高齢者の安全を守るサービス

安否確認サービスというのを知っていますか?

安否確認を行う際に気をつけたいプライバシー保護

2024-07-16 09:25:31 | 介護施設

 介護施設での安否確認とプライバシー保護は、非常に重要なテーマです。目視による安否確認は、介護職が日常的に行う業務の一つですが、注意点をしっかりと守ることで利用者の安全を確保しつつプライバシーを尊重できます。利用者の居室を訪問する際には、ノックをするか、声をかけてから部屋に入ることが前提です。「失礼します」と声をかけることで、利用者にこちらの存在を知らせることができます。突然入ってしまうと、利用者が驚いたり不快に感じたりすることがありますので、必ず一言かけてから入るようにしましょう。部屋に入り、利用者がどのような状態でいるかを確認する際にも、プライバシーを尊重することが重要です。例えば、部屋の中の細かいところやプライベートな物に目を向けすぎないように注意しましょう。必要な情報だけを確認することが、利用者のプライバシーを守ることにつながります。

 また、利用者が自分のプライバシーに対してどのような考えを持っているのかを理解しておくことも大切です。人によっては、特に気にしない方もいれば非常に敏感な方もいます。そのため、事前に利用者の希望や要望を聞いておき、それに基づいて対応しましょう。さらに、安否確認の際には、利用者の身体的な状態だけでなく精神的な状態も観察するようにしましょう。普段と違って元気がなかったり、話し方が変わっていたりする場合は、その背景に何か問題があるかもしれません。そのような変化を見逃さないようにするためにも、日常的なコミュニケーションは大切です。


介護現場で活用される安否確認サービスとは

2021-06-30 01:18:58 | 健康チェック

 高齢の親が心配でありつつも子供は独立し、離れて暮らしているため同居が難しいという人は多くいます。近年ではそのような問題を少しでも軽減しようと、安否確認サービスなどが活用されています。契約を結んだ事業者により違いがありますが、専任のスタッフによる訪問や郵便配達員や水道、ガスメーターの検査員の訪問など地域に密着した人たちによる訪問は、地域情報や犯罪防止情報を提供することもメリットです。この他にも人の動きをセンサーで感知したり、食事の宅配サービスによる安否確認サービスなどもあります。ここで注意したいのが、これは介護保険の対象ではなく対象外という点です。

 

 安否確認サービスはサービス付き高齢者向け住宅や、有料老人ホームなどの介護現場でも利用されています。このような介護現場では、在室確認や起床や就寝時間などの生活リズムの管理のほか、高齢者が徘徊により行方不明になった場合、あらかじめ設置されている様々なセンサーで人の動きを感知し、早期発見に至ることに結びつくことが期待されています。またトイレの利用管理などは健康チェックにも繋がるなど、安否確認サービスの活用方法が広がっているのです。一方で高齢者だからという理由により、自分自身の全てを他者が管理することを拒む人もいます。高齢者のプライバシーを守りながら健康管理や急な体調不良に対して、直ぐに対応出来るような安否確認サービスは今後も需要が高まることが予想されています。こうした安否確認サービスについて、活用例や課題などいろいろな情報をまとめてチェックできるサイトを紹介しておくので、一緒に目を通してみてください。