悪気はない、ということはわかっていると
まずは書いておくね。
先日、
仲良しの友人が2人、お見舞いに来てくれた。
病棟ラウンジで3人でまったり楽しくおしゃべりしていると、
そこに3人共通の知人である“お姉さま”的な人がいきなり登場。
「受付で部屋番号を教えてくれなかったけど
この病院は知っているから、
だいたい見当を付けて来たわ。」
とのこと。
(シウは、仕事関係のオサーンなど、
いきなり誰か来ないように
部屋番号は公表しないでもらっている。
だって、具合悪いときもあるし。)
そして、
シウたち3人のところにバシっとすわり、
ご自分の病気経験(それはそれはシウなんかよりもずっと壮絶)を
一通りお話になり(2時間近く)
「癌のことなら、私になんでも聞いてね~」
と、お帰りに。
時間が遅くなったので、友人たちも一緒に。
悪気がないのはわかっているよ。
せっかく来てくださったことには感謝もおぼえる。
でも、病人に病気の話は楽しくない。
病気になったと聞くと
ご自分や周囲の、
病気経験談を話す方がいる。
「すっかりよくなって、今は元気よ。」
「髪の毛もすぐに生えてきたわよ。」
的な話だと
シウもすごく元気付けられたりする。
でも中には
手術はすぐって聞いてたのに、すごく長くなった
入院は2週間の予定だったのに半年に延びた、
手術していったんは治ったけど、結局10年後に同じ病気で死んだ(!)
とか、言ってくれる人もいて
ちょっとびっくりする。
病気経験者には
いつの間にか“病気自慢ボタン”みたいなものが装着されて
“病気”というキーワードで
無意識にスイッチが入ったりしてしまうんだろうか。
だいたい、
他人の闘病経験なんて、何の役にも立たない。
もちろん、入院にこういうものがあると便利よ、
といった情報は大事だけど、
この薬で苦しんだとか、
こういう症状はしぬほど辛い、とか。
全部人それぞれだもん。
病気と闘うときに
先入観や、覚悟なんて必要ないと思う。
==============
人様の好意を踏みにじって、
上のようなことを言っていると
またもや、
「シウさんを、本当に慰められるのは私だけだから。」
っておっしゃる、別な癌経験者のお姉さまが来ちゃった。
なんでも、2年近くも抗がん剤治療をされたとか。
彼女との会話で
「それはお気の毒ですね~」
「本当に治って、良かったですね~」
といい続けたシウ。
シウが慰めてるんじゃん!
どうよ。
まずは書いておくね。
先日、
仲良しの友人が2人、お見舞いに来てくれた。
病棟ラウンジで3人でまったり楽しくおしゃべりしていると、
そこに3人共通の知人である“お姉さま”的な人がいきなり登場。
「受付で部屋番号を教えてくれなかったけど
この病院は知っているから、
だいたい見当を付けて来たわ。」
とのこと。
(シウは、仕事関係のオサーンなど、
いきなり誰か来ないように
部屋番号は公表しないでもらっている。
だって、具合悪いときもあるし。)
そして、
シウたち3人のところにバシっとすわり、
ご自分の病気経験(それはそれはシウなんかよりもずっと壮絶)を
一通りお話になり(2時間近く)
「癌のことなら、私になんでも聞いてね~」
と、お帰りに。
時間が遅くなったので、友人たちも一緒に。
悪気がないのはわかっているよ。
せっかく来てくださったことには感謝もおぼえる。
でも、病人に病気の話は楽しくない。
病気になったと聞くと
ご自分や周囲の、
病気経験談を話す方がいる。
「すっかりよくなって、今は元気よ。」
「髪の毛もすぐに生えてきたわよ。」
的な話だと
シウもすごく元気付けられたりする。
でも中には
手術はすぐって聞いてたのに、すごく長くなった
入院は2週間の予定だったのに半年に延びた、
手術していったんは治ったけど、結局10年後に同じ病気で死んだ(!)
