ここ最近見た中では一番だと思う。
原題は「レッド・ジョーン」だけど、
これは当時彼女がそう呼ばれたからということであって、
本編を見れば彼女が決して“レッド”ではないことがわかる。
実際のモデルは根っから共産主義者でもあったようだけど。
共産主義かそうでないか、ではなくて、彼女はその先を見ていた。
誰も思い付かないやり方で、実質的な平和を作った。
しかも、それを意識して目指してる。
もし米英が核爆弾で他の国を根こそぎ焦土と化し、
世界を消してしまうことが目標だったなら、
ジョーンのしたことは“非国民”だけど。
彼女は政治の為の国家ではなくて、
国民の為の国家を愛しているということ。
教授との愛も、家族との愛も、本当に感動的だった。
シウはレオよりも断然デイヴィス教授だな~。
なにより、女は紅茶係、
というバカ男たちの油断を逆手に取ったのは気持ちいいよね。
「過去50年を振り返れば、私のしたことが正しいとわかるはず。」
70年経ってもそうだと思う。
名優ジュディ・デンチ、「M」だったときよりさらに年を取ったイメージ。
ソフィ・クックソンという女優さん、リース・ウィザースプーンに似てる。
「キングスマン」に出てるんだった。
これは見るべき作品。
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