リハビリ病院の本棚にあった池波正太郎の「鬼平犯科帳」1と「剣客商売」1-6までを読んで池波正太郎に興味を持ち鬼平犯科帳は24巻すべて購入してほとんど入院中に読んでしまいました。両シリーズとも墨田、台東、江東などの場所が舞台になっているので、一度その場所を見たいと思っていました。病院の行き帰りなどで時々鬼平情景と高札に出合うので調べてみました。
★ランドマーク「鬼平犯科帳ゆかりの高札」:「墨田区は、地域の観光資源を活かしたまち歩き観光を積極的に推進することで、区内回遊の促進を図っています。このたび、その一環として、区内の16 ヶ所に、「鬼平犯科帳」とのゆかりを紹介する高札を整備いたしました。
鬼平ファンの方はもちろん、鬼平のことを良く知らない方にとっても絶好の道標となっておりますので、すみだのまち歩きにぜひ御活用ください。」となっていました
すべての高札設置位置図はこちらから見られますhttps://www.city.sumida.lg.jp/bunka_kanko/annnai/hankatyou.files/settiiti.pdf
【 】の説明書きは墨田区のHPに書かれているものです。
まず先日も訪れましたが法恩寺から
【高札12】法恩寺(墨田区太平1-26-16)
太田道灌ゆかりの寺で、「本所桜屋敷」では平蔵と左馬之助が門前の茶店「ひしや」で20余年ぶりに旧交を温める場面に登場。「尻毛の長右衛門」は、この法恩寺から物語が始まります。
すぐ近くには
高杉銀平道場跡がありました。
【高札11】高杉銀平道場(墨田区太平1-25-4)
横川沿いの出村町にあった道場に平蔵が19歳のときに入門し、ここで生涯の友・岸井左馬之助に出会います。高杉先生から同時に目録を授けられ「竜虎」と呼ばれました。
左手の緑の木の所が法恩寺です。
ここから大横川に入って紅葉橋のわきには
【高札10】出村の桜屋敷(墨田区横川1-1)
平蔵と左馬之助は田坂直右衛門の孫娘・おふさに想いを寄せていました。横川を行く、おふさの嫁入り舟を平蔵と左馬之助が万感の思いで見送る場面は心に残ります。
ツタの茂っている建物は倉庫らしいですが、ツタに交じって藤がすでに花を付けていました。今年は藤の花も早く見ごろになりそうです。
これを北に向かうと業平橋です。
【高札7】業平橋(墨田区吾妻橋3-4)
「敵」の中で、大滝の五郎蔵が橋を渡ったところで尾行されていると感じ、すばやく西尾隠岐守下屋敷わきの木立に身を隠す場面で登場します。
西尾隠岐守下屋敷はこちら
【高札8】西尾隠岐守屋敷(墨田区業平1-13-7)
遠江国横須賀藩3万5千石の西尾家下屋敷がありました。周辺は穏やかな田園風景が広がる人気の行楽地。夜になると下屋敷は博奕場へと変わり、すねにきずを持つ者が身を隠す場所として作品に登場します。
少し離れたところに
【高札9】春慶寺(墨田区業平2-14-9)
平蔵の剣友、岸井左馬之助の寄宿先として多くの作品に登場します。なかでも「明神の次郎吉」は春慶寺が主な舞台になっており、寺域や押上周辺の当時の様子が描かれています。
春慶寺には岸井左馬之助役をした江守徹さんが石碑を立てています。
春慶寺に墓がある有名人?四世鶴屋南北の墓
高札の残りはまた日を改めて回ってみます。
この日回ったところは、いずれも東京スカイツリーの足元になっています。業平橋の下から撮ったツリーです。
出かけると時は晴れていましたが、曇ってきてしまいました。
出かけに錦糸公園で八重桜を撮りました。
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