岐阜のある病院の医師の方が、
7月1日、当ブログ記事「くも膜下出血発症時の症状 アンケート結果」で
書いたグラフを開業医向けの勉強会で使って、
激痛で始まらないくも膜下出血も多くあることを発表して下さったとのこと。
この医師もご自身で、激しい痛みではなく、
救急車来院でないくも膜下出血患者を、何人も経験したとメールで書いて下さった。
少しでも多くの方、医師だけでなく一般の方に、
くも膜下出血の発症時の症状は知ってもらいたいと思います。
くも膜下出血は大部分が脳の周りの太い動脈に出来た脳動脈瘤が破裂して出血するわけですが、
出血は最初からよほどひどいものでなければ、いったん止まるわけです。(鼻血が自然に止まるように)
でも、止まってもその部分がとても弱くなっていますから、
また、出血する可能性は非常に高くなります。
だから、もう出血が起きないようにクリップで瘤の根元を挟んだり、コイルで瘤の中を埋めてしまうわけです。
出血が起きたら、まずその出血を最小限にする。これはそっと動かないで安静にすることです。
外傷でなく、頭の中の出血ですから、包帯を巻くわけにもいかず、そっとして止まるのを待つしかないわけです。
アンケートでもありましたが、激痛でなかった人でも、発症時はみなはっきりと感じています。
それは、皆さん言葉で書くのは難しいと言っていますが、
パシッ、グキッ、ジワーッ、ズンッ、ツーン等という頭や身体に感じる瞬間的変化です。
目や耳がなんかおかしいという感じを持つことも多いようです。
そして、ごく普通に話が出来ることも多いのです。
でも、その変な感じはすぐには治りません。
脳脊髄液中に出血があったため脳圧が上がって脳に刺激があるためです。
この最初の出血で、くも膜下出血を疑って安静を保ち、救急車で脳外科手術の出来る病院に運べば、
助かる可能性はうんと高まります。脳へのダメージを最小限にとどめることが何より大切です。
くも膜下出血〓ハンマーで殴られたような激痛、失神 などと思いこんでいると
せっかく、助かる命をなくしてしまうことにもなりかねません。
そうです!ここまでの判断や処置は医師でなく、本人又は周りに居合わせた人がしなければならないのです。
病院に着いてからは医師の腕にかかってきます。
しかし、どんなに名医でも病院に着いたときの状態が悪ければ、どうしようもないということは言えます。
脳卒中という言葉を聞くとバタッと倒れてしまうようなイメージを持つ人は多いと思います。
くも膜下出血は特にハンマーで殴られたような痛みと言われると、
「ウワーッ」「ギャーッ」「ウウッ」と言ってバタッと倒れるとかうずくまって失神するなんてイメージですよね!
でも、多くはそうではないのです。
脳卒中はどの程度、脳にダメージがあるかによって、命をそして後遺症を左右するわけです。
手術技法がいくら進歩しても、一人一人が最初の発症を知って,
いい状態で病院にたどり着かない限り、
その進歩した手術技法も生きません。
こんなブログも
赤ずきんの一人旅 「お母さん」'07.7.22
7月1日、当ブログ記事「くも膜下出血発症時の症状 アンケート結果」で
書いたグラフを開業医向けの勉強会で使って、
激痛で始まらないくも膜下出血も多くあることを発表して下さったとのこと。
この医師もご自身で、激しい痛みではなく、
救急車来院でないくも膜下出血患者を、何人も経験したとメールで書いて下さった。
少しでも多くの方、医師だけでなく一般の方に、
くも膜下出血の発症時の症状は知ってもらいたいと思います。
くも膜下出血は大部分が脳の周りの太い動脈に出来た脳動脈瘤が破裂して出血するわけですが、
出血は最初からよほどひどいものでなければ、いったん止まるわけです。(鼻血が自然に止まるように)
でも、止まってもその部分がとても弱くなっていますから、
また、出血する可能性は非常に高くなります。
だから、もう出血が起きないようにクリップで瘤の根元を挟んだり、コイルで瘤の中を埋めてしまうわけです。
出血が起きたら、まずその出血を最小限にする。これはそっと動かないで安静にすることです。
外傷でなく、頭の中の出血ですから、包帯を巻くわけにもいかず、そっとして止まるのを待つしかないわけです。
アンケートでもありましたが、激痛でなかった人でも、発症時はみなはっきりと感じています。
それは、皆さん言葉で書くのは難しいと言っていますが、
パシッ、グキッ、ジワーッ、ズンッ、ツーン等という頭や身体に感じる瞬間的変化です。
目や耳がなんかおかしいという感じを持つことも多いようです。
そして、ごく普通に話が出来ることも多いのです。
でも、その変な感じはすぐには治りません。
脳脊髄液中に出血があったため脳圧が上がって脳に刺激があるためです。
この最初の出血で、くも膜下出血を疑って安静を保ち、救急車で脳外科手術の出来る病院に運べば、
助かる可能性はうんと高まります。脳へのダメージを最小限にとどめることが何より大切です。
くも膜下出血〓ハンマーで殴られたような激痛、失神 などと思いこんでいると
せっかく、助かる命をなくしてしまうことにもなりかねません。
そうです!ここまでの判断や処置は医師でなく、本人又は周りに居合わせた人がしなければならないのです。
病院に着いてからは医師の腕にかかってきます。
しかし、どんなに名医でも病院に着いたときの状態が悪ければ、どうしようもないということは言えます。
脳卒中という言葉を聞くとバタッと倒れてしまうようなイメージを持つ人は多いと思います。
くも膜下出血は特にハンマーで殴られたような痛みと言われると、
「ウワーッ」「ギャーッ」「ウウッ」と言ってバタッと倒れるとかうずくまって失神するなんてイメージですよね!
