複雑な気持ち

　亡くなった方の葬儀が今日行われ、僕は引き継ぎの準備もあるので行けなかったのですが、参列する方に香典を預けて、持って行っていただきました。その方が戻ってきていただいた会葬御礼に、ご主人の名前と並んでお子さん方の名前が書かれていて、涙が出そうでした。

　さて、遅々とした歩みながらも、引き継ぎ関係書類作成を進めています。誰に引き継ぐか、後任も決まりました。結局、異動してくる人に全部そのまま譲り渡すことになります。６月にすぐ大仕事が待っているのですが、それは係長曰く「きちんと引き継いで、支障の無いようにしてください」とのこと。係総出で１週間くらいかかる仕事ですよ。「それはきちんと体制を敷く」。そう願います。

　新しい事務の担当表をもらいましたが、僕が今までさんざん言ってきた「各担当間の負担の均衡化」は、置き去りにされています。僕が昨年度やっていた仕事の一部が、今年度は他の人に行ったのですが、その仕事、僕は一人でやっていたのが二人体制になったにも関わらず、精神的な負担の大きさに二人とも音を上げました。仕事量そのものは、僕がやっていた時期の方が３倍くらいあるんですが。

　僕の言っていたことが少しは分かったかと思いきや、係長の口ぶりでは、結局「もうちょっと、きちんとやってもらわないと困る」ということのようです。ああ、そうですか。「誰かがやらなければいけないんだから」。じゃあ、あんたがやれ。内心で、そう毒づきました。

　ここは、仕事そのものは嫌いではありませんでしたが、決して仕事を気持ちよくできる職場ではありませんでした。

　３年目までは息が詰まりそうでした。今年度、新しい所長が来てから改善した部分はありますが、貧乏くじをひかされた気持ちが、最後まで消えませんでした。

　明日は係の送別会です。

　妻と娘の夕食を準備しておかないといけないので、さっき、鍋を仕込みました。温め直せば、すぐに食べられます。

　せめて、おいしくお酒を飲みたいものです。