本日、2投稿目。
食欲が低下しエサを全く食べず、水さえ殆ど飲まなかったのは2009年5月末のこと。
今までにないほどの体調の悪さに、思わず死ぬんじゃないかとヒヤヒヤしていましたが、1ヶ月かかって吐いた毛玉はトータルで50センチほど…ということも、その時のブログには書きました。
そんな体調の悪さを経験したのを機に、その時の事も含め、調子が悪く病院に掛かった時はノートに記すようになりました。
──そう。
いわゆる、愛猫のカルテです。
2010年1月には猫人生2回目の歯石取りをし、その後に嘔気、嘔吐、食欲低下などで薬を服用しアレルギーが出たことも書きました。
更に2010年9月には舌潰瘍での治療。吐き気も老齢になってから回数が増え、この時に飲んだ薬がアレルギーの原因だと分かったのも、振り返る事の出来た“愛猫のカルテ”のお蔭だと言っても過言ではないでしょう(──ってか、もっと早く気づけよ、って言われそうですけど)
そして、2011年4月24日。
2週間ほど前から──いつものことですが──食後15分以内に嘔吐するようになったので、1回量を数回に分け与えるようにしました。
それで嘔吐することはなかったんですが、その日の朝は10数粒ほど食べただけで嘔吐し、更に、ピンク色の胃液(つまり、食道から胃内にかけて炎症か何かを起こし出血しているということ)も混じっていたので、これは病院に行かないと…と、そのまま病院へ行きました。
単に老齢だというだけならどれほど安心か…。
でも、ほとんど毛玉を吐かない猫なので、どうしても胃の中に出き切ってない毛玉があるように思えて仕方がなかったんです。だって、それほど、嘔気・嘔吐で病院に掛かることが多かったから。しかも、2009年の50センチほど吐いた毛玉を見れば、溜め込んでそうですもん…。
「また、いつもの嘔吐なんですけど、今度は出血があるみたいで…」
──と説明すると、
「ちょっと、この症状がしつこいねぇ…」
──と、獣医さんも、繰り返す嘔吐を心配していました。
そこで、今だとばかりに「一度、検査をした方がいいですよねぇ…」と促すと、良いことも悪いことも含め(検査で分かる事もあれば、いくつかの事例をあげ、アテにならない事もあり、“絶対”ではないということなど)、色んな事を説明してくれました。
そして、お腹の触診を念入りにしたあと、血液検査とレントゲンを撮ってもらいました。
その結果、血液検査に異常はなく、レントゲンにも異常は見られない。更に、胃は空っぽでとても小さく、レントゲンに毛玉は写りませんが、容量の大きさからいって毛玉が溜まっているとは思えないほどでした。
それだけでも、出き切ってない毛玉があるかも…という疑いがなくなったので、ひとまずホッとしました。
ただ、腹部の触診で気になる“しこり”が見つかりました。もしかして…と疑ったのは消化管のリンパ腫。けれど、小さなしこりで、触れた場所が場所だけに、内容物かもしれないし、そういう“疑い”の目でみるから、気になるのかもしれなしい…ということで、ひとまず1週間後くらいにもう一度触ってみようという事になりました。
それ以外の検査の範囲(血液検査とレントゲン)でいくと、べらぼうにどこかが悪い…ということはないので、とりあえず、この日は注射(吐き気止めと栄養剤)の2本を打ち、1週間分の薬(ガスターと整腸剤)の処方で終えました。
翌日の愛猫。
費用は…。
診察料…840円
皮下注射…2100円
血液検査…5408円
レントゲン(2枚)…5250円
内服(1週間分)…1029円
──で、合計14627円でした。
それから5日間ほどかけて、10数粒ずつあげていたものから、20粒くらいずつあげるように増やしていきました。
それでも、なんとか嘔吐はなく、このまま今までのように1回量を一気にあげられるようになるかな…と思っていたんですが…。
旦那が1回量の1/4ほどあげたら……吐いちゃったんですよねぇ
そこでまた少しずつあげるようして、薬がなくなった日に再度受診。
