三太郎一家・福猫はどの子!PART7(完結編)

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私が経験した抗がん剤の副作用 7

2024-10-24 12:17:15 | 私の病気(胃癌)について

去年の今頃。どんな精神状態であったか。振り返るとゾッとします。抗がん剤治療を始めるための入院が11月1日だったので、掃除と断捨離に没頭していました。

余命半年宣告。抗がん剤治療受ければ、余命は1年延長と思い込んでいたので、死ぬ覚悟はできていました。その準備に集中していて、まぁ〜物を捨てましたね。古い手紙、写真、仕事の資料、本、服、バッグ類。古い物だけではなく「来年の冬は生きてないから〜痩せてしまったから〜」と、まだ着れる物まで捨ててしまい、今、困ってます。

体重は戻っているし、死なないし。やれやれです。

凄く元気です。脳も体力も普通に戻りました。10月1日の抗がん剤投与の日に、眠け怠さの原因だと思われる、吐き気止めのステロイドを、これまでの半分の量に減らしてもらったからだと思います。

眠気と怠さは、行動を止めてしまいます。やる気が出ないのです。横になれば、その時は楽ですが回復はしません。複数の抗がん剤を点滴で長い時間を掛けて入れます。入れると、しばらく体内に残るので副作用が続きます。でも、ある日、突然に「薬が切れた!」の感覚を感じます。そこから徐々に元気が出てきて、行動範囲が広がっていくのです。

実はステロイドの量を減らしたのは2回目です。もう眠気と怠さが辛くて辛くて、治療を始めてすぐの時期に、先生にお願いしたのです。最初の減薬が半分で、今回も半分とすれば、最初の量は、どれだけ多かった事でしょうか。2回も薬減らして吐き気がきたら、どうしようかと思ってはいたのですが、全然きませんでした。どんだけ丈夫な身体でしょうか。

次回の抗がん剤は11月8日。あと11日も快適な暮らしができる。行動しまくりです。身体が動く!脳が働く!テレビ見て笑える!気分がウキウキしてる!ご飯が美味しい!幸せを感じる!猫が可愛い!生きていたい!

そうなのです。2回目の減薬前までは、上に書いた事が全てが反対でした。

初めてです。電車のホームに居た時に「死んだら楽になるのかな」と、思いました。私は死にたいと思った事はありません。一度も無いのです。あと、猫が可愛いと思えなくなったら終わりです。私の活動は。

「これはヤバイ!!!」と思い、ステロイドを減らしてもらったのです。まぁ〜全てが抗がん剤のせいとは言いませんが、1年に及ぶ治療の疲れが、出たのだと思います。先生へのお願いは、早め早めの対策でした。これからどうするかは、次の抗がん剤を受けた後に考えます。癌の事は1日に10分以上は考えない!と決めています。

「健康な人ほど、抗がん剤の効果が出て、副作用は少ない」が、がん治療の常識みたいです。

今の私がすべき事は、今以上に筋力、体力、予備能力を上げる。

そして非常時に備えて、万全の対策を行う。日々を充実させる。

(大変な努力が必要。生きる事は大変なこと)

今日はスラスラ書けました。嬉しいです。あと5年、生き延びてみせます。

(かなり大変ですけど)

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