこと。プライバシーってやっぱり大事。
連続テレビ小説「おしん」のテーマ・ステレオバージョン Oshin's Theme(Stereo Ver.)
私もなんとなく見ていたのだが、自分と同じような歳の子が舟に乗せられて売られていったりしててかなり衝撃的だったのを覚えている。
あと、思い出す伯母たちはきっとまだアラフォーだっただろうに、ジャージ着用&おばさんパーマのせいか、今思い出すととても老けている。
そんなことを思いだしながら、今日の夕食はコンビニのハンバーグとカップうどん。
罪滅ぼしのために青汁も飲んだ。
今週の会社の花。
網走監獄の囚人服カラーの色のガーベラ。
他部署の後輩に「ねえ、あばしってる!」と思わず送付してしまった。
なんていう花だったっけ。花屋さんの伝票を見たけど忘れた。
新しい業務にだんだん慣れてきた。
同僚の嫌味なんてクソくらえよ。
私はあの我が強い祖母の孫、忍耐強い母の娘だもの。
血を受け継ぎながら、令和のおしんは、何食わぬ顔で物事をするりとかわすのです。