経過を話すと、
「食べる量が増えて吐くという事は、もしかしたら、胃の中に何かできてるかもしれないね」
──ということで、更に事細かな説明を受けた結果、バリウム検査をすっ飛ばし、一気に胃カメラを飲もう、と決断しました。
動物の看護師ではありませんが、元の職業柄、獣医さんの言う事も、また言いたい事もよく分かるので、そこら辺の決断は、おそらく獣医さんと同じだと思います。
結果、この日は内服薬を再処方だけだったので、費用は再診料の525円と内服薬(1週間分)の1029円…合計1554円(ちょうど治療食がなくなりそうだったので買い足しましたが、これはいつもの事なので…費用には入れませんでした)を払い、同時に胃カメラの予約をしました。
5月3日。
予約を入れた、胃カメラの日。
場合によっては、胃カメラをしたあとバリウムを使うかもしれない…と言われましたが、結論から言うと、胃の中は健康そのものの綺麗な状態で、それ以上することはありませんでした。
そして、全身麻酔がかかっているので、「じゃぁ、他になにかできることは…」と考え、してくれたのが腹部エコー。
そうです。
あの、“しこり”が気になっていたからです。
すると、そのしこりは1センチほど。他にもいくつかボコボコとあったそうですが、この1センチのものに針を刺し、細胞を検査に出すことになりました。
こちらも、せっかく全身麻酔をしているので、どうせならできることをできるうちにやってもらった方がいいし…と思っていたので、この針生検をしてもらえてよかったです。
あとは結果待ち…ということで…。
翌日の愛猫。まだ後ろ足に力が入らない様子で、ずっと寝てました。
年を取ると、麻酔が抜けて通常に戻るのにも時間がかかります…。
費用は…。
再診料…525円
皮下注射…1575円
胃カメラ撮影(2枚)…5250円
内視鏡(胃カメラ)…21000円
超音波(エコー)…3150円
全身麻酔…5250円
入院料(1日)…1575円
血管処置…1050円
細胞診…5250円
細胞診の送料…600円
──で、合計45225円でした。
それから3日後。
電話が掛かってきて、細胞診の結果、「リンパ腫の疑い」というのが出ました。
ハッキリと「リンパ腫」となれば、その後の治療に行けますが、抗生剤くらいの薬を使うのではなく、抗がん剤になるので、ここはやっぱり「確定」させないといけません。
獣医さんの所見でも、ほぼ「リンパ腫」だろう…という判断ですが、獣医さんの気持ちとしても、「確定」せずに抗がん剤を勧められない…ということで、また電話で色々と話をした結果、旦那と相談し、翌日──つまり、今日──再び全身麻酔のもと、開腹しリンパ節を取って検査に出すことにしました。
消化管型リンパ腫は、放っておけば1~2ヶ月の命。
でも、抗がん剤を使っても、平均6~7か月ほどだそうです(ネットで調べたところによると…)。
しかも、リンパ腫には低分化と高分化があるそうですが、低分化は副作用もきついとか…。
でもね…。
1~2か月で愛猫と別れると思うと、正直、あまりにも寂しすぎて受け入れられない。
しかも、今までに動物を飼ったことはありますが、ちゃんと最期まで見届けたことがなかったんですよね。
なので、費用的に抗がん剤を最期まで…というのは無理でも、今度だけは少しでもできることをしてあげてから見送ってあげたいなぁ…と思うわけです。
ただし、薬の副作用の状態があまりにも可哀そうな状況だったら、途中でやめると思いますが…。
とりあえずは、できることを…。
それができたら、我が家に縁のある子と、また新たに出会えそうな気がするんです。
さぁ。
検査結果は約1週間後です。
「リンパ腫確定」の覚悟はできてますので、愛猫の闘病生活(状況)もその都度載せていこうと思います。
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さくらさんも、猫好きなんですね
先月の24日に迎え入れたという事は、まだ子猫ですか?
