常磐線の下りに乗車するのは何年ぶりだろうか。
2016年、滝平二郎の切り絵が石岡駅通路にステンドグラスでお目見えした新聞記事を見て、いつかは行ってみようと思いながら今まで実現していなかった。
数日前、友人との会話のなかで滝平二郎の話になり、石岡駅のステンドグラスの話しをたら、彼は見たことがあり一見の価値があると言った。
忘れかけていたので、今行かなければ、また忘れてしまいそうなので行ってきました。
滝平二郎の切り絵画が、昭和40~50年代に10年近く朝日新聞日曜版に掲載していた。
そのほとんどが、自然とともに生きる人々の姿や自身の体験をとおした作品でした。
高度経済成長の急速に失われつつあった昔懐かしい農村の風景や遊びなど子供を題材にした温かな色彩で描き出したものが多かった。
そして、そこに登場する子供も大人もみんな着物姿でした。
郷愁あふれる切り絵作品を毎週欠かさず見ていました。
駅のステンドグラスは4枚です。
1枚の大きさは縦2メートル、横3・6メートルです。
春「つくしんぼ」
夏「バスが行く」
秋「赤とんぼ」
冬「雪がっせん」
4枚のほのぼのとした季節の風景を見て、こんなこと自分にもあったような気がしてくる絵でした。