新・さひょ君のらくがき帳

僕と妻と娘、3人の日常と僕の趣味を書いたブログです。

家族の立場

2013-05-09 08:00:53 | メンタルヘルス
娘は、熱のせいでもう4日間お風呂に入っていません。身体は妻が拭いてあげてますが、昨夜、髪の毛が放置されていたことに気付きました。

そこで、洗面所で妻がシャンプーしてあげたのですが、すぐに娘の大きな声が聞こえてきました。

「お母さん、痛い、痛い、力を入れすぎ」

ああ、またか…。

こういう時に僕がうかつに注意すると、「折角洗っているのに。こうしないと汚れが落ちない」と言われてこちらが怒られるだけ。下手をすれば、夫婦ゲンカです。

内心ハラハラしながら、「娘が泣いたら割って入ろう」と様子を伺っていたら、「ひどい。あんなに強く力入れて洗う人はお母さんだけだよ」とギャアギャア文句を言いながらも、洗い終えました。

「アスペルガーの人は、他人の気持ちが分からない。」「的確な状況判断ができない」と言われることの実例です。

妻は娘の頭を綺麗にすることに集中していて、娘が痛がっていることは全く意識にないのです。娘が悲鳴をあげても無視します。決して悪気ではなく。

丁度、昼間妻と娘が寝ている時に読んだ、この本のことが頭に浮かびました。



「旦那さんはアスペルガー うちのパパってなんかヘン!?」
野波ツナ 著

この前紹介した本の続刊です。

著者の夫アキラさんはアスペルガー症候群。決して悪気ではなく、娘や息子の気持ちを傷つけたり、家族や周りの人間を翻弄したりします。

アキラさんの借金問題を期に、結局、この夫婦は別居します。子どもたちは著者が引き取ったので、アキラさんは、一人っきりになってしまいます。

僕には、身につまされる話でした。著者の判断を責める気にはなりません。

今日、出勤したら、昨日すっぽかした会議のことで上司にお詫びと釈明をする必要があります。こうした経験は初めてではありませんが、普段「家のことでは遠慮せずに休んでいいからね」などと言ってくれてるのが、単なる建て前なのか本気なのかが、今日、分かります。正直言って、こわいです。普段いいことを言ってくれてる上司が、一変して「甘えてる。家庭のことを職場に持ち込むな」となったのは、過去、一度や二度ではありません。どこの職場でも、ハンデを抱えた人間を抱える余裕は無いのです。

妻の調子が悪そうなので、本当は出勤したくないのですが、上司とも、きちんと話しておく必要があります。

妻とは「午後からは帰宅する」と約束しました。

さて、行ってきます。



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2 コメント

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Unknown (゚・*:.。*ルミ*..゚*・')
2013-05-09 15:08:38
「アスペルガーの人は、他人の気持ちが分 からない。」「的確な状況判断ができない」
ではなくて、他人の気持ちが分かるのに時間がかかる。
的確な状況判断ができるように支援が必要だと思います。
大変ですけど、お互い頑張りましょう。
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Unknown (さひょ君)
2013-05-09 17:32:55
>゚・*:.。*ルミ*..゚*・'さん、いつもコメントありがとうございます。

そうですね。

支援が必要です。

本人にも周囲にも。

今、ちょっと一杯一杯です。

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