掛かりつけの獣医さんは、基本的に「吐かなけければ、吐かないほうが猫ちゃんは楽ですよ」という考えでした。飲み込んだ毛は、毛玉として上から吐くか、うんちと一緒に出すかだけで、定期的にうんちと一緒に出ていれば吐かなくても心配することはないそうです。
まぁ、確かにうんちと一緒に出ていくのなら、吐く行為を考えただけでも、その方が楽ですもんね。長い毛の猫ちゃんは心配ですが、短い毛の猫は、うんちの中に毛の塊(乾燥したうんちを割ってみると、中は毛の塊…という事も多々ありました)が出ているかどうか気にしてみるのもいいかも、です。
また、毛玉を吐かせるように猫草を用意することも多いですが、猫草を吐くときに(軽くですが)粘膜を傷つけないとも限らないし…というので、我が家の掛かりつけ獣医さんは好みませんでした。ゆえに、我が家も猫草を用意したのは11年で3回くらい。あとは何もしませんでした。
また、耳ダニや口唇炎、吹き出物などの小さな疾患を除いた、我が愛猫の疾患歴は…。
生後1年半…尿路疾患発症(その後、治療食へ変更)
生後9年2か月…ブログにも書いたような、毛玉嘔吐
それを機に、食後15分くらいで食べたエサを全部吐く…ということが、半年くらいの周期でやってきました。
若いうちは、嘔気や嘔吐はなかったんですけどね…。
ちなみに、そういう時の嘔吐の仕方は、「ケコッ、ケコッ、ケコッ…」とか、我が家の表現でいうと「エッグ、エッグ、エッグ…」という感じの吐き方です。また、時々ですが、肺だけを使ったような、喉の奥から「ハーッ、ハーッ…」という嘔気はありましたが、そういう吐き方の時は、何も吐きません。
それ故に、胃が気持ち悪いんだろうな…とか、毛玉かな…と思うようになったんです。
実際、消化管型リンパ腫が、その頃から発症していたとしたら、それから2年も生きていることはないので、原因がリンパ腫ではないんですが…。
猫によっては、毛玉を吐くのが下手な猫もいるので心配にはなるでしょうが、うんちの中に毛玉が混じっているかどうかを、日々確認(猫の毛の色によっては、白色でうんちを割らなくても分かりますが、黒や茶色だと分かりにくいですよね…)してみるのも、ひとつの不安解消の手かもしれませんね。
毛玉がちゃんとうんちに混じっていれば、毛玉を吐かないことによる嘔気…という心配は払しょくされるかも…。
──とはいえ、結局、我が家も9年目にして50センチも溜め込んでいたんですから、説得力はないですかね(笑)
あとは、猫ちゃんが若ければ目安にはならないかもしれませんが、我が愛猫の病歴のような年齢に差し掛かっていて、嘔気、嘔吐がしつこい様だったら、猫のIBDや、リンパ腫なんかが心配になるかもしれませんね。
ほんと、動物と話せたらどんなにいいかと思います。
基本的に動物は生きる為に一生懸命で、おそらく、苦しいことがあって死にたいと思ったり、自殺を考えるのは人間だけなんだろう…と思います。安楽死も、「本人も辛いだろうから…」という理由づけをしますが、本当は見ている側が辛いからなんでしょう。──とはいえ、やっぱり、動物本人の言葉は聞けないので、実際のところは分からない…というのも事実だし。
難しいところですよね。
とりあえずは、「愛されている」と思ってもらえるように接することを心掛けたいです。
すみません、長くなってしまいました…。
お互いに心配なことがありますが、頑張って愛していきましょうね~
応援、ありがとうございました
先月の24日に迎え入れたばかりです。
やはり毛玉を吐かないのです…嗚咽らしきしぐさは数回見かけましたが。。
心配で検索していたらこのブログにたどり着きました。
今日病院に行って様子観察と言われたけど、やはり心配です。
動物と話せたらどんなにいいかと思います。
後悔しないようにいろいろ手を尽くしてもらえて、猫ちゃん幸せだと思います。わたしも大事にしていこうと思いました。
つらいと思いますががんばってください!
自分の中の認識では、犬の平均寿命は12歳くらいで、猫の平均寿命は14~15歳ほど…と思っていたので、いくらシニアになったとはいえ、まさかこんなに早く別れの覚悟をしなければならないとは思いませんでした
案外、退屈だったなー…と思うほど何もしないで1日が終わることも多かったので、幸せな猫人生だったとは言えないかもしれませんけど…。
でも、残りの猫人生が少しでも幸せに送れたら…と思います。更には、そうなれば「しょうがねーなぁ。ちーとばかし退屈だったけど、またあんたに縁のある子猫を出会わせてやるよ」といって、手を貸してくれるかもしれませんもんね
とりあえずは、残りの猫人生、ちゃん見届けたいと思います。
猫がご病気とみて書き込みました。
はやくしっかり確定してほしいですね。
交通事故と違って、ネコもSugaryさんも長時間大変かと思いますが、ご自愛ください。
ではでは。