天女さんちは今年築143年の古民家
福井県では過去最高の豪雪だった38豪雪や56豪雪に耐えた歴戦のつわものです。
その時、屋根雪下ろしをしたのは積雪が2mを越えていたのですが、
20年ほど前からシロアリにかなりのダメージを被っているので、
最近はご近所さんに合わせて屋根雪下ろしをするようにしています。
今年の雪は一気に積もるという事はなかったので、雪止めから先の雪はほぼ滑り落ちていますが、
天女さんちは日当たりが悪く、特に北側の屋根は全く太陽が当たらないので
降った雪は全部積もっている感じで積雪は1.5m位。
小屋のトタン屋根は落雪した雪でつながってしまいました。
天気予報は明日も若干の積雪がある予報ですが、その後は一気に気温が上がる予報なので
今年は屋根雪下ろしをせずに済んだと思っていたのですが、
ご近所さんが屋根雪下しを始めたので、錆鉄人も運動不足解消を兼ねてする事にしました。
屋根の雪は30cm以上残します。
あまり瓦近くまで除雪すると滑りやすくなって危険だからです。
北側の下屋の雪下ろしをしてから、大屋根に上ります。
梯子は槍ヶ岳の頂上に上るハシゴ並みの急角度なので、ひっくり返らないようにハシゴに身体を寄せて上がりますが
ハシゴから屋根に上がる時が一番危険です。
オーバーハングした雪をスコップで突いて落とし(もろに頭の上に落ちてきます)
それから梯子に立ったまま屋根の上に重心を置いて屋根の上の雪を落として乗り移るスペースを作ります。
ハシゴから屋根に乗り移る時が一番危ないのです。
まずは両手をフリーにするためにスコップを雪に差し込み、
続いて両手を屋根の上のほうの雪に突っ込みクサビにして体を乗り移します。
乗り移っても狭いスペースなので、慎重に周囲の雪を投げ落として広げ
スタンスが決まったら空中殺法で除雪します。
空中殺法とは、投げた雪が落ちないうちに次の雪を投げ捨てる事です。
(屋根の半分位しか落としません)
人が屋根雪下ろしをしている様子を見ると
まずはスコップですくう雪の量を決めるために縦に2~3回スコップを差し込み
次にその雪をすくって、投げる方向とは逆の屋根方向にに持って行って反動をつけて投げ落とします。
しかもすぐに疲れるのか休憩してばかり・・・
ターミネーターはスコップを差し込んでは投げ差し込んでは投げ・・・
休憩なしで屋根雪下ろしをするので、普通の人の5人分位はやってしまいます。
下の様子
gooブログで初めて動画をアップしてみました!
屋根雪下し
蔵は屋根のオーバーハングが少ないので羽口が折れる心配がない事もあり、今年はやらないことにしました。
という事で、今夜のビールが美味しい事!
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