御影森山から大朝日岳、小朝日岳を望む
期日 : 2002年10月 11~12日 晴
コースタイム : 天気
10月11日 晴
蔵王ユギリ荘 5:34 =朝日鉱泉 Ⓟ(560m) 8:31~51―993mピーク 10:12―金山沢(960m)10:43―古寺鉱泉分岐11:38―鳥原山 11:58~12:38―小朝日岳13:24~46―銀玉水14:36~47大朝日岳小屋15:08~16:30―大朝日頂上(1870m)16:36~45―大朝日岳小屋16:51
10月12日 晴
大朝日岳小屋5:53―大朝日岳頂上6:06~36―平岩山7:22~37―大沢峰8:10―御影森山8:47~9:22―御影森山下9:43―上倉山10:29-上倉水場10:35~42―急坂( 630m)―吊橋11:24―朝日鉱泉11:40―駐車場11:45~50=R287,12:30=ユースH ATOMA 17:44
時間 12:54(7:45, 5:09) 距離22.7km、標高差1320m 累積標高差+2320m
大朝日岳ルート地図
大朝日岳ルート標高
記録及び感想
予定より30分程遅れて朝日鉱泉に到着。
朝日鉱泉の近くはもう駐車場はいっぱいのため少し下の道の広いところに停める。天気は上々。
ここで朝食をとりリュックを60Lに替えて出発。朝日鉱泉の前を通り、狭い釣橋を渡る。かなりゆれて少し怖い。ここからしばらく行った所でヘッドランブを忘れたことを思い出す。
失敗。30分ロスする。急いで車に戻る。気を取り直し出発。のんびり登ることにする。ジグザクの急坂、ザックの重さが少し気になる。
朝日鉱泉吊橋
980m付近でほほ平らになり快適な稜線万歩。カエデ、ウルシ、ナナカマドの紅葉が目にしみる。
左側に尖った大朝日岳が見えてきた。正面は鳥原山。かなりの登りだ。ここからせっかく登ったのに金山沢まで下る。ここから又急坂。少しゆるくなりまた急坂を登る。人にはほとんど会わない。いい天気なのに金曜日のせいだろう。あえいで登ると急にゆるくなり湿原に出る。いちめんの赤と黄色の草紅葉に白樺が映えて美しい。左側に鳥原小屋。ようやく鳥原山に到着。
鳥原山
金山沢渡渉
赤いカエデの木の向こうに小朝日岳がそびえている。その向こうに大朝日岳。はるかかなたで少しうんざりする。幕の内弁当でカロリーを補給。誰もいない。景色を独り占め。アクエリアスを飲んでミネラルと水分を補給。なかなか飲みやすい。がんばって小朝日岳に向かう。
小朝日岳に向かう
小朝日岳の頂上近くは急登。ロープもある。自分を励まし登る。急に頂上に飛び出す。ここには一組のパーティ。古寺鉱泉から来たとのこと。急に人恋しくなり話し掛ける。登ってきた方向を見ると鳥原山が赤く染まっている。すばらしい。
小朝日岳にて
急な坂を熊越まで下る。振り返ると小朝日岳が一面の赤く燃えているよう。大きすぎてカメラに収まらない。熊倉沢は急な崩れ出した沢。振り返り振り返り歩く。しばらく来ると小朝日岳がほんとに尖った形を見せている。すばらしい風景だ。
熊越より小朝日岳
紅葉を見ながら歩くとすぐに銀玉水に到着。冷たくおいしい水だ。節約していた為思い切り飲む。
銀玉水と小朝日岳
ここから結構人が多くなる。思い思いにこの眺めを楽しんでいる。少しザレた坂を登ると大朝日小屋が見えた。やったーという感じ。小屋はできたばかりできれい。混んでもいない。二階に止まる。今日は全部で36人とのこと。ゆったり。頂上に駆け上がり写真を撮る。ついに来た。寒い為すぐに小屋に戻る。小屋の中でコンロを点けてカレーの食事。重いがおいしい。充実感でいっぱい。ビールが欲しかったが、何もない。残念。
聞くところによると天気がよければ新潟と佐渡が見えるとのこと。でも西側には雲があり夕日は雲に隠れてしまった。今日は、早々と寝る。今日の泊まりは、36人で二階と三階で寝る。余裕のスペースだ。小屋の中でステンレス板の上でコンロをたいてよいとのことで寒い外で食事をしなくてよく助かった。本日の夕食は、カレーとレトルトご飯だ。大変おいしい。
10月12日
五時におきて小屋の外で日の出の写真を撮る。東は蔵王山であろうか。尊厳な朝だ。北に月山、その少し北よりに鳥海山が見えると小屋番の人が教えてくれた。今日もいい天気だ。フリースを着て頂上へ向けて出発。頂上は寒い。
月山、鳥海山、竜門岳、中岳、以東岳、寒河江山、西朝日岳、平岩山、御影森山が見えた。残念ながら、日本海、新潟市は見えない。大朝日岳のジグザグの急坂を少し下ると良い道になった。
大朝日岳山頂
山頂から小朝日岳
大朝日小屋
大朝日岳山頂より小朝日岳、古寺山
西朝日岳への稜線
南方向 祝瓶山方面
小朝日岳と古寺山方面
平岩山―御影森山コースを取り朝日鉱泉へ下る。ほとんどの人は、中ツル尾根コースを取るようだ。新潟の夫婦もこのコースで下るとのこと。ガレたやや急な坂を下る。だんだん大朝日岳が大きくなった。平岩山の上に祝瓶山がそびえている。ゆるい稜線万歩である。振り返ると大朝日岳が穏やかな稜線を示している。
大朝日岳を下る ジグザグの急な下りを振り返って
南の祝瓶山方向
途中で二人のパーティに会う。祝瓶山を巻いて途中でビバークしてきたと言う。かなり山なれた人達だ。展望を楽しみ平岩山に到着。祝瓶山の上は蔵王が霞んでいる。
平岩山より大朝日を振り返る
大沢峰(1483m)に到着。大朝日岳が小さくなり尖った厳しい形にり、祝瓶山が大きくなった。月山が小朝日岳の右側に穏やかにそびえている。アップダウンを繰り返すとやや急な登りになる。
登りつくと御影森山(1534m)だ。ここで30分の大休止。ツツジの紅葉がすばらしい。フルーツゼリーを食べ展望を楽しむ。蔵王と飯豊山の間の山は吾妻山連峰だろう。ここからさらに下るとカエデやブナ、ナナカマドなどの紅葉がすばらしくなってきた。大きなブナも出てきた。ブナとナナカマドの紅葉のトンネルだ。逆光でナナカマドが輝いている。すばらしい。
御影森山から大朝日岳
御影森山から大朝日岳、小朝日岳
御影森山から祝瓶山
上倉山(1144m)で顔を洗う。冷たくて気持ちがいい。もう大朝日岳は見納めかな。ここから急な下り坂になり、疲れた足にはきつい。400m位でやや平らになりコナラ、ブナの木が多くなってきた。行きに通ったのよりゆれる吊橋を渡るともう大朝日岳のトレッキングは終わりだ。朝日鉱泉は本日は営業を始めたようだ。車が多く止まっていた。
二番目の朝日川の吊橋
米沢を通り267号、13号線を通り福島へ向かう。国道を通った為、通信が便利になった。トイレは満席。フルーツラインを目指して帰る。
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