とか、言ってくれる人もいて
ちょっとびっくりする。
病気経験者には
いつの間にか“病気自慢ボタン”みたいなものが装着されて
“病気”というキーワードで
無意識にスイッチが入ったりしてしまうんだろうか。
だいたい、
他人の闘病経験なんて、何の役にも立たない。
もちろん、入院にこういうものがあると便利よ、
といった情報は大事だけど、
この薬で苦しんだとか、
こういう症状はしぬほど辛い、とか。
全部人それぞれだもん。
病気と闘うときに
先入観や、覚悟なんて必要ないと思う。
==============
人様の好意を踏みにじって、
上のようなことを言っていると
またもや、
「シウさんを、本当に慰められるのは私だけだから。」
っておっしゃる、別な癌経験者のお姉さまが来ちゃった。
なんでも、2年近くも抗がん剤治療をされたとか。
彼女との会話で
「それはお気の毒ですね~」
「本当に治って、良かったですね~」
といい続けたシウ。
シウが慰めてるんじゃん!
どうよ。
で、今日のコメントですが、「あ~、そうそう」とPCに向かって激しくうなずいてしまいました。
外為オンラインCM(あ、そちらでもやってますよね?)の「あなたのためだから」じゃないけど、「本当は自分のため?」なんてね。
シウさん、もうこれは、嫌だなあと思ったら、「疲れているので」「○○の時間なので」などということで、適宜お時間切ってよいかと思います。入院していて、頑張るのはシウさんなんだもの。
「あんたのなんてたいしたことない!私なんてもっと大変だったから」
なんて話を聞かされてもなぁ(笑)
いや・・・元気なときにもそういう話は聞きたくないよね。
わざわざ来てくださるのは
やっぱり好意からしてくださっていることだと
こんな風に悪口を書いている自分も反省しつつ。
「強烈な人が来た!」
なんて、看護師さんにお話ししたら
「ぜひ、ナースコールで応戦して!」
なんて言われました。
わが身を振り返る、色々と勉強になります。
>>なんでそう不幸自慢するんだろうね?
本当に。
すごい疑問です。
きっと理解できないと思う。
負のオーラって
あると思うんです。
弱っているときなんかは
バカにできない攻撃力になりそう。
「私のほうがもっと大変、あなたなんてまだまだ」星人って
すごくいっぱいいますよね(笑)
んで、頼んでもないのにやってきて
また去っていくという…
でも、弱ってる時だったりすると
たまに響いてしまってつらかったりしますよねぇ…
病気の症状なんて人によって違うし
「こうなる」
とか言われても困るだけですよね。
…そもそも、親しくない人に
長居されるだけで入院中は十分じゃないですか?
いっそ、キッチンタイマーとかおかれるとよいかも。
チーン!
「あ、お時間ですので」(笑)
余計なことに気持ちを砕かなくてはならないのは
本当に大変ですね。
せっかくお見舞い来てくださる
そのお気持ちはすごくありがたいんです。
自分を振り返る材料にもなるなって思います。
何かを自信もってやろう!って思うとき
「本当に自分のしていることって良いことなのか」
そんな風に一歩引いて考えることが
すごく大事だなって考えさせられます。
勇気づけられる内容でないとあまり聞かせるもんではありません、特に聞かれてもいないのなら、特に病気の時は・・・。
最近はインターネットが時々怖いです。
望んでもいない情報が地雷のように存在していたりして。
でもやはり自分と同じ病気とかだと読んでしまうし。
バチあたりなんかじゃないですよ。
シウさんがシウさんのままでいてくれることが
私はなんだかすごくうれしいです。
確かにネットは怖いですよね。
ネット上にあると、つい信じてしまったりするし。
シウは誰かの体験談は見ないようにしていますが、
友人が見てくれて必要な情報だけくれるので、助かってます。