晴れたら山へ

写真を中心にした山登り、沢登りのブログです

奥利根 楢俣川洗ノ沢

2016-08-18 10:08:50 | 沢登り
12m大滝


期日:2016年8月10~11日
参加者名:CL AKI, sakuさん, mikkoさん

コースタイム
8/10  オートキャンプ場入口ゲート8:25―入渓点9:14―12m大滝12:40~50―大滝上12:56~13:20―A1660m天場15:47
8/11  天場6:00―A1830m大岩7:18―草原7:30―笠ヶ岳分岐8:42―笠ヶ岳9:00~10―笠ヶ岳分岐―咲倉沢避難小屋11:08―キャンプ場入口ゲート13:50
                     登り(入渓点~笠ヶ岳分岐)9:13、下り(笠ヶ岳~ゲートまで)4:40、歩行距離22.0km

記録
8月10日
 キャンプ場入口ゲートの空き地に車をとめて出発。45分歩いて林道カーブミラー近くの入渓点に到着。


キャンプ場入口ゲート前の空き地


      カーブミラー近くの踏み跡より入渓


沢に降りる     

 しっかりした踏跡があった。入渓後はしばらくゴーロの歩きでつらい。途中二ヶ所に古いレールがあった。かつて森林鉄道があったとの事だ。20分程歩くと釜のあるナメ滝に到着し気分が盛り上がる。釜をへつってゴルジュ内のナメを歩いていく。


      ようやく釜のある2mナメ滝に到着


      釜をへつって滝へ


      二番目のゴルジュ小滝を登る


      ゴルジュ内の長瀞

 石柱が見えて沢が左に曲がると二段8m滝。心を躍らせ右から登る。すぐに赤茶けた岩の5×7mナメ滝で「すばらしいね」と言いながら楽しさを満喫して登って行く。


      ゴルジュ内の石柱、左に曲がると二段8m滝


      二段8m滝を登る


      8m滝の上より


      二段8m滝を登る


      5mナメ滝


      5mナメ滝を登る


      左から一ノ沢 1060m


一ノ沢付近からナメが出てくる


      同じくナメ


      2mナメ滝


      倒木と3m滝


      倒木をくぐって抜ける


      ナメ滝


      二ノ沢出合


      3mトイ状滝


      倒木のある6mトイ状滝

 この後も二段3m+3m滝や倒木のある倒木のある6mトイ状滝やナメが出てくる。ゴルジユの2mCS滝や三段5m滝を越えると豪快な6mナメ滝。スダレ状になっており美しい。水量が少ない流芯右側を登る。小滝を登っていくと二段4m滝。いずれも楽しく登れる。


      二条2m滝


      奥に2mCS滝


      大岩2m滝


      三段5m滝と奥に6m滝


      豪快な6m滝


      3m滝


      二段4m滝


      釜を右からへつって


      3mナメ滝

 次は釜のある6m左向き滝。深い釜は右側からへつることができる。この上は赤いナメ床が三ノ沢出合まで長く続いて楽しい所。標高は1285mと高いがさすがに沢も暑くなってきた。


      6m左向き滝 釜は右からでも、左からでもへつれる


      釜を右からへつるmikkoさん


ナメが続く


      ナメが続く


      ナメ


      ナメ


      2mナメ滝


      釜のあるナメ滝


      大岩のナメ滝


      右岸の崩壊地  ここを過ぎると大滝出現


 小滝を登っていくと出ました12m大滝。流芯左側が階段状になっているので登れるとの事であるが、ザックが重い事と、すぐ横にしっかりした巻道があったので巻道を登った。簡単に越えられた。次回はハーケンを準備して登りたい。左側ルンゼを登ったグループもいる。



      12m大滝


      12m大滝


大滝を少し登ってみる シャワークライミングとなる


      右側を巻く


      滝の上に出た 滝の上で休憩


      4mナメ滝


      6mくの字滝


 岩のある4m二条ナメ滝を登ると四ノ沢出合。すぐにA1450mの天場があったが、時間が午後2時でまだ早いのでさらに進むことにした。4m堰堤状滝の左の階段状部を登るとA1500m五ノ沢出合。大岩ゴーロと岩間滝が多くなってきた。


