すぎなの風(ノルウェー編)       ∼北欧の北極圏・トロムソから∼

北欧の中のノルウェー、
北極圏でも、
穏やかで住みやすいトロムソから
お届けいたします。

日本人の活躍、応援してます!(「北の果てまで行ってみた」~ その4~)

2021-09-20 | アイリッシュハープ
今回、Finnmarkを体感したことで、
これまでTVやイベントで見てきたこと
ードキュメンタリー、
 トナカイレース、
 ヨイク(サーミの音楽)、などなど― 、
遠くにあったものが、
ぐっと近づいたようでした。

サーミのおばさんの手作りショップでは、
話もできて嬉しかったなあ。

材料は、トナカイの皮、角。糸も、トナカイの腱から。
石は、サーミのおばちゃんからのプレゼント。


さらに、今回、思いがけない形で、
二人の日本人に会えました。

サーミ語のことわざが、日本語訳に



この本の翻訳者は、高峰香織さん。

トロムソ在住23年、
二児の母であり、
トロムソ大学で教鞭をとり、
日本語講師としても優れた資質をお持ちの方です。

この本の出版のことは
彼女から聞いていたのですが、
まだ読んだことがありませんでした。

それをHonningsvågの博物館の
土産コーナーで見つけたのです。

嬉しかったなあ。

サーミ語からノルウェー語に訳されたのを
日本語に訳されたそうです。

サーミ人の感性やノルウェー人との違いなどが、
見えてきます。

やはり、日本語だと、楽で、わかりやすい。
いや、日本語だから、わかるんだ。


最初のことわざのページ。
左ページでは、「ラップランド」に触れています。

「翻訳」って、難しいでしょうが、
素晴らしいお仕事ですねえ。

香織さん、ありがとうございます。

確かに「こんなところに日本人」だわあ。

帰り路、友人の家に寄るのに
Tamokdalen(ターモクダーレン)を通ると言います。

 ※ tamokは、サーミ語で「ørett(トラウト・マスの一種)」、
   dalenは、ノルウェー語で「谷」。


「じゃあ、和音さんちに寄ろうよ」。

行きたいと言いつつ、
一度も行けずにいた和音さんのおうちが、
Tamokdalenなのです。

和音さんとは、
2年前、
テレビ番組「こんなところに日本人」
登場した高井和音さん。(私はTV見れ
ていない)

メインの仕事は、犬ぞり。

ほぼ家のない道を走り、現れた彼女の家は、
山のふもと、広―い牧草地の中に建っています。
(端から端まで4㎞、隣の家まで800mですって)






50匹の犬が一斉に 
ワンワンワンワン!
わかってはいたけど、これは、圧巻ですわ。
毎日50匹の世話をするだけでも、
大仕事でしょう。



このコロナ期、仕事は減っています。

でも、スイス人のご主人デイビッドさんと二人、
独自の計画を着々と進めてみえました。




興味のある方は、こちらのサイトをご覧ください。

ターモクダーレンの冬は、
トロムソよりもうんと寒くて、雪も深いのです。

和音さん、ほんと、よく頑張ってるなあ。

冬には、犬ぞりをしに行こう!

**** ** **** ** *****

日本人には、なじみの少ない
北ノルウェーに暮らす私。

トロムソよりも北の歴史、自然、
小さな村々、暮らす人々に
僅かながら触れ、
勇気をいっぱいもらって、
戻ってきました。

コロナ期、なおのこと、
淡々と、されど、ユーモア、喜びを忘れずに!

皆さん、
4回お付き合いいただきまして、
ありがとうござましたm(__)m

次回から、また日常モード。
また、よろしくお願いいたします

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