晴れたら山へ

写真を中心にした山登り、沢登りのブログです

笹山(黒河内岳)から大籠岳、広河内岳縦走 2011年7月23~24日

2011-07-25 23:25:02 | 登山
笹山(黒河内岳)頂上 ガスで展望はない 残念




 
   奈良田の吊橋 吊橋の脇の駐車場に車を置き吊橋を渡る 吊橋の入口に「笹山」の標識がある


   吊橋を下りて左折し湖に沿って行くと白河内沢の渡渉 上流を渡るも靴の中に水が入る


   奈良田第三発電所入り口を右折して200m程進むと登山口


   登山口の標識 急坂を登っていく


   標高1090m 山ノ神 尾根を登っていく 脇に寄り添った木がある


   標高1603m 水場入り口の標識


   標高2230mの崩壊地 ここで昼食 きつい登り


   標高2256mの「笹山-奈良田」の標識


   標高2340mのテント場 焚火の跡がある


   石楠花がまだ咲いていた


   標高2700m付近よりようやくゆるい坂道となる


   笹山(南峰)頂上 ガスで展望はない 石楠花が咲いていた


   笹山北峰 同じく展望はない 残念


   ハイマツの道を行く


   白河内岳手前の下の沢状地(テントを張っている人もいた) 先に進む


   白河内岳頂上 道がはっきりしない ケルンを探して歩く


   大籠岳頂上 下った鞍部(標高2700m)にテントを張る


   大籠岳下の鞍部のテント場より広河内岳方面を望む


   130m程登ると広河内岳頂上 標識がなく分かりづらい 登って来た大籠岳方面へは南東の方向で、大門沢へは北東の方向、こちらへは少し行くとペンキの印がある 


   大門沢方面 ハイマツと石の道で所々分からなくなる


   大門沢降下点 北岳、間ノ岳、農鳥岳から縦走の人が多い


   標高2100m付近のお花畑 ニッコウキスゲとシモツケソウ


   標高1910m 一本丸太橋 1 ロープがあり安心


   標高1840m 揺れる梯子状の橋 2 危ない橋


   大門沢小屋


   標高1640mの桟道
    

    標高1610m 二本丸太橋 4


   標高1240mの丸太橋 5


      標高1140m 大古森沢の渡渉 向こうの岩から手前の岩へ渡るのが難しい


   大堰堤を過ぎると、標高1050mで林道(登山口)に出て下山 厳しい大門沢下山道も終了


記録
  笹山は、鶏冠山、鋸岳と共に山梨百名山の中でも難しい山と言われている。鶏冠山は、既に一昨年石楠花の時期に登って楽しかった。笹山は、かつては転付峠から大門沢降下点へのコースとして登られていて、かなりコースが分かりづらく厳しい山との評価であった。一昨年に、奈良田から笹山に登るダイレクト尾根の登山道が整備されたとwebで情報を得た。行きたいと思っていたが、決心がつかなかった。天気が良い日が続いたので7月末に行くことにした。台風一過、天気になることを期待した。

  予定の時間より早く奈良田に着いた。途中の早川では水が濁っており少し心配であったが、奈良田の吊橋では天気が良く流れも穏やかであった。
  吊橋の麓に車を置き出発。長い吊橋の所に笹山の標識があった。無事に吊橋を渡り、湖に沿って歩いてくと、白河内沢に着いた。橋がなく流れも深く水に濡れそう。上流にやや浅そうな所を見つけて飛び石伝いに渡ったが水が少し靴に入ってしまった。
  少し行くと奈良田第三発電所の門があった。ここを右に曲がり200m程行くと笹山登山口の標識があった。左に曲ってジグザクの道を登り発電所の施設の金網がある急坂を登り尾根に出た。
  山ノ神の祠があり、ここからやや緩い登りとなりホッとする。尾根にははっきりした印があり、踏み跡もしっかりしている。杉林から広葉樹になった道を登って行く。普通の坂であるがきつい。
  標高1500m付近よりやや楽になりグングン登る。1603mに「水場入り口」の標識があった。また急な坂になり、汗をたらしながら登るとやや緩くなり、また急坂になる繰り返しである。一時間に400m程標高を稼ぐ。相変わらず樹林帯の中で展望はない。崩壊地の開けた所で昼食にした。少しザックが軽くなった。
  坂がゆるくなると標高2256mの「笹山―奈良田」の標識に到着。倒木に苔が生えて南アルプスらしい雰囲気。2300m付近で女性の単独行者に会う。朝4:30に出発して10:00に頂上に着いて引き返してきたという。すごく速い人だ。
  再度急坂を登り大岩を過ぎると石楠花が咲いていた。気温が低いのを実感する。いつの間にか汗は乾いていた。坂がゆるくなったと思ったら広場に出た。良く見ると風雨にさらされた柱が立っており、笹山と記されていた。やった、頂上だ。残念ながらガスがかかり塩見や北岳、笊ヶ岳などの展望はない。少し南に行き三角点を確認した。
  予定より早く着いため先に進むことにした。磁石を北峰の方向に合わせて進む。稜線より少し下がって北西に進むと笹山北峰に着いた。ここも展望がなく岩稜帯を歩いて行く。ハイマツ帯の道を抜けるとまた岩の道になった。遠くにテントが見えた。今日三人目の人だ。二軒小屋ロッジから蝙蝠岳、塩見岳、熊の平、間ノ岳と歩いてきたという。こういうコースもすばらしい。ガスで分かりづらい道を磁石とケルンで道を探しながら歩くと白河内岳。相変わらず展望はない。さらに進んで大籠岳に到着。この先を下った鞍部にテントを張った。

