蒼天離宮

Since 1983
Third time pays for all.

歴史とは何ぞや?

2013-05-05 | 2013
高校時代の先生が、「どうして歴史を勉強しないといけないのか?」と授業のはじめに言ったことがある。素直な私はまじめに考えたのに、先生は・・・

「それは、高校の卒業単位で必要だからです」と言った。

はっきり言って、この一言で私は輪をかけて、歴史が嫌いになった。
こんなこと言う先生がいるか??3年間、この先生に社会を学ぶかと思ったら、心底社会科が嫌いになった。

そういうことは何十年経っても覚えている。

歴史が楽しくなったのは、NHK大河ドラマの「秀吉」から。竹中直人が秀吉を演じた時は、欠かさず見ていた。1回だけ、信長の妻おきつ?が亡くなった回だけ見逃した。あとは全部見た。はっきり言って、面白買った。毎週楽しみにしていたし。

ここで、人生初めて織田→明智→豊臣→徳川?の順番がわかった。(そういう問題ですか?)

それから・・・「ベルサイユのばら」とか「レ・ミセラブル」とか、「篤姫」とか「島津奔る」とか「朱蒙」とか「新撰組」とか・・・。いろんな作品に出会って、自分の脳みその中の歴史が少しずつ繋がってきている。

だいたい、アニメとか漫画とか小説とか・・・。結局、学校での歴史の勉強は私にとっては「混乱の脳」しか生まなかった。繋がるどころか、地球のどこのいつのなんなのか・・・・。

それを修正するために、勉強しなおししなきゃいけないのが・・・時間の無駄?ちょっと言い過ぎか?

他にもある。絵画とか音楽とか・・・。自分の好きな世界だけの自分だけの歴史。いわゆる私は好きなことしか脳みそに入らないようだ。しかも・・・アバウトにしか!?

それが楽しくて心に響いて、自分の人生を豊かにしてくれる。歴史を知って、自分は何ができるのだろう?長い人間の歴史の先っぽにいる自分にできること・・・。

多くの戦いがあった。天下統一はどの時代も戦争を失くそうとしている人の夢だったのだろうか?そこに流された多くの流血はそれに見合った「今」があるのだろうか?

啼かぬなら 私が詠おう ほととぎす

これからも人間が生きている限り、歴史の巻も長く長くなるはず。少なからず、今でも戦争で血を流している国がある。少なからず、平和を刹那ごとに祈る人たちがいる。

少なからず・・・子供が戦争に行かず、子供が親の復讐を誓って剣や銃や筆をとらないような世界になってほしい。

そのために歴史を学ぶとしたら、喜んで勉強しなおそう。ただ、面白いという一言だけではなく・・・。

最新の画像もっと見る

post a comment