三太郎一家・福猫はどの子!PART7(完結編)

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悲しみを抱えて生きること/王子のこと

2023-02-17 12:32:30 | 私の地域猫活動は終わり!

更新が途切れております。書きたいことは沢山あって、下書きには入っているのですが、

完成しないのです。ブログ更新してないのに時々、多くの閲覧数があります。

誰かが読みに来てくれている。書かなければと思い、きょうは書きます。

多分、書けないのは、多くの悲しみを抱えて生きているから。

悲しいの感情との付き合いは難しいですね。

消えないし、消したくないし、言っても仕方ないし。

 

保護猫カフェを運営していた場所は3年契約でした。

1年目はシェルターとして譲渡会を開催し、

残り2年は、保護猫カフェとして運営していました。

この3年間で、数えきれない猫を保護しました。子猫も捨て猫も地域猫も。

バンバン譲渡しながらでも、最後残った猫の数は180匹。息つく暇のない活動でした。

行き倒れの猫や、年とった地域猫の保護と看取りには満足感があり、

死んでも悲しみよりは、「あー良かった」と思えるのですが、

子猫の死は辛かったです。今でも、その辛さを引きずっております。

この4年、保護猫カフェ時代の写真は見ていませんでした。見ると、

「この子も死んだ。この子も死んだ。この子も、この子も。」と浮かぶのです。

もちろん死んだ猫より、譲渡して幸せになった猫の数は多いのですが。

猫が好きで保護活動を行う。その数が増えれば増えるほど悲しい経験が増えていく。

辛い活動です。先日やっと、保護猫カフェ時代のアルバムを開けました。

猫太郎さんの撮影(写真の写真なので画面が粗いです)

 

名前を書いた猫は、今は私の猫のお墓で眠っています。

王子はカフェ運営時期にボランティアに盗まれ、訴訟を起こして取り戻した猫です。

死にかけていた小さな乳猫で保護。何日か徹夜でミルクをあげて、

やっと育ったときには虚弱体質だと分かり、自分の飼い猫としました。

我が子のように可愛がっていた子です。

ミルクから育てた猫は穏やかで愛らしい。それを盗まれたのです。

アルバム開けた先日とは2月14日。記念日でした。

2017年、裁判所の判決を無視して王子を返還しなかった

元ボランテイアの家に、強制執行をおこなった日です。忘れもしない寒い日。でも晴天でした。

私は執行される前に、元ボランティアの家を何度も張り込みました。

本人が、そこに住んでいるかどうかの確認のためです。

盗んでから2度も、引越ししていたのです。

意地でした。「絶対に許さない!」という気持ちでした。

張り込みして何日かめに、本人が家から出てきた時には飛びかかりそうでした。

でもグッと我慢して、執行日を待ちました。強制執行ってすごいですよ。

裁判所の職員、鍵屋さん、猫を捕まえる人。作業を補助する人

(猫に慣れている人をわざわざ選んだとのこと)そして私の代理人。

朝の9時。盗んだ本人は不在のため、鍵屋さんが鍵を開けて、皆様が家の中に入り、

王子を探しキャリーバッグに入れる。私が王子を確認して終わりです。

他にも猫が何匹かいるとのことで、犬の鳴き声もしていました。

しかし猫1匹に、大変なお金と時間を使いました。あと気力も。

5月に盗まれて、その年末にはカフェを閉店して、カフェに残っていた80匹を

引っ越しさせての年越し。その後の2月です。

2016、17年は激動の時間が流れていた時期です。

体力的にも精神的にも、本当にキツかったです。

王子を取り戻した時の写真です↓保護してタクシー飛ばして病院に行き撮影。

すぐにFacebookにあげました。支援者の方々に喜んでもらうためにです。

この時期は3つブログを書いておりましたが、Facebookにだけに、

この写真を載せていました。

パソコンは何度も壊れているので、元の写真もなかったのです。懐かしい。

私は眠れない日々が続いていたので、疲れきってます。

王子は可愛い、お顔してます。本当に懐かしい。2月に取り戻した王子は

10月に心不全で亡くなりました。4歳です。死因は生まれつきの心臓の奇形。

運命は決まっていたのです。取り戻せて良かった。戻ってこなかったら、

一生、私が苦しむところでした。盗んだ人間は、それが目的だったのでしょう。

カフェ時代の写真をあげておきます。

王子、王子。お母さんの王子。

可愛い子でした。

王子!待っててね!もうすぐ行くからね。後10年後かな。

まってますよ!

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