娘が小さい頃、よく、手を繋いで一緒に散歩したものでした。
1、2歳の頃は、まだ小さすぎて普通に手を繋げないので、僕が人差し指一本を差し出すと、それを娘は、小さな手で力一杯ギュッと握りしめていました。
指一本をやっと握れる程度の大きさしかない娘の手が、たまらなくいとおしく、また、こんなに小さくても、ちゃんと「手」であることが、とても不思議な感じがして、いつまでもそのままで居たいと思ったものでした。
成長するにつれ、娘が握る僕の指の数が、一本から二本、三本と増えて行き、やっと普通に握手できるようになった頃には、もう、あまり手を繋いでは貰えなくなりました…。
今日は、娘の10回目のひな祭りです。親のことはほったらかしで、お友達の家に行って、自分達で持ち寄ったお菓子でパーティをするのだそうです。
このまま、のびのび健やかに育ってほしい。
親としての、唯一の願いです。
1、2歳の頃は、まだ小さすぎて普通に手を繋げないので、僕が人差し指一本を差し出すと、それを娘は、小さな手で力一杯ギュッと握りしめていました。
指一本をやっと握れる程度の大きさしかない娘の手が、たまらなくいとおしく、また、こんなに小さくても、ちゃんと「手」であることが、とても不思議な感じがして、いつまでもそのままで居たいと思ったものでした。
成長するにつれ、娘が握る僕の指の数が、一本から二本、三本と増えて行き、やっと普通に握手できるようになった頃には、もう、あまり手を繋いでは貰えなくなりました…。
今日は、娘の10回目のひな祭りです。親のことはほったらかしで、お友達の家に行って、自分達で持ち寄ったお菓子でパーティをするのだそうです。
このまま、のびのび健やかに育ってほしい。
親としての、唯一の願いです。