すぎなの風(ノルウェー編)       ∼北欧の北極圏・トロムソから∼

北欧の中のノルウェー、
北極圏でも、
穏やかで住みやすいトロムソから
お届けいたします。

白夜の分岐点、「夏至」を迎えて

2019-06-27 | ノルウェーの自然


「白夜」と聞くと、
皆さん、白んだ夜を想像されるのではないでしょうか?

でも、ここは「北欧」と言えど、北極圏。
24時間太陽が地平線の上にあって、
沈まない現象が起こるのです。

「白んだ夜」よりも、もっと明るくカラッとしています。

 庭仕事は、夜に!

ここの6月は園芸の時期。 

町の広場やスーパーの駐車場には

この時季だけ「花の苗屋さん」が現れます。 

「待っていました!」とばかり人が集まってきます。

  春を告げる花の少なさが、淋しくてたまらん!

  • と思っていましたが、花屋さんによっては、
    冬を越す花も沢山並んでいるのです。

    これ、ほんと迷うんですよ。
    選りに選りまくって、
    少しずつ冬を越す花をうちの庭に増やしています。

     

    雪解けと同時に芽を出し、じわじわと伸び、葉を広げ、花をつける。

    これは、なんとも愛おしい。

    ちなみに庭の手入れをするのは、夜6時以降。
    仕事も夕食も終えて、もうひと働き。
    これは、うちだけでないですよ。

    沈まない太陽の穏やかな日差しに包まれて、
    心地よくてついつい時間を忘れてしまいます。

     子どもを守るための「焚火」

    日本にいた時は、あまり意識していなかった「夏至」。
    ここでは、とっても大切な時期なのです。
    長い冬が過ぎやっと雪が解けて、緑がどんどん増えて、わあ、生き返る~!
    そんな気分になるのですが、「夏至」は折り返し地点。
    日がまた短くなっていくのですから。

    ここでは、夏至にSankthansbål(サンクトハンスボル)と言って、
    火を焚く習慣が地区によっては残っています。

    夏至という端境期、
    この隙間から、人間を怖がらせる妖精たちが、
    別の世界に出てくる。

    焚火が、この妖精たちから子どもたちを守る。
    そう言われています。

    夏至を超えたとはいえ、花の時期は、まだまだこれから。
    しかし、確実にこの心地よさが短くなっていくのもよくわかります。

    今しかできないことを、大事にしたい。

    と言う訳で、
    「ハープのサマースクール」にアイルランドまで行ってきます。

    今度の投稿は、7月4週目になります。
    どうぞお楽しみに!

  •  昨年小さな苗で頂いたバルムエソステル(ヒマラヤ生まれ)。花がついた!

※ 今回、編集機能の調子が悪くて、読みにくかったと思います。どうぞお許しください。

 

 

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