ニノ塔より富士山と南アルプス
地図読み能力の向上、ナビゲーションの習得を目的として三ノ塔からヨモギ尾根を下り、尾根分岐では、現在地を確認し実際にコンパスを使って自分の歩く方向を定めて歩いた。各自が先頭に立ちナビゲーションを体験した。ヨモギ平付近ではモミジが紅葉しておりリラックスできた。
菩提峠登山口を出発
日本武尊の足跡を見学
二ノ塔より富士山(11月17日撮影) 本日は見えない
標高1200mヨモギ尾根分岐を北東へ
ヨモギ平へ
ヨモギ平
ヨモギ平のモミジ
830m付近の紅葉
760m尾根分岐付近の紅葉
760m尾根分岐を右へ
680m付近の平らな尾根
札掛ではタライゴヤ沢を渡る
ヨモギ尾根ルート
コースタイム・天気 : 曇後晴
秦野駅8:20==菩提峠(車を札掛に回送)9:10~55―二ノ塔11:05~10―三ノ塔11:25~12:00―ヨモギ尾根分岐12:10―ヨモギ平13:05~15―タライゴヤ沢渡渉14:30~40―札掛(車を菩提峠より回送)14:45~15:05==秦野温泉16:10
記録
各自が体験、習得できるようにメンバーを四グループに分けて菩提峠より二ノ塔に向けて出発。
出発前に、現在地の確認の仕方、コンパスの使い方を講師に講義していただく。
二ノ塔までの間に、次のポイントまでの先読みを行いナビゲーションのやり方を体験していただいた。二ノ塔では17日にはきれいに見えた富士山は残念ながら見えなかった。
三ノ塔では、見える山の同定の仕方及びバックベアリングによる自分の位置の出し方を説明し、実際に体験していただいた。天気の回復が遅れガスが少し残り大山の頂上が正確に見えなかったのは残念であった。
三ノ塔からは、いよいよバリエーションルートの尾根の下りである。標高1200mの尾根の分岐はどの班も判定し北東の尾根を下って行く。このあたりは踏み跡もあって間違わずにヨモギ平に到着。
段々天気も回復してきて赤くなったモミジも見受けられリラックスして歩く。ヨモギ平からは踏み跡もはっきりしなくなったが、930m、806m、760m、650mの各尾根分岐では、分岐していく尾根と歩く尾根の方向、傾斜の度合などより現在地を確認して方向を間違わずに歩いた。この間、各班先頭を交代して各自ナビゲーションを体験していただいた。最後に急坂をタライゴヤ沢に下り、前日の雨で少し増水した沢を無事に渡渉してヨモギ尾根での実習が終了した。
前もってカシミール3Dによる地形図のダウンロードの仕方や磁北線の引き方、コースの記入の仕方については資料を送って勉強していただいた。今回、実際に踏み跡のないバリエーションルートの尾根を歩いてコンパスの使い方、ナビゲーションの仕方を体験していただき、習得できたと思う。
今後の山行では、地形図を見ながら歩き、地図読みの能力を深めていただきたい。
参加していただいた皆様、お疲れさまでした。
メンバー : 18人