世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

過去はいつでも青春な件

2021年07月05日 | Weblog
今日の朝御飯はBAKEのチーズタルト。
月曜日の朝はなかなか起き上がれないことをこの21年間のサラリーマン生活で学んだ。
だから少しでもすんなりと起き上がれるように、昨日、池袋駅で奮発して買っておいたのだ。
自分を餌で釣る作戦である。

上品な甘さと柔らかい触感がクセになる。
また買おう。

今日は湿度が高くて体調もイマイチなのであったが、割とちゃきちゃきと仕事をこなせた。
やはり昇格したので係長心得だった先週まで以上のパフォーマンスを出したいと思ってしまう。
体調もイマイチだったが心の方も曇っていた。
塞ぎがちで他人の心を勘繰ってばかりで疲れてしまう。
ソラナックスを飲もうか、もう少し我慢しようかと悩んでいたら定時間近に。
今日は飲まずに済んだ。

餃子を食べて帰宅。



この前、父に送った林真理子先生の「小説8050」を母も読み終えたらしい。
毎晩決まった時間に読んでいたらしく、読了後、読むというルーティンを失い、ロスっていた。
あまり読書をしない母をも魅了する「小説8050」、売れるのも納得。
「ドラマを見ているように情景が目に浮かんだ」
「いじめっ子の男の子、あれ、憎たらしいね」
「弁護士の高井先生、いいよね」
「主人公の歯科医みたいな男の人、好きだな、ママは」
と夜な夜な感想を述べて来る。
母とこうして1冊の本について感想を述べ合うのはたぶん初めてだ。
このような機会を与えてくれて、林真理子先生、ありがとうございます。

久々に本棚から林真理子先生の「anego」を取り出して読んでいる。

林真理子先生のYouTube番組で昨日観たからである。
あなただけの作家に出会う方法『anego』

最近はテレビを見ずにYouTubeばかりを見ている。


18年ぶりに読む。
2005年、篠原涼子主演でドラマ化もされている。


思わずドラマの主題歌をYouTubeで検索。
北出菜奈 KISS or KISS PV


そうそう!北出さんなのだ。北出さんは嶽本野ばら先生と「ななのば」というグループで音楽活動をなさっている(いた?)。
なんという御縁。
「KISS or KISS 」はシングルも買ったほど好きだった。

小説を捲り、「KISS or KISS」を聴いていたら、もう色々と思い出してしまった。
2003年~2005年のことを。
あの当時の私は20代半ば。
小説のanegoより少し年下だったが、でももう自分は青春を終えた人だと認識していた。
でも、今の私は上記の頃を思い出すと「あの時代も青春だったよな」と思う。
毎月読む雑誌「美的」、しょっちゅう買っていた服、毎週末の飲み会、たまに行われる合コン、一人カラオケ。
まだ上京してきて数年だったうえ、店舗から本社に異動してきて「THE・OL生活」をエンジョイせねばと意気込んでいた。
当時はまだ民放も視聴していて勿論ドラマ「anego」も毎週欠かさず観ていた。で、翌日、先輩と感想を述べ合っていた。

今や、浴室で湯船に浸かりながら小説を読み、母とLINEで通話をするのが一日の主な楽しみに。
地味になったものである。

でも青春回想の方程式でいけば、15年後ぐらいの私もきっと「2020年とか2021年って超懐かしい。はやぶさ2帰還とかあったよね。青春だったよね。あの時風呂場で読んだ小説は今の私の生きる糧になっている」とかしれっと書いているんだろう。ブログに。
そして相変わらず、少し古ぼけているであろう吉熊と、弱くなった胃を気遣って油分が抜けているであろう夕食の画像をUPしているに違いない。

見える。私には見えるぞう!58歳の自分が…!!
どうかその頃にはマンションの住宅ローンを返済できていますように。

それではここで、ドラマ「anego」最終回、2005年06月22日の日記を載せておこう。

祝☆10,000日目

…なんだか今日書いたようなことと同じような感じだった。
人間、あまり根本的な部分は変わらないのだな。