【カワヅザクラ】
桜の花、桜前線、といえばソメイヨシノ。
3月中旬あたりから日本中を
一喜一憂させる桜は、
ぱ~っと華やかに咲き誇り、
そして、
はらはらと風流に、そして潔く散る江戸の花。
誰もが待ちわびて、
ほころぶ蕾に胸を躍らせる。
空を見上げては
立ち止まり、
青い空と春の日差しに
誘われて、花の下につどい
美酒に酔う。
そして、
風や雨に心痛め、
短い命を惜しむ。
それが、日本を代表する
桜の季節の過ごし方。
****************************
私の近所で
春一番最初に咲く花はカワヅザクラ。
静岡県の河津で発見された寒緋桜と早咲き大島桜の
自然交配種なのだという。
ソメイヨシノよりも少し桃色がかっている。
2月初旬に咲きはじめて
約1ヶ月ほど、次々と花を咲かせ、
満開の頃、ようやく周囲の木々に
新芽が出始めて本格的な春の到来となる。
そして、ユキヤナギやレンギョウがこぼれおちんばかりに
勢いをつけて咲き乱れる頃には
ひっそりと葉を茂らせる、本当にひかえめな桜。
でも、ここ数年
この早咲きの桜に気付いてからは
沈丁花に替わって、春を一番に告げる存在となった。
****************************
今日、いつもの公園を通りかかると
数輪だけ、咲いていた。
数日前、東京にも久々に雪が降り
空気の冷たい日々なのに、
それでも、ちゃんと桜は咲いていた。
確実に季節はうつろい
春の気配をしっかりキャッチして
花開くさまは、毎年みても本当に美しい。
いつの時代も、その姿と生命力に人々は感動する。
特に桜は、農耕民族である
日本人にとって桜の開花はイネの開花の前触れとして
稲穂の実りを予期させるものだったという。
桜が満開に咲けば、
イネの花も満開になり、秋には黄金の稲穂となる。
そこに、古来の先人たちは
桜、すなわち豊作という図式を重ね合わせていたのだとか。
****************************
先週の日曜日、
今年最初のフィーノライフスタイルセミナー
「“花”のように愛おしく」では、
KAORU♪が皆さまの前で花を生けていく
ライブパフォーマンスに初挑戦。
福田証子さんの繊細で美しい音色の
バイオリン演奏に包まれながら
「桜と満月」というテーマで春の花と桜、
桜の向こうに登る薄紙で作った満月、
キャンドルの光で演出したアレンジメントを
約30分ほどで制作したあと、
最後はじっくりとバイオリンの演奏に
耳を傾けていただいた。
ご参加の方々からは、
涙が出てきた。という意見が多数あり
本当に感激し、皆さま喜んで下さった。
通常のこういったデモンストレーションでは
一般的に話はしないで、純粋に花だけを
生けていくスタイルなのだが、
なぜか予定外におしゃべりしたくなり、
ぽつんぽつん、と花への思いや
花を通して自分らしく“生きる”ということを
思いつくままに話ながら作りあげた。
それがまた、計算外だったのに
とても心にしみたのだという。
お花のプロたちが大掛かりなステージで
行うデモンストレーションとは
規模もレベルも違うが、
私なりに等身大のものを作っていこう、と
肩の力を抜いた作品を制作した。
そして、
今回はテクニックよりも
思いっきり楽しもう♪と決めていた通り
すっごい楽しかった。
それは想像以上だった。
皆さまの反応も
思った以上に良くて、
またやってみたいな~と
すっかりその気である。
なんだか、またまた
清水薫ワールドが広がりそう
花のライブパフォーマンスしながら
メッセージをお伝えするって
今までには意外とないのかも。
新しいスタイルがもしかしたら
できるのかな
何はともあれ、自分自身が一番HAPPYだった。
そして、会場にお越しくださった方々も
すごく感動してくださった。
それは、まぎれもない事実なのである。
桜の花が少しづつ開いていくように、
まだ眠っている可能性や、
まだ誰もチャレンジしていないことや、
たくさんの皆さまが待っていることに、
とにかくトライしてみたい。
0から1にするとき、
新芽が土から顔を出すとき、
たくさんのパワーと勇気が必要だけれど、
うまく育つかなんて計算なんかできないけれど、
どんな花が咲くかなんて、あとでいい。
今、心躍る、という事実を大切にしよう。
春は、そんなエネルギーに満ち溢れている。
桜の花、桜前線、といえばソメイヨシノ。
3月中旬あたりから日本中を
