世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

「八日目の蝉」的母性

2022年08月21日 23時58分17秒 | Weblog
8時半に起床。二度寝を試みたが無理だった…。
昨日、母が持たせてくれたお弁当で朝ご飯。




最近、セミの亡骸を見ることが多く、その都度、角田光代先生の「八日目の蝉」を思い出していた。
終盤、誘拐して育てていた女児と別れさせるシーンで、主人公が放つ台詞「その子は!まだご飯を食べていません!よろしくお願いします…」の意味がずっと分からなかった私。「え?なんでご飯…」って10年以上もモヤモヤしていた。

昨日、母が「じゃ帰るね」と言う私に「お弁当作ろうか?一食分浮くよ」と言ってくれ、フライパンを加熱しだした。
それを見て父は「は?何してんの?」と言った。

私はこの瞬間、11年前に見た、そして読んだ「八日目の蝉」の主人公のあの台詞に合点がいった。
子供がお腹を空かせてないかが気になるのはきっと母性のせいだと確信したのであった。


食後は布団に戻り、夕方までコロコロしていた。
映画「ある男」の存在を知る→「背乗り(はいのり)」という言葉を知る→戸籍ロンダリング→大韓航空機事件→金賢姫→北朝鮮→拉致問題→田口八重子さんがまだ幼い子供を残して拉致されたことに胸を痛める…一旦休憩。目を閉じる。

ネットサーフィン二幕目は昨日起きた「渋谷親子刺傷事件」→現場をストリートビューで確認→「東電OL殺人事件」の現場のすぐ近くで起きたことを知り戦慄→この前、ここ通ったじゃん→「東電OL殺人事件」をモチーフにした小説「グロテスク」を読み進める…休憩。目を閉じる。

そんな午後だった。
濃すぎ。

着替えと化粧をして、夕方、今夜も妹宅へ。
母が餃子を作ったので「食べに来ないか?」と妹が私に声を掛けてくれた。
毎日、すまん!!

餃子ができる間、甥っ子と遊ぶ。
私の来訪を誰よりも楽しみにしてくれているっぽい。




餃子天国。
画像を見返すだけで涎が出る。






ふんわりと甘いかぼちゃの煮物はデザートとして。


食べながら、また「八日目の蝉」的母性を感じた。ありがたい。ママ、ありがとう。


21時過ぎに帰宅。
風呂から出た後、ネットをチェック。
おお~!野ばら先生がまたどんぐりブレスレットを販売するらしい。
ラクマの使用方法、マスターせねば!!
楽しみ!!←買う気満々。



そうそう、今日は今年買ったクマハンガーの終の棲家が定まった。
色々なところに掛けてみたのだが、姿見の上部が一番しっくりきた。
(タオルハンガーとしては使っていない)




比較的ひきこもりデーだったが、体をゆっくり休めることができて良い週末だった。
さっき、久しぶりにリファのローラーで全身をゴリゴリとマッサージもできたし。

明日からも頑張れるかな。

母が東京にいるのもあと少し。
こんな機会、もう今後ないだろう。
労わりながら、母の料理を楽しみたい。

八日目の蝉