世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

旅の続き

2022年10月30日 | Weblog
10時半に起床。
こんなことを書くとインターネット老人と言われるだろうが、私は「もうかう」をこよなく愛している。
今日も起床と共に「もすかう」の動画に目が釘付けになっていた。
掃除と洗濯は昨日のうちに終わらせているので、レトルトの台湾まぜそばを食べつつ、ネット廃人になっていた。

そして「もすかう」ダンスを5回繰り返した。けっこうハードである。
Dschinghis Khan - Moskau (Live 1979) [HD]



午後、今日は与野公園へ。

紅葉が始まっている。秋なんだな。




カラスの羽根ってよく見ると光っていてとても綺麗なことに今日気付いた。


薔薇は見ごろを終えていた。残念。





しょんぼり。


吉熊はやたらご機嫌だった。





私の好きなシュウメイギクは綺麗に咲き誇っていた。嬉しい。


ツワブキも。



駅のパン屋で買ったパンを食べながら秋の庭を堪能。



静かな秋の公園。嗚呼、宮古島でのトロピカルな思い出は夢だったんだと思うようにして、やっと現実の世界に慣れてきた。

しかしあるLINEで一気に一週間前にいた宮古島の思い出が恋しくなった。

そう、先般の宮古島一人旅の時に友達になったスイス人(ドイツ出身)からLINEが着たのである。
今、東京にいて明日の便でスイスに帰るんだそうな。
で、もう一度会いたいという。
ということで会うことになった。
彼が指定してきたのは泣く子も黙る帝国ホテルである。
あのう…私、ここで飲食するのは5年前のランチ以来なのですが…。

20時、帝国ホテルのロビーで彼を待つ。




いやー、久しぶりに来たのだが、外国人観光客が多くてビックリした。


彼、登場。
ビーチで話したときよりも服を着用しているときの方が断然かっこいい。
背が高いので目立つ。モデルのような風貌である。

17階のバーで乾杯。
ティンカーベルというカクテルをチョイス。
店員さんが英語が堪能なので助かった。ありがとう、帝国ホテルの人。


話が進んで2杯目。





「日本人はどうしてバーでキスしないの?」と問われて困惑。
…え?しなくない?
「日本人はシャイだから」と答えておいた。模範解答だろう。

「あなたは日ごろ、どんなことを楽しみにしていますか?」と問われてまたもや困惑。
まさか「もすかう」に励んでいるとは言えない。社会情勢もあるし(ロシア ウクライナ情勢)。

「なんで独身なの?」と真顔で問われて、「うーん…」と本当に黙り込んでしまった。
結婚という概念が自分の人生にはないことをどう説明したらいいのか…難しい。
結婚して子供を育てる人生を考えたことがないことを考えたことがない人に教えるのはとても難儀である。
クマといちゃクマしたり、もすかうを踊ったり、一人ピクニックをするのが、もう定番になってしまっている自分をどう説明したらいいのか。

そんな感じだったのだが、後半は緊張が解れてきて、仕事や家族のこと、そして宮古島の思い出話で大いに盛り上がった。
お互い同じ歳なので打ち解けるのも早かった。細かいニュアンスはGoogleの翻訳に助けてもらった。

彼の息子さんはホテルの部屋で寝ているらしい。とても可愛い息子さん、会いたかったなあ。

明日も仕事なので2軒目を断り、エレベーターの中でドイツ語で第九を歌ったらとても喜ばれた。
芸は身を助く。
小5の時、教えてくれた担任の先生に感謝である。

2時間でお開き。最後にハグして別れた。また今度日本に来るらしい。その時また会いましょうとのこと。

とても素敵な旅の続きだった。


帝国ホテルに飾られていた英国のクラシカルなウエディングドレス。
フォルムとかディテールとか最高。