安く買って、“もうええやろ…”と思うほど使い切るものは、逆に愛着が湧き、ボロボロになっても捨てられなくなりますよね。
我が家では…というか私にとっては、そのひとつにバスタオルがあるんです。
かなり大きいバスタオルで、家の中では一番大きいバスタオルなんですが、最初は学校のプールで着替えをする時に使っていたものなんですよね。
今では絵の様なスカートが売っていますが、その頃はこういう形のものがなく、皆、普通のバスタオルを腰に巻いたりして着替えてたんです。
そんな時期に、母親がでっかいバスタオルを買ってきてそれを縫って作ってくれたもので、その実用性(?)に感心すると共に、優越感さえ感じていました(ち、小さいよな…ってか、かわいいと言ってくれ(笑))
そんなわけで、中学校までそのバスタオルスカートを使ってたんですが、高校になって使わなくなると、縫っている所をほどいて、本来のバスタオルとしての任務に指名しました。
一人暮らしで引越しする時、そのバスタオルの肌触りが好きで気に入っていた私は、もちろん、それもお供にしましたよ。
そして、結婚する時でさえ持ってきました。
最近、タオルがボロボロになり、雑巾としての命を与えようかとミシンを出しました。
古いタオルを雑巾にし…使わないハンドタオルを2枚重ねて洗面台の手拭にし…古いバスタオルを足拭きにしようと全ての“タオル”を物色……。
──けれど、その足拭きにするバスタオルには悩みましたぁ~。
お気に入りのバスタオルは、年数がかなり経ってるので端っこがほどけてます。
どうみても、それを足拭きにするのが一番無難なんですが、どうしてもこのバスタオルだけは潰せませんでした…
故に、悩みに悩みぬいた結果、まだまだちゃんとしたバスタオルの方を潰してしまいましたよ(笑)
でもまぁ、潰したバスタオルは小さめのバスタオルだったので、足拭きにはちょうどよかったんですけどね。
そんなわけで、20年くらい愛用しているバスタオルは、今もなお、バスタオルとしての使命を果し続けています(笑)
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