      1450m天場 先に進む


      4m堰堤状の滝 右側から登る


      五ノ沢出合


      大岩二条滝 右の岩を巻いて越えた


      インゼルが出てきて


 A1660m六ノ沢出合左岸に少し広いところがあったので笹を刈って天場にした。少し斜めの部分もあるが贅沢は言えない。右岸には狭いが焚火をする所も見つかった。おいしい夕食の後、三人ツェルトに潜り込んで眠った。月も見えて明日の天気が期待された。


      少し広い所が見つかった (出発時の写真)


8月11日
 ペンネのおいしい朝食を食べて6時に出発。斜めの地面に寝たのでしばらく水平感覚が悪い。朝霧が出ていて本日も天気がよさそうだ。次第に両岸から笹がかぶさったり木が出てきたりして登りにくい。


      沢に出た灌木を乗り越えて

 A1750mで水を酌んで下山に備える。A1825m付近左側に2.5m程の大岩があった。岩の左側は藪が濃く右側が沢で人が通れるようなので、もう少し直進してみる。すぐ上のA1830m正面に1m位の岩。左側が右側より少し広くて踏み跡が認められたので左側に入ると踏み跡がかすかにつながっていた。この1m位の岩が、BLOGに載っている大岩のようだ。(大岩ではないので注意) 


      A1825mの大岩 ここは直進する 次の1830mの岩と間違いやすい


      A1830mの小さい大岩 1m位の大きさ 正面に出てくる 左側に入る

 20分程笹藪をかき分けて進むと次第に笹が短くなって稜線方向に大岩が見えてきた。藪を抜けられたようだ。

      笹薮を抜けた所の岩 左側を抜ける  笹が低くなってきた

      大岩を回り込んで次の岩へ    

 少し行くと草原となり歩きやすくなった。北に進むとハイマツの藪が見えてきたが7分程で抜けることができた。


      笹がなくなり草原になった


      ハイマツの藪の間を登っていく

 なおも草原を登って行くと稜線の岩稜帯が出てきた。岩稜帯の脇をハイマツに乗ったり岩をまいたりして鞍部を目指してトラバース。結構歩きやすく35分程で笠ヶ岳分岐のすぐ上の登山道に出た。これで詰めは終了。やったね。


      ハイマツの藪に突入


      7分程でハイマツのヤブを抜けた


      岩稜の稜線の下を巻いて鞍部を目指す


      鞍部を目指して


      笠ヶ岳への登山道に出た

 装備を外して笠ヶ岳へ。8分程で頂上。上州武尊、谷川岳、苗場山、燧ケ岳、至仏山などが見えた。
 西のはるか下には、ならまた湖が見えた。展望を満喫してキャンプ場入口ゲートへ向かった。長い下りで4時間40分かかってようやくキャンプ場入口ゲートに着いた。


      登山道から8分程で頂上に着いた


      笠ヶ岳頂上


      頂上からの展望  片藤沼と蛍池


      武尊山 後ろに剣ヶ峰が見える


      ならまた湖と谷川岳


      至仏山方面と燧ケ岳


      笠ヶ岳登山道分岐付近より笠ヶ岳を振り返る


      片藤沼と燧ヶ岳


      下山道途中から蛍池


      アップダウンのある長い登山道を下山して二つ目のゲートに到着
      40分程歩いてキャンプ場入口ゲートに到着。

 入渓してから20分程のゴーロの歩きがつらいが、その後はナメと登れる滝が出て来る楽しい沢であった。尾瀬の沢は、滑がないのでアクアステルスがよく効いて登りやすい。詰めは、直接稜線に登らないで岩稜帯をトラバースしたので藪漕ぎも少なく楽だった。
 日帰り遡行する人もいるが、今回の時間からすると私には一日で遡行し戻ってくるのは難しい。


      洗ノ沢GPSトラック 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 谷川岳 西黒尾根 | トップ | 奥多摩 水根沢谷 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

沢登り」カテゴリの最新記事