中日原バス停から稲村岩を望む
期日: 2014年11月27日
奥多摩の落ち葉の道と地図読みを楽しむために、中日原から稲村岩尾根登山道に入り、己の戸橋を渡りそこからネズミザス尾根を登った。カラ沢ノ頭から石尾根を歩いて六ツ石山からハンノキ尾根を境橋まで下った。
トオノクボを直進し、沖の指を巻いて山ノ神付近までは踏み跡がありやさしかったが、最後の山ノ神から民家までは踏み跡がなく地図読みで少し難しかった。
予定した時間に境橋バス停に下りることができた。日原川は紅葉がきれいだった。
コースタイム、天気 晴
奥多摩駅8:10=バス=中日原8:40―巳ノ戸橋8:50―鷹ノ巣谷出合8:55―739m峰9:45―カラ沢ノ頭11:40~12:20―六ツ石山13:00―トオノ窪13:40―山ノ神14:30―民家15:05―境橋15:50~16:19=バス=奥多摩駅16:30
記録
晩秋の山の落葉した広葉樹林の道を歩く楽しさと、地図読みの面白さを求めてネズミサス尾根からハンノキ尾根のコースを計画した。
奥多摩駅近くの駐車場に車を置き、バスで中日原まで行く。中日原でバスを降りると進行方向に尖った稲村岩がそびえており圧倒される。
中日原バス停を降りて稲村岩尾根登山口へ
標識に従って稲村岩登山道を下り日原川にかかる巳ノ戸橋を渡る。この辺りは紅葉が素晴らしい。
日原川まで登山道を下り巳ノ戸橋を渡る
河原に下りて右から流入してくる鷹ノ巣谷を飛び石伝いにわたる。前日が雨だったので渡渉を心配したが足をぬらさずに渡ることができた。
鷹ノ巣谷出合での渡渉 壊れた橋があるが渡れない
鷹ノ巣谷出合がネズミザス尾根の取付きである。
尾根の取付きが急であったので、踏み跡らしき所をたどって左側に行ったが檜林の急な斜面で登るのがつらい。木の根などにつかまりながら右上の尾根を目指して70m程登って尾根に出た。ようやく坂が少しゆるくなり一息つく。
660m付近の大岩を右から巻く
岩場を巻くとフカフカした落ち葉の道。
739mピーク 落ち葉の道を行く
739mピークを越すとまた急坂になったりしながら、明るいブナなどの樹林帯をカラ沢ノ頭まで1000m一気に登る。
1460m付近の急坂を登る
カラ沢ノ頭への登り
やや尖ったピークを登るとカラ沢ノ頭に到着。右側に鷹巣山、前に富士山が見えた。富士山は昨日の雨で一気に雪が増えた。ここで楽しい昼食。天気が良く風もなくポカポカで気持ちが良い。
カラ沢ノ頭で昼食
カラ沢ノ頭から富士山を望む
急坂を下って立派な登山道の石尾根を心地よく歩き、将門馬場に寄る。手製の山名板があった。
将門馬場 小さい山名板がある
奥多摩の道は広くて気持ちが良いと感心しながら行く。ピークを二つ巻き分岐を右折して六ツ石山。正面には白峰三山、仙丈、甲斐駒、右手に鷹ノ巣山が見えた。手前のピークは鶏冠山だろうか。富士山はよくわからない。
六ツ石山山頂 大菩薩嶺方面が良く見える
南アルプス方面の展望
ご夫婦がおいしそうに昼食。いいな。防火帯として切り開かれたゆるい尾根を、カサコソ落葉を踏みながら下る。前方には御前山が見えた。すぐにトオノクボ分岐で右に行くと水根。
トオノクボハンノキ尾根分岐 右が水根
ここを直進してハンノキ尾根を下る。H1120m付近に大きな反射板があり右側にも防火帯が切り開かれ、下には奥多摩湖が見えた。
反射板付近
樹林帯の道を下ると沖ノ指(サス)を巻いて山ノ神の祠が現れ、やがて樹林帯が切れたカヤトの藪になり踏み跡がわからなくなった。
沖ノ指(1041mピーク)の東より御前山を望む
山の神の祠
樹林帯に入るとイソツネ山分岐のテープと板切れがあった。このあたりから下に民家が見えたが下へ降りる踏み跡がない。
カヤトの中の踏み跡 下には切り開かれた原が広がっている
イソツネ山分岐のテープ
尾根に沿って行くと方角が変わってきてイソツネ山に向かっていることが判明。引き返して民家を目指して藪を下り、フェンスより民家に出て、モノレールに沿った山道をくだった。
民家の横を通り山道に出た 賢いワンちゃんが見送り
モノレールに沿った道を下る
廃線になった鉄橋の下を通る
廃屋の脇の山道をなおも下り境集落の奥多摩昔道分岐を右折して境橋バス停まで降りた。バスの時間の30分前に着いて橋からの日原川の紅葉を楽しんで帰った。
境橋バス停に到着
バスに乗り奥多摩駅まで戻った。
ネズミザス尾根から六つ石山、ハンノキ尾根 GPSトラック
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