【ベンケイソウ】
野球部の息子が少し体格の小さい男の子に手を振っていた。
友達?と尋ねると野球部の後輩だという。
先輩後輩はないの?と聞くと、
ないよ、オレ達仲良しだから。と答えた。
先日の都大会で3位だったというチームに
籍を置いているところをみると、
決してお遊びクラブではない。
なのに、私が子どもだった頃の上下関係がほとんど見られない。
そう思って見回してみると、
あらゆるところで境界線がなくなってきている。
カップルではいつも食事をオゴるのは女性。
老いた自分の親の面倒を妻の仕事にせず、
しっかりとお世話する夫。
上司の飲み会はイヤならきっぱり断る部下。
どっちが親かわからない友達親子。
考え始めたら枚挙に暇がない。
縦社会の崩壊に嘆き、世相を分析する評論家も多いが、
その上下関係が作り出した歪みがいま次々と暴かれている。
従うべきリーダーがとんでもなかったら、
その忠誠心は悪の温床を育ててしまう。
従来の隠蔽体質は、時として「欠点や失敗=恥」
と世間体を恐れ、家庭の中で処理しようと思うために
例の高齢者を狙った事件を作り出している。
親戚一同に恥じないようとする家制度、
という感覚も大きく影響しているのではないだろうか。
今後若年層になるほど、その意識は薄らいでいくだろう。
つまり、あえて臭いものにフタをする必要もなくなるわけだ。
そんな状況の変化の中で、きっと今までのように
悪いことは隠しきれなくなってくるだろう。
忠誠心がないということは、逆を考えると
道はずれるとすぐに明るみにでる可能性もある。
もしそう考えるならば、「いいもの=本物」のみが
生き残る時代に突入していくのではないだろうか。
枠がなくなり、境界があいまいになるという流れは
つまり魂勝負!ありのまま、素顔の自分が
魅力的で勝負強いほど追い風を受ける可能性が大きい。
これからの未来は地位や名声、学歴、家柄などは
あくまでもプラスαであり、最終的には
人間力が強い人が真の豊かさや幸福を享受できる。
ボーダレス時代はあいまいなようでいて、
実はごまかしが利かず、思ったよりも厳しい。
しかし、本筋をきちんと踏まえていくことで
きっと今までよりもずっと生きやすい、本物時代へと
変貌していくのだろう。
野球部の息子が少し体格の小さい男の子に手を振っていた。
友達?と尋ねると野球部の後輩だという。
先輩後輩はないの?と聞くと、
ないよ、オレ達仲良しだから。と答えた。
先日の都大会で3位だったというチームに
籍を置いているところをみると、
決してお遊びクラブではない。
なのに、私が子どもだった頃の上下関係がほとんど見られない。
そう思って見回してみると、
あらゆるところで境界線がなくなってきている。
カップルではいつも食事をオゴるのは女性。
老いた自分の親の面倒を妻の仕事にせず、
しっかりとお世話する夫。
上司の飲み会はイヤならきっぱり断る部下。
どっちが親かわからない友達親子。
考え始めたら枚挙に暇がない。
縦社会の崩壊に嘆き、世相を分析する評論家も多いが、
その上下関係が作り出した歪みがいま次々と暴かれている。
従うべきリーダーがとんでもなかったら、
その忠誠心は悪の温床を育ててしまう。
従来の隠蔽体質は、時として「欠点や失敗=恥」
と世間体を恐れ、家庭の中で処理しようと思うために
例の高齢者を狙った事件を作り出している。
親戚一同に恥じないようとする家制度、
という感覚も大きく影響しているのではないだろうか。
今後若年層になるほど、その意識は薄らいでいくだろう。
つまり、あえて臭いものにフタをする必要もなくなるわけだ。
そんな状況の変化の中で、きっと今までのように
悪いことは隠しきれなくなってくるだろう。
忠誠心がないということは、逆を考えると
道はずれるとすぐに明るみにでる可能性もある。
もしそう考えるならば、「いいもの=本物」のみが
生き残る時代に突入していくのではないだろうか。
枠がなくなり、境界があいまいになるという流れは
つまり魂勝負!ありのまま、素顔の自分が
魅力的で勝負強いほど追い風を受ける可能性が大きい。
これからの未来は地位や名声、学歴、家柄などは
あくまでもプラスαであり、最終的には
人間力が強い人が真の豊かさや幸福を享受できる。
ボーダレス時代はあいまいなようでいて、
実はごまかしが利かず、思ったよりも厳しい。
しかし、本筋をきちんと踏まえていくことで
きっと今までよりもずっと生きやすい、本物時代へと
変貌していくのだろう。