  朝になり眺めを期待したが、塩見岳が少し見えただけでまたしてもガスで閉ざされた。ケルンを探しながら岩稜帯とハイマツ帯の道を登って広河内岳に着いた。ここにも立派な山頂標柱があった。しばらくすると北方向より二人の青年が現れた。考えていた大門沢降下点の方向と違ったため驚いた。
  改めて地図と磁石で方向を定めるとそちらの方向であった。この頂上は標識が無く注意が必要である。

  大門沢降下点に着くと農鳥岳から数人のグループが下ってきて一気ににぎやかになった。
  岩ゴロの急坂を下りニッコウキスゲやシナノオトギリの咲くお花畑を過ぎると1910mの一本の丸木橋である。上にロープが張ってあり安定して渡ることができた。なかなか面白いコースである。すぐに大門沢小屋。看板もすてきでなかなか趣がある。ここで一休みして後は一気に下った。渡渉や橋などまだまだ楽しめる所があった。大きな堰堤の脇を下ると林道へ出て縦走も終わった。
  大門沢の下山道は、岩ゴロや丸太橋、渡渉、長い吊橋と結構きついコースであった。下山だけを考えたら笹山の下山道がやさしいと思われた。


コースタイム・天気 
7月23日 晴後曇り
 秦野中井4:30=御殿場5:20=奈良田吊橋7:10~35―第三発電所7:50―1603m水場案内標識9:35―2256m笹山標識11:44―笹山南峰13:10~50―北峰14:00―白河内岳15:15~20―大籠岳16:00―鞍部テン場16:20                                       登り、5:10、行動時間7:10
7月24日 曇
  鞍部テン場5:20―広河内岳6:25~40―大門沢降下点7:20~40―お花畑8:45―1910m丸太橋1, 9:10―1840m梯子橋2, 9:20―大門沢小屋9:25~50―1680m丸太橋3,10:00―桟道10:28―1610m丸太橋4,10:13―1240m丸太橋5:13―1140m渡渉11:35―水取り入れ口11:43―林道(登山口)12:03―県道37号12:25―奈良田吊橋12:55                          下り、5:23、行動時間7:35


メンバー: 一人  






    








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西丹沢、世附川沖ビリ沢を下降して水ノ木沢を登る(沢登り)   2011年7月11日

2011-07-17 18:12:43 | 登山
      
2段12mの階段状滝



  西丸北部稜線 標高2000mより沖ビリ沢に下降


  お助け紐を使い沢へ下りる


  標高1040mよりナメが始まる


  標高1035m 3段10mのナメ滝 水が少なく迫力がない


  970m 4段10m滝 左岸に虎ロープがある


  4mナメ滝 


  標高950m 7m滝 左岸に虎ロープ


  865m 沖ビリ沢出合4mナメ滝 階段状の滝を右より左に下りる 左より沢流入


  830m付近より水ノ木林道にでる


  「菰釣山林道碑」より入渓 標高760m


  標高780m 小滝


  800m 3m滝 1


  805m 3m滝 2


  850m 4m滝 釜に入り右側を登る ホッ


  890m 2段12m 階段状の滝 右側を登る


950m付近 8mナメ滝


5mナメ滝 1


1000m 5m滝 2


1030m 2mナメ滝


1060m 二俣を右へ入る


菰釣山北西の1360mピークに出る この後東海自然歩道を大棚ノ頭までもどる


記録
 山中湖から413号線に入り山伏トンネル手前のホテル入り口に車を置く。ここで高度計を合わせてホテル前から鳥居をくぐり、送電線鉄塔の下を通り大棚ノ頭を巻いて、階段を登り水ノ木分岐に着いた。ここで支度をして、南東の西丸北西尾根を下って、1200mの稜線から笹につかまり沢に下りた。少し下るとゴーロの沢に着いた。

