すぎなの風(ノルウェー編)       ∼北欧の北極圏・トロムソから∼

北欧の中のノルウェー、
北極圏でも、
穏やかで住みやすいトロムソから
お届けいたします。

パレード中止の中、集う若者たち

2021-05-18 | ノルウェーのイベント

5月17日を「憲法記念日」と言わない

昨日5月17日は、
ノルウエーで最も盛り上がる「憲法記念日」。

でも、ノルウエー人は、この日を
「憲法記念日」とは言いません。

1814年、独自の憲法を作った日。
ノルウエー人の独立の意思を確認する日。
ノルウエー国家の日。
そして、子どもの日。

そこで、ノルウエー人は、
この日を「5月17日」と言います。
(これじゃ、この日を忘れようがないわ)。

そこで、ぜひ皆さんにも、
この響きで覚えていただけたらと思います。

17日は「søttende(ソッテンデ)
5月は、「mai(マイ)」

で、5月17日は、「ソッテンデ マイ」。

そして、この日は、皆こう言うのです。

「Hurra! (フッラァ!万歳!)」
「Hurra for settenda mai!」

当日のパレードは、できなくても

去年に続き、今年も
子どもたちのパレードは、中止。
インドからの変種ウィルスの拡大に備えて。

でも、先週こんな姿を見かけました。

 

通りゆく人たちと「Hurra!」「Hurra!」

我慢してきた若者は集っていた!

私たちは、お義父母さん、おばさん二人と
過ごしていたのですが、

ベランダからブナード姿の若者が見える!

「Hurra~!!!」「Hurra~!!!」「Hurra~!!!」

ちょっと街に行ってみようよ!と私。

すると、もう夕方5時だというのに、

いるわ、いるわ、若者でいっぱい!


右の赤いつなぎはRUSS,高校卒業前の今、ハチャメチャできるはずの子たち。

もちろん、若者はまだワクチンを打っていません。
でも、依然トロムソは落ち着いていて、
ここ数日、感染数「ゼロ」。

ブナード姿やおしゃれはしているけど、
ハチャメチャしているわけではない。

とにかく集いたいんだ。

こんな若者の姿に
「そりゃ、やるわな」と嬉しくなる。
よくこの一年、抑えてきたんだもの。

しかし、どーぞ感染者が出ませんように、
とも思いながら眺める私。

以前は、この国のこの日の盛り上がりに
ついていけない私でしたが、
今は心から祈ります。

躊躇うことなく、
思い切り盛り上がれる日が
早く来ますように。


義母の「17.mai ケーキ」、再現してみました。
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