世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

トランク一つだけで

2023年10月17日 | Weblog
気温と湿度が低く、やっと秋が来たんだなと実感できてほっとする。
今年は6月から10月上旬まで暑さがしつこかった。
検査のため度々通院していたので余計に辛かった。

各方面から「今年の長期休暇はどこへ?」と尋ねられ、「順天堂大学醫院へ。3泊4日の旅に出ていました」と答えていた。病室から見える、夏の日差しを受けキラキラ光る高層ビル群も非日常的で魅了されたのは事実だが、やっぱりあそこには不安や痛みや苦痛の記憶が鮮明すぎて旅行とは言い難い。
ということで今年も旅行に出ることにした。
今はその準備で忙しい。心配性なので何度も持ち物を確認してしまう。

心療内科のクマ医師は創部に負担をかけるのが心配らしく、「荷物はなるべく軽くした方がいいですよ」と優しいアドバイスをくれた。

小惑星探査機はやぶさの生みの親・川口淳一郎先生もはやぶさの軽量化について「戦いだった」と仰っていたが、今回の私のトランクもまるでそれだ。
ただでさえ苦手なパッキングに「いかにして軽くするか」という課題が加わったので軽くパニックになっている。

でも、荷造りしていくうちに
「これ、旅先で着よう」
「いやこっちの方が合うんじゃないのか」
「吉熊の服も忘れずに」
とハイテンションになっていくのも否めない。

おお!なんだか楽しくなってきた!!
そう、旅とは準備段階からもう始まってるんである。

はやぶさはイトカワの欠片を持ち帰ってきた。
私も旅先でキラキラ輝く思い出を持ち帰りたい。


今日は会社帰りにダイソーへ。
旅行に持っていくナイロンタオルを購入。
クマさん柄なのでほぼジャケ買い。


チーズあられはちょっとした思い出が。
手術前夜の消灯前に「あ、明日は絶食なんだっけ」と思い、急いで地下にあるローソンへ。
「今のうち食べられるものは食べておこう」と謎の本能というか食欲で貪り食ったやつ!ダイソーでも売ってるのね。
行きのフライトで食べよう!




旅の準備のBGM。
JAL沖縄キャンペーン 夏離宮1990 テーマソング 「米米CLUB-浪漫飛行」


テンションが上がる。
病気発覚後は今年は旅行に行けないのでは…と暗澹たる気持ちで過ごしていた。それどころか死ぬのかなとも思ってた。

病理結果も諸手を上げていい結果とはいいがたいが、なんとか旅に出られるので嬉しい。
そんな状況でこの歌を聴くと…泣いてしまう。
「その胸の中までも くもらぬように Right Away」とか…。

てか「トランク一つだけで」の荷造りが無理ゲーすぎる!!
荷物多すぎ。


ダイソーのあと、寄ったスーパーで30%引きの生春巻きを発見した。
これは人気商品なので値引きされた状態での遭遇は奇跡に近い。マッハでかごに入れた。


セブンの金のビーフシチューも付けた。


生春巻きとビーフシチューでベトナム風の夕食。


さて、明日も早く帰ってパッキングの続きをしよう。

旅はもう始まっている…!!