一喜一憂させる桜は、
ぱ~っと華やかに咲き誇り、
そして、
はらはらと風流に、そして潔く散る江戸の花。
誰もが待ちわびて、
ほころぶ蕾に胸を躍らせる。
空を見上げては
立ち止まり、
青い空と春の日差しに
誘われて、花の下につどい
美酒に酔う。
そして、
風や雨に心痛め、
短い命を惜しむ。
それが、日本を代表する
桜の季節の過ごし方。
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私の近所で
春一番最初に咲く花はカワヅザクラ。
静岡県の河津で発見された寒緋桜と早咲き大島桜の
自然交配種なのだという。
ソメイヨシノよりも少し桃色がかっている。
2月初旬に咲きはじめて
約1ヶ月ほど、次々と花を咲かせ、
満開の頃、ようやく周囲の木々に
新芽が出始めて本格的な春の到来となる。
そして、ユキヤナギやレンギョウがこぼれおちんばかりに
勢いをつけて咲き乱れる頃には
ひっそりと葉を茂らせる、本当にひかえめな桜。
でも、ここ数年
この早咲きの桜に気付いてからは
沈丁花に替わって、春を一番に告げる存在となった。
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今日、いつもの公園を通りかかると
数輪だけ、咲いていた。
数日前、東京にも久々に雪が降り
空気の冷たい日々なのに、
それでも、ちゃんと桜は咲いていた。
確実に季節はうつろい
春の気配をしっかりキャッチして
花開くさまは、毎年みても本当に美しい。
いつの時代も、その姿と生命力に人々は感動する。
特に桜は、農耕民族である
日本人にとって桜の開花はイネの開花の前触れとして
稲穂の実りを予期させるものだったという。
桜が満開に咲けば、
イネの花も満開になり、秋には黄金の稲穂となる。
そこに、古来の先人たちは
桜、すなわち豊作という図式を重ね合わせていたのだとか。
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先週の日曜日、
今年最初のフィーノライフスタイルセミナー
「“花”のように愛おしく」では、
KAORU♪が皆さまの前で花を生けていく
ライブパフォーマンスに初挑戦。
福田証子さんの繊細で美しい音色の
バイオリン演奏に包まれながら
「桜と満月」というテーマで春の花と桜、
桜の向こうに登る薄紙で作った満月、
キャンドルの光で演出したアレンジメントを
約30分ほどで制作したあと、
最後はじっくりとバイオリンの演奏に
耳を傾けていただいた。
ご参加の方々からは、
涙が出てきた。という意見が多数あり
本当に感激し、皆さま喜んで下さった。
通常のこういったデモンストレーションでは
一般的に話はしないで、純粋に花だけを
生けていくスタイルなのだが、
なぜか予定外におしゃべりしたくなり、
ぽつんぽつん、と花への思いや
花を通して自分らしく“生きる”ということを
思いつくままに話ながら作りあげた。
それがまた、計算外だったのに
とても心にしみたのだという。
お花のプロたちが大掛かりなステージで
行うデモンストレーションとは
規模もレベルも違うが、
私なりに等身大のものを作っていこう、と
肩の力を抜いた作品を制作した。
そして、
今回はテクニックよりも
思いっきり楽しもう♪と決めていた通り
すっごい楽しかった。
それは想像以上だった。
皆さまの反応も
思った以上に良くて、
またやってみたいな~と
すっかりその気である。
なんだか、またまた
清水薫ワールドが広がりそう
花のライブパフォーマンスしながら
メッセージをお伝えするって
今までには意外とないのかも。
新しいスタイルがもしかしたら
できるのかな
何はともあれ、自分自身が一番HAPPYだった。
そして、会場にお越しくださった方々も
すごく感動してくださった。
それは、まぎれもない事実なのである。
桜の花が少しづつ開いていくように、
まだ眠っている可能性や、
まだ誰もチャレンジしていないことや、
たくさんの皆さまが待っていることに、
とにかくトライしてみたい。
0から1にするとき、
新芽が土から顔を出すとき、
たくさんのパワーと勇気が必要だけれど、
うまく育つかなんて計算なんかできないけれど、
どんな花が咲くかなんて、あとでいい。
今、心躍る、という事実を大切にしよう。
春は、そんなエネルギーに満ち溢れている。