 標高1050mより花崗岩のナメが始まった。何回来ても気持ちが良い所だ。今日は天気が良く水が少ない。1000m付近で3段10mのナメ滝を下る。水がチョロチョロで迫力が無い。続いて4段13mのナメ滝。下段の左岸には虎ロープがありこれを使って下りる。すぐに4mのナメ滝。やはり迫力が無い。
続いて950mで釜を持った7m滝。これも左から虎ロープで下る。一時ナメが終り、大岩が出てくると再度ナメとなり880mで4mナメ滝に着いた。右側から左に移動して階段状の岩を下りた。

 少し行くと835m付近で左に踏み跡があり水ノ木林道にでた。右に大岩があり左に白ガレがあった。少し下ると、左から樅ノ木林道が分岐するが直進する。天気が良く緑がきれいで涼しく気持ちが良い。719mで樅の木橋を渡り、686mで菰釣橋を見つける。菰釣橋を渡らないで手前を左の菰釣林道に入り大洞橋を渡り、緩い坂を登って行く。10分程で「○○○清流の森」の看板が出てきた。ケバケバしくこの道と合っていないと思った。道が荒れてきて倒木が多くなってくる。
   東より入ってきた沢を渡り西に行き北に曲ると760m付近で「菰釣山林道新設工事起点」の碑があった。ここから左の沢に下りた。林道はこの上で大きく曲がっていた。

  ゴーロを歩きナメになると右より沢が流入して3mの滝1が出てきた。すぐに3m滝 2が出てきた。
釜は青くすてきだ。二俣を過ぎると4mの滝。カメラをしまい、右側に手掛かりがありそうなので釜に入り右手に取りつく。最初の手掛かりが細かく、足も滑るためうまく登れない。Kさんよりスリングを出してもらい一歩を頼って登ることができた。上の巻き道は厳しそうでホッとした。

 890m付近でこのコースのハイライト2段12m階段状の滝が出てきた。水が少ないが迫力がある。ナメを行くと950mで8mのナメ滝に着いた。結構迫力がある。2m滝、5mナメ滝 1、2m滝 2、5mナメ滝 2 と快調に登って行く。1050m付近の中州を形成していそうな二俣を直進した。1060mで、5:1で流量の少ない右俣に入る。1090m付近で装備を解く。1100m付近の二俣をまた右に入る。ここは直進すべきであった。
   笹につかまって登り1200m付近で尾根に出るが、なおも急な登りで息が切れた。30分程尾根を登るとようやくベンチのあるピークに出た。計画より東にそれて菰釣山の北西のピークに出た事が判明。沢の詰めが甘いく余計なエネルギーを使ってしまった。反省。
   この後、ブナノ丸、油沢ノ頭、樅ノ木沢ノ頭、石程山、水ノ木分岐と東海自然歩道をのんびり歩き、山伏トンネルまで下った。ちょうど予定した時間であった。最後の詰めが甘かったが、沖ビリ沢。水ノ木沢と二つの沢を楽しむことができて感激した。


コースタイム・天気 : 晴
 山伏トンネル7:05~20―水ノ木分岐8:00―西丸北部稜線(入渓)8:05~35―水ノ木林道10:00―樅ノ木橋10:25―菰釣橋(菰釣林道)10:45―大洞橋10:50―菰釣林道起点碑11:15~45―4m滝12:35―12m2段滝12:55―8mナメ滝13:10―右俣分岐13:40―本流分岐13:45~55―1100m二俣分岐14:22―1250m尾根―1360mピーク(甲相国境尾根)15:00―ブナノ丸15:20―樅ノ木沢ノ頭16:10~20―石程土山16:55~17:05―水ノ木分岐17:30―山伏トンネル17:45
    沢下降1:25、 沢遡行3:15、 行動時間10:25

