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「スーパーロボット レッドバロン」
脚本 上原正三、藤川桂介ほか
以前取り上げた「アイアンキング」を最終回まで見終わったので、同じ製作会社のこの作品を見始めました。
兄の遺したロボット、レッドバロンを駆使して、地球制服を狙う鉄面党と闘う主人公と正義のチームSSIの活躍を描く、勧善懲悪巨大ロボットものです。かのマジンガーZと同時期で、企画はこちらの方が早かったとのこと。いずれにしても、パイロットが乗り込んで直接操縦するタイプの最も早い時期の作品にあたります。
主人公の顔がちょっと残念過ぎるのがマイナスなんですが、話は面白い。
大きな特徴として、よくある「ヒーローが戦っている時に、他の人はボーッと見てるだけ」というのがありません。レッドバロンが敵ロボットと戦っている時は、他のSSIのメンバーは鉄面党の戦闘員と戦闘を繰り広げています。アクション主体で活劇調のドラマなので、結構普通に楽しめますね。
主人公は見た目が…な代わりに、紅一点の女性隊員は美人です。あと、一人イケメンも居ます(何故こっちが主人公じゃないのか不思議)。70年代青春ドラマでよく見た覚えのある穂積ぺぺさんも隊員役で出ています。
気楽に楽しめる、70年代特撮の佳作と思います。