でも、多くはそうではないのです。
脳卒中はどの程度、脳にダメージがあるかによって、命をそして後遺症を左右するわけです。
手術技法がいくら進歩しても、一人一人が最初の発症を知って,
いい状態で病院にたどり着かない限り、
その進歩した手術技法も生きません。
こんなブログも
赤ずきんの一人旅 「お母さん」'07.7.22
皆様毎日暑い中いかがお過ごしでしょうか?
まさしく、まさしくこの記事がすべてだと思います。
僕も発症時には妙に冷静だったのを覚えてます。
発症時に頭の中が火事のように熱くなって近くにあったやかんの水をかぶりました。
その後熱さもなくなりやはり脳卒中?とおもいつつ両手をニギニギしてみたらニギニギできました♪
えっじゃあ違う病気?とかいろいろ考えてました。
でもやはり動かなかったことがよかったのかもしれません。
「お母さん」のブログ、よませていただきました。
ご冥福をお祈りします。
ふだん健康な方にいかにこの初期症状を知っていただく事が大切か痛感しています。
皆様、この暑い中水分補給を忘れず血液サラサラで元気にお過ごしください。
保険証がハンドバッグの中にあるとか、
どこの病院がいいかなど、とても冷静に話して覚えています。
でも病院に着いたところで記憶は消えています。
病院で何か処置されたのかと思ったら、
家族が駆けつけたときも普通に
「くも膜下出血なんだってさ」と言ったそうです。
そんなこと言ったなんてどうしても思い出せないのです。
それから4~5日記憶がありません。
一定期間の記憶喪失ってあるんだとこの病気で始めて知りました。
脳って不思議ね!
実は先日救急車で病院に運ばれました。朝方トイレに行った際、急激なめまい、気分の悪さ、息苦しさ、手足のしびれで動けなくなりました。CTの結果脳出血もなく、点滴を打ってもらって帰りました。落ち着いてから近所の内科で診て貰った所、更年期障害でしょう、との事でした。でも、クモ膜下出血の始まりと似ていたのでビックリしました。更年期障害の症状(発作)も突然有るようです。初めてのことだったので、焦りました。
皆様もお気をつけ下さいませ
お互い無理をしないよう、猛暑を乗り切りましょうね
それはきっと、PTSD(心的後遺症)なんだと思います。
私も、数年前の大晦日(元旦)
夜中にトイレに行って、脳貧血(後で思うとそうだったと思う)をおこし、
突然スーッと気分が悪くなり
これはまた脳か、今度は心臓かと思ったら、
過呼吸になって、手足が痺れて倒れてしまって、
救急車で運ばれたことがあります。
雪の降った寒い大晦日でした。
暑いときや寒いときは要注意ね!
気をつけましょう!
これからは元気でも過信せず自重しま~す{
とても気分がスッキリしました。やっぱりお話してみてよかったぁ
ありがとうございました
・自分の場合も、すこし頭が痛い、かぜかなというほどの軽い頭痛でした。
・先週、今通っている病院でCTの検査をし、問題なかったのですが、先生から、カテテールの検査をしたほうが良いと言われました。CTで問題が無いのに、カテテール検査は必要なのでしょうか?
くも膜下出血、無事社会復帰おめでとうございます。
もしよければ、ぼくどらえもんさんも発症時の症状を
もう少し、詳しく書いていただけますか?
どんな時、どんな感じで起きたか、痛みはどんな感じだったとかなど…
ぼくどらえもんさんは、コイル塞栓術だったのでしょうか?
クリッピングでなくコイル塞栓だとMRIでは光ってよく見えないとかで、
カテーテル検査をすることも多いようですよ!
昨年の6/5午後3時ごろに、北海道へ出張中に会社のトイレで倒れました。5月GW明けから、出張したのですが、業務が忙しく、また酒、さけばかり飲んでおり、また降圧剤もあまり飲んでいません。
倒れる1週間前から、すこし頭が痛く、でも風邪かなという感じで軽い痛さでした。バットで殴られたような激痛ではなかったです。気分が悪くなり、トイレで吐こうと思い、大の便器で吐いていたのですが、ピチット 血管が破裂したような感じがあり、すぐに卒倒しました。倒れる10秒ほど「助けてくれ」と叫びました。
運が良かったことに、会社の人に発見してもらい、
救急車で、札幌の大きな病院へ運んで頂きました。
・解離性脳動脈瘤破裂で、2箇所クリッピングをしています。後遺症で、水頭症とテルソン症候群(目が見えなくなる)でしたが、先生たちのおかげで、会社へ戻ることが出来ました。
・半年程、入院していましたが、満員電車に乗り、会社へ行きたいなとばかり考えていました。
・今では、くも膜下出血をして、よかったなと思います。家族のありがたさ、会社のありがたさ、健康でいることのありがたさが、つくづく気づくことが出来ました。
そうです。病気って悪いことばかりじゃないですね!
私も、くも膜下出血になったおかげで、色々なことを学んだし、
いろいろな人と巡り会うことが出来ました。