メンバー: 2人





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奥多摩 唐松谷(沢登り) 2011年7月9日

2011-07-16 00:05:40 | 登山
    
野陣の滝




  八丁橋の広場に車を置き、日原林道を歩き、唐松谷の標識より唐松谷に下りる


  吊橋を渡り下降して入渓


  入渓後すぐに出てくる3mの滝を倒木にまたがって登る



  野陣ノ滝下の小滝 1


  野陣ノ滝の下の小滝 2


  野陣ノ滝下の小滝 3


  3段18m野陣ノ滝


  3段野陣ノ滝の中段


  3段 野陣ノ滝中段の左側を登る


  野陣ノ滝上段の左側を登る


  野陣ノ滝の上のシャワークライムの小滝


  2段15m大滝 右より巻く


  小滝1


  小滝2の上部


   小滝3


   3段8mの上段ツルツル滝を登る 


   イモリ谷が左より流入


   小滝1


   小滝2


   林道の石垣が出てきて遡行終了。唐松谷林道(登山道)を八丁橋広場まで戻る


唐松谷ルート

記録
   日原林道は落石防止工事が行われている。八丁橋ゲートの規制では、期日 : 7月4~31日、時間 : 8~18時 まで工事中で通行止めとの表示。唐松谷入渓点まで歩かなければならないことが判明。ゲート前の日原林道八丁橋広場に車を置いて、唐松谷の道標まで歩きそこから登山道に入り吊橋を渡った所で準備をして入渓。途中の林道では、すでに落石防止金属ネットを張る工事が行われていた。

  入渓していきなり大きな倒木がかかった3mの滝。倒木の上面がすこし尖っており歩いて渡れそうもない。倒木にまたがりスリ上がって行く。uさんを先頭にsちゃん、mさんの女性陣もうまく上がって行く。途中で落ちないか心配だったがなんとか滝の上の倒木まで行くことができホッした。
  次に、細い倒木かかった滝や、小さいヒョングリの流れを横切って歩いて行く。沢を横切る時は、流量が多いため、足を流れの中にしっかり置いて慎重に渡った。小滝を越して行くと、豪快な 野陣の滝3段18mに着いた。特に中段、上段が、迫力がある。左壁を直登する。中段は左側のクラックの所を登った。上段を見上げると難しそうである。しかし左側に結構ホールドがありそう。uさんがリードで登った。この沢のハイライトを登ることができて感激した。

  すぐ上の小滝は左岸に移り登るが、sさんは果敢にも流れの中を濡れて登って行く。すごい。
  チョックストーンの小滝などを登って行くともう一つのこの沢のポイントの2段15mの大滝に着いた。上段は流量が多く登れそうもないため、ガレを唐松林道まで上がり巻いた。踏み跡がしっかり付いていた。

この後、小滝をヘツッたりして登って行く。楽しく癒される沢だ。3段8mの滝は、左側を登る。上段はツルツルで手がかりが少ない。mさんがフリクションを効かせて巧みに登った。さすが。すばらしい。イモリ谷が流入した後、楽しい小滝が続く。まもなく流れが少なくなり、右側に唐松登山道の石垣が出てきて遡行終了であった。
  野陣の滝を登ったり、3段8mの滝や、小滝を登ったりして緊張のなかでも楽しい沢であった。

コースタイム
伊勢原5:00=日原林道八丁橋広場7:00~25―唐松谷道標8:45―吊橋下入渓9:00~15― 野陣ノ滝10:05―大滝11:35~12:20―3段8m 12:40―石垣(終了)14:00~20―吊橋15:15―日原林道15:30―八丁橋広場16:35=伊勢原19:30        遡行3:45 、下山2:15

メンバー: 4人

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岩登りトレーニング 城ヶ崎海岸  2011年7月8日

2011-07-15 21:59:39 | 登山
         
城ヶ崎海岸 フナ虫ロック


記録
  夏の暑い日に城ヶ崎海岸で岩登りトレーニングを行った。始めはフナ虫ロックのクラックを登る練習。クラックになかなか手が決まらず苦労する。
  次いで少し南に移動しバンブーロックで練習。難しいため、下の大岩でポーダリングで楽しんだ。



     フナ虫ロックのクラックで岩登りの練習


     クラックを登るSさん


     クラックを登るUさん


     同じく、クラックを登るUさん


     海岸に咲いていたスカシユリ


     ゲレンデを変えてバンブーロックでトライ
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