店主敬白(悪魔の囁き)

栄進大飯店の店主さがみやがおくる日々の悪魔の囁き。競馬予想や文学・音楽・仕事のグチやちくりまでいろいろ。

本の本

2011-02-16 21:44:48 | 小説・読んだ本
 斉藤美奈子さんの書評本である。
 
 おいらが今、読んでいて「ハハハッ、そうだよな~」と笑いながら賛同してしまうとか、「そのとうりっ!」とおいらが思っているそれをなかなか言葉にできずにいたモヤモヤを解消してくれたと思う評論家といえば、この人と、宝塚評論家でもある荷宮和子さんのことである。
 まあ、後日荷宮さんのことはとりあげるとして、斉藤美奈子氏のこの本・・・。
 まず分厚い。(しかも2800円は高いんだけどね)
 なんか「さわやかすっきり、アナタの苦労したオサレなインテリアを壊さないような(まあそんなもんはおいらにないけど、なんてったって布団カバーがアレだし)穏やかな色調のカバー」をはずしてみると・・・げげげ。表紙本体は黒と金だ。
 ジョンプレイヤーズスペシャルか虎屋の羊羹の箱か・・・。
 でも内容も、黒と金だ。いい意味で。
 黒は渋くて鋭い見識、そして金は「ネットのせいで一億総評論家と言われているけど、その中にあって、なお輝くプロの味わい」なのだ。
 この不景気、できれば文庫で出して欲しかったけれど・・・。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