きっかけはTV放送で偶然<第2章>を見てしまった事(しかも途中から)。
それまでは予告編とかで「あ~あ、また安っぽい邦画のSFか~」ぐらいにしか思ってなくて、あのハットリくんの仮面をかぶって「ケ~ン~ヂ~く~ん」がみょう~に気になってた程度だった。
それでそのTV放送された<第2章>もまあほとんど訳が分からなかったので、「ふ~ん」ぐらいだったんだけど、その後ネットでレビューとかを読んでると、どうも浦沢直樹の原作方が断然面白いということが分かってきた。
俄然原作が読みたくなった。
昭和のノスタルジーをふんだんに盛り込んだ主人公達の少年時代と、“ともだち”によって支配された未来の世界を、縦横にクロスさせるストーリーの巧みさと、ケンヂやオッチョなど丁寧に描かれる深みある魅力的なキャラクター達。
これは凄い漫画があったんだと、感激してしまった。
コミックスの6巻ぐらいまで読んだ頃に、映画の第1作目をレンタルで観る。
原作同様ノスタルジーを掻き立てる少年時代の心地よさと、忠実に原作のストーリーをなぞる展開と、普通に面白かった。
しかしなんとこの映画は致命的なミスを犯していた。
最大の謎である“ともだち”の正体が、仮面はかぶっているがそれ以外の体型やらしゃべり方で丸分かりだった。
わっちゃ~である。
まあ正体が分かっても、16巻を読んだ今でもほとんど隠された謎は解明されておらず、ラストも予想できないので、それほどの問題ではなかったのだが。
にしてもあの俳優だったらばればれでしょうがぁ(^^;)
ある意味そんなことはもうどうでもよく、いかにシャッフルされた細切れのストーリーが繋がっていくのかだけが、一番の関心事であり、ラストで訪れるであろうカタルシスだけが、読み続けていく糧となっている。実に面白い!
ただ原作はもう何年も前に連載されていたので、結末を知る者がいつ自分の前に現われて、こころなく内容をばらされてしまうかが心配だ。
とりあえず今身近に二人いることは確認されており、今公開中の<最終章>について、話している声が聞こえてきてしまうという危険な状態なのだ。
当然自分がコミックを読んでることはおろか、まったく興味がない振りをしているのだが、いつどこでばらされてしまうのか、やはり心配だ。
はやく、はやく続きを読まなくては・・・。
でもコミックも何冊も買うと、けっこうするんだよねえ、ハハハ(^^;)
シリーズの出来としては、いろんな方のレビューを見ると、最終章は評判いいみたいですよ。
それでも私はやっぱり断然漫画の方をオススメします。
残念ながら未だコンプリートできてないんですけど、もうどう終わらせるつもり?ってこの一点で、読むのを止めることが出来ない状態です(^^;)
まさしく24を途中で見るのを止めるようなもんですね。
漫画はもっと、おもしろいでしょうね。想像がつきます。 [E:apple]
「のだめカンタービレ」の時も、すぐに全巻買っちゃったり、
TVに凄く影響されやすい自分です(^^;)
っていうか、今TVドラマとか映画とか、原作が漫画ってのがいっぱいですよねえ。
漫画世代の人が、今ちょうど製作に絡んできてたりするからなんでしょうか。
「ドラゴンボール」なんて見てないですけど、ちょっと無理があるんじゃないですかね(笑)
アニメで十分だと思うんですけど。
映画はテレビ放映で観ましたけど、漫